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教皇の意向:子を失った親 (11月)

復活節第五木曜日(5/11)

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わたしの愛にとどまりなさい

ヨハネ15:9
集会祈願

🌸 第一朗読 (使徒言行録15.7-21)

 7〔その日、〕議論を重ねた後、ペトロが立って彼らに言った。「兄弟たち、ご存じのとおり、ずっと以前に、神はあなたがたの間でわたしをお選びになりました。それは、異邦人が、わたしの口から福音の言葉を聞いて信じるようになるためです。 8人の心をお見通しになる神は、わたしたちに与えてくださったように異邦人にも聖霊を与えて、彼らをも受け入れられたことを証明なさったのです。 9また、彼らの心を信仰によって清め、わたしたちと彼らとの間に何の差別をもなさいませんでした。 10それなのに、なぜ今あなたがたは、先祖もわたしたちも負いきれなかった軛を、あの弟子たちの首に懸けて、神を試みようとするのですか。 11わたしたちは、主イエスの恵みによって救われると信じているのですが、これは、彼ら異邦人も同じことです。」
 12すると全会衆は静かになり、バルナバとパウロが、自分たちを通して神が異邦人の間で行われた、あらゆるしるしと不思議な業について話すのを聞いていた。 13二人が話を終えると、ヤコブが答えた。「兄弟たち、聞いてください。 14神が初めに心を配られ、異邦人の中から御自分の名を信じる民を選び出そうとなさった次第については、シメオンが話してくれました。 15預言者たちの言ったことも、これと一致しています。次のように書いてあるとおりです。
 16『「その後、わたしは戻って来て、
 倒れたダビデの幕屋を建て直す。
 その破壊された所を建て直して、
 元どおりにする。
 17-18それは、人々のうちの残った者や、
 わたしの名で呼ばれる異邦人が皆、
 主を求めるようになるためだ。」
 昔から知らされていたことを行う主は、
 こう言われる。』
 19それで、わたしはこう判断します。神に立ち帰る異邦人を悩ませてはなりません。 20ただ、偶像に供えて汚れた肉と、みだらな行いと、絞め殺した動物の肉と、血とを避けるようにと、手紙を書くべきです。 21モーセの律法は、昔からどの町にも告げ知らせる人がいて、安息日ごとに会堂で読まれているからです。」

🌸 答唱詩編 詩編96 典148①②

アレルヤ唱 典265③

🌸 福音朗読 (ヨハネ15.9-11)

ヨハネによる福音

 9〔そのとき、イエスは弟子たちに言われた。〕父がわたしを愛されたように、わたしもあなたがたを愛してきた。わたしの愛にとどまりなさい。 10わたしが父の掟を守り、その愛にとどまっているように、あなたがたも、わたしの掟を守るなら、わたしの愛にとどまっていることになる。
 11これらのことを話したのは、わたしの喜びがあなたがたの内にあり、あなたがたの喜びが満たされるためである。 

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 昨日の「ぶどうの木」のたとえを受けて、愛についての教えが続く。「わたしの愛にとどまりなさい。」「わたしの掟を守るなら、わたしの愛にとどまっていることになる」と。
 「とどまる」と訳された動詞は、昨日のぶどうの木のたとえで、枝が木につながるという時の「つながる」と訳された動詞と同じ。「つながる」という言葉は、現代、はやり言葉のようによく使われている。災害からの復興にあたって、支援活動を始めようとするときに、モットーのように使われるが、実際は、なかなか難しいことも経験する。
 「つながり」を保つために、現代は様々な便利な手段があるが、対面でなく、機器を通してのつながりは、つい、形式的な、心の通わないものになりかねない。また、様々な誤用によって、人を傷つけることも珍しくない。相手の都合を考えず、一方的に自分の欲求をぶつけたり、即座の返答を求めたりもする。しっかりした「つながり」を保つためには、相当の自制と忠実が求められる。
 主はいつももろ手を広げて待っておられる。人間はそこに飛び込んで行けばよいのだが、つい他の魅力的なもの、しなければならないことに心が向かってしまう。弟子たちのもとから去ってゆかれる主は、そのために、「聖霊」を送られる。聖霊は、いつでも、どこでも、人が心を向けさえすれば、働きかけてくださる。そのためには、こころの余白が必要。頭と手を休めて、沈黙のうちに過ごすときが必要である。それこそが真の「祈り」につながる。主の愛にとどまり続けるためには、そんな時を大事にしたい。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

1 comments

  1. 一老女は単純に、自分が神を信じるのは、神が必要であるからではなく、神が存在するからであると宣言している。(シロニス師『旅する人間と神』83頁)

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