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教皇の意向:希望の巡礼者 (12月)

復活節第六火曜日(5/24)

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弁護者をあなたがたのところに送る

ヨハネ16:7
集会祈願

🌸 第一朗読 (使徒言行録16.22-34)

 22〔その日、フィリピの町の群衆も一緒になってパウロとシラス〕を責め立てたので、高官たちは二人の衣服をはぎ取り、「鞭で打て」と命じた。 23そして、何度も鞭で打ってから二人を牢に投げ込み、看守に厳重に見張るように命じた。 24この命令を受けた看守は、二人をいちばん奥の牢に入れて、足には木の足枷をはめておいた。
25真夜中ごろ、パウロとシラスが賛美の歌をうたって神に祈っていると、ほかの囚人たちはこれに聞き入っていた。 26突然、大地震が起こり、牢の土台が揺れ動いた。たちまち牢の戸がみな開き、すべての囚人の鎖も外れてしまった。 27目を覚ました看守は、牢の戸が開いているのを見て、囚人たちが逃げてしまったと思い込み、剣を抜いて自殺しようとした。 28パウロは大声で叫んだ。「自害してはいけない。わたしたちは皆ここにいる。」 29看守は、明かりを持って来させて牢の中に飛び込み、パウロとシラスの前に震えながらひれ伏し、 30二人を外へ連れ出して言った。「先生方、救われるためにはどうすべきでしょうか。」 31二人は言った。「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたも家族も救われます。」 32そして、看守とその家の人たち全部に主の言葉を語った。 33まだ真夜中であったが、看守は二人を連れて行って打ち傷を洗ってやり、自分も家族の者も皆すぐに洗礼を受けた。 34この後、二人を自分の家に案内して食事を出し、神を信じる者になったことを家族ともども喜んだ。

🌸 答唱詩編 詩編138 典134 ①③

アレルヤ唱 典267 ⓹

🌸 福音朗読 (ヨハネ16.5-11)

ヨハネによる福音
 5〔そのとき、イエスは弟子たちに言われた。〕今わたしは、わたしをお遣わしになった方のもとに行こうとしているが、あなたがたはだれも、『どこへ行くのか』と尋ねない。 6むしろ、わたしがこれらのことを話したので、あなたがたの心は悲しみで満たされている。 7しかし、実を言うと、わたしが去って行くのは、あなたがたのためになる。わたしが去って行かなければ、弁護者はあなたがたのところに来ないからである。わたしが行けば、弁護者をあなたがたのところに送る。 8その方が来れば、罪について、義について、また、裁きについて、世の誤りを明らかにする。 9罪についてとは、彼らがわたしを信じないこと、 10義についてとは、わたしが父のもとに行き、あなたがたがもはやわたしを見なくなること、 11また、裁きについてとは、この世の支配者が断罪されることである。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 あなたの人生の目的は何ですか。

 人生に目的があると、人生の浮き沈みを乗り切るのを助けてくれると言われています。自分の目的が何かを知っていると、辛い時に頑張り続けるのがずっと楽なことに気づきます。しかし人生の目的を見いだして保ち続けることが困難になる変化の時が誰にでもあります。このような変化の時は、自分の目的は本当に何なのかを明らかにしてくれる時でもあります。たとえば、あなたが自分の全精力を仕事に注いでしまっているなら、退職後にはかなりの喪失感を味わうかもしれません。もし完璧に子育て中心の生活を送ってしまっているなら、子供たちが成長して巣立った後、とても不安定になるでしょう。このような変化が、こんな質問につながることがあります。「私は今何をしたら良いのか。私はいったい何者か」。

 今日の福音朗読でイエスは、弟子たちの人生の目的が明確になるよう助けておられます。イエスが弟子たちのもとを去れば、彼らはひどく動揺することをイエスはご存知です。だから、弟子たちと共にいて彼らを導く弁護者である聖霊を遣わす、とイエスは約束されます。この聖霊は彼らの人生の最も大切な目的から目を逸らさないでいられるように助けてくれると約束されます。それはイエスを愛し、イエスに従うという目的です。

 コルカタの聖テレサはかつてこう言いました。「わたしは神の手の中の小さな鉛筆にすぎません。神が考え、神が書くのです。全てをなさるのは神です。しかし鉛筆の芯が折れて、とても大変な時があります。そんな時は、神はもう少し鉛筆を削らなければなりません」。テレサが女学生に教えている時も、飢えた人に食べ物を与えている時も、米国で演説をしている時も、これこそが彼女の人生の目的でした。これを私たちの目的にすることもできます。

 私たちの人生の目的が神の手の中の鉛筆になることなら、私たちが何をしていても、イエスが私たちとそこに共におられ、私たちを励まし、恵みを与えてくださっていると確信できるでしょう。また、道を外れても、聖霊が私たちと共にいて私たちが立ち戻るように促してくださると確信することもできます。目的もなく一貫した方向性がないと感じている時でさえ、神が介入して私たちを前進させる道を見つけてくださると信頼することができるのです。

 あなたの人生には目的があります。それこそが、今までで最も栄光に満ちた目的です。それは今この場でも永遠においてもキリストと結ばれることです。

 〔『毎日の黙想』(“The Word among us”)、聖母の騎士社、2022年復活節号、5月24日〕

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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