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教皇の意向:子を失った親 (11月)

四旬節第三水曜日(3月10)

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わたしが教える掟と法を忠実に行いなさい

申命記4:1
集会祈願

🌸 第一朗読 (申命記4:1、5-9)

申命記

 〔モーセは民に言った。〕1イスラエルよ。今、わたしが教える掟と法を忠実に行いなさい。そうすればあなたたちは命を得、あなたたちの先祖の神、主が与えられる土地に入って、それを得ることができるであろう。
 5見よ、わたしがわたしの神、主から命じられたとおり、あなたたちに掟と法を教えたのは、あなたたちがこれから入って行って得る土地でそれを行うためである。 6あなたたちはそれを忠実に守りなさい。そうすれば、諸国の民にあなたたちの知恵と良識が示され、彼らがこれらすべての掟を聞くとき、「この大いなる国民は確かに知恵があり、賢明な民である」と言うであろう。 7いつ呼び求めても、近くにおられる我々の神、主のような神を持つ大いなる国民がどこにあるだろうか。 8またわたしが今日あなたたちに授けるこのすべての律法のように、正しい掟と法を持つ大いなる国民がどこにいるだろうか。
 9ただひたすら注意してあなた自身に十分気をつけ、目で見たことを忘れず、生涯心から離すことなく、子や孫たちにも語り伝えなさい。

🌸 答唱詩編 詩編147 典135①⑤

アレルヤ唱 典263⑫

🌸 福音朗読 (マタイ5:17-19)

マタイによる福音

 17「わたしが来たのは律法や預言者を廃止するためだ、と思ってはならない。廃止するためではなく、完成するためである。 18はっきり言っておく。すべてのことが実現し、天地が消えうせるまで、律法の文字から一点一画も消え去ることはない。 19だから、これらの最も小さな掟を一つでも破り、そうするようにと人に教える者は、天の国で最も小さい者と呼ばれる。しかし、それを守り、そうするように教える者は、天の国で大いなる者と呼ばれる。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 「わたしが来たのは律法や預言者を廃止するためだ、と思ってはならない。廃止するためではなく、完成するためである」「律法と預言者」これは、広義では、旧約聖書全体を指す言葉で、福音書だけでなく、パウロの手紙でもよく使われる。旧約聖書は、イエスが度々引用されたり、引き合いに出されたりするが、いつの間にか、新約によって乗り越えられた、使命を果たした、と思い込む危険がある。実際、教会の歴史の中で、旧約聖書は不要だと、それを否定した神学者(マルキオン)がいたが、教会からは異端として退けられた。
 旧約聖書は、教会の大きな霊的財産として今日に至るまで、大事にされてきた。「教会の祈り」はじめ、教会で唱える祈り、たとえば、詩編、賛歌など、多くの祈りは旧約聖書から取られたもので、それがなければ、実に貧しいものになってしまう。
 イエスは、特に、マタイ福音書で、「昔の人々」と対比してご自分の考えを打ち出されるが、それは決して、「律法」そのものを否定するものではなく、むしろ、その掟の中に脈々と流れている神のご意志、すなわち、「愛せよ」を掘り起こし、掟の文字に縛られないように、という警告である。
 「律法の文字から一点一画も消え去ることはない」は大げさに聞こえるが、その愛を盛り込んだ掟を一つとして軽んじてはならない、という思いからくる言葉ではないか。イエスは、教えにおいでだけでなく、その実行において、それが目指す愛を生き抜くことによって、「律法と預言者」を完成されたことをあらためて悟る恵みを祈ろう。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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