年間第二十一水曜日(8/28)
主があなたがた一同と共におられるように
集会祈願
🌸 第一朗読 (二テサロニケ3:6-10、16-18)
6兄弟たち、わたしたちは、わたしたちの主イエス・キリストの名によって命じます。怠惰な生活をして、わたしたちから受けた教えに従わないでいるすべての兄弟を避けなさい。 7あなたがた自身、わたしたちにどのように倣えばよいか、よく知っています。わたしたちは、そちらにいたとき、怠惰な生活をしませんでした。 8また、だれからもパンをただでもらって食べたりはしませんでした。むしろ、だれにも負担をかけまいと、夜昼大変苦労して、働き続けたのです。 9援助を受ける権利がわたしたちになかったからではなく、あなたがたがわたしたちに倣うように、身をもって模範を示すためでした。 10実際、あなたがたのもとにいたとき、わたしたちは、「働きたくない者は、食べてはならない」と命じていました。
16どうか、平和の主御自身が、いついかなる場合にも、あなたがたに平和をお与えくださるように。主があなたがた一同と共におられるように。
17わたしパウロが、自分の手で挨拶を記します。これはどの手紙にも記す印です。わたしはこのように書きます。 18わたしたちの主イエス・キリストの恵みが、あなたがた一同と共にあるように。
🌸 答唱詩編 詩編128 典103①②
アレルヤ唱 典168 13
🌸 福音朗読 (マタイ23:27-32)
マタイによる福音
27〔そのとき、イエスは言われた。〕律法学者たちとファリサイ派の人々、あなたたち偽善者は不幸だ。白く塗った墓に似ているからだ。外側は美しく見えるが、内側は死者の骨やあらゆる汚れで満ちている。 28このようにあなたたちも、外側は人に正しいように見えながら、内側は偽善と不法で満ちている。
29律法学者たちとファリサイ派の人々、あなたたち偽善者は不幸だ。預言者の墓を建てたり、正しい人の記念碑を飾ったりしているからだ。 30そして、『もし先祖の時代に生きていても、預言者の血を流す側にはつかなかったであろう』などと言う。 31こうして、自分が預言者を殺した者たちの子孫であることを、自ら証明している。 32先祖が始めた悪事の仕上げをしたらどうだ。
奉納祈願
拝領祈願
🌸 分かち合い
今日、私たちはイエスがファリサイズムに対して投げかけた7つの『災い』の最後の2つに来ました。 ここでも偽善に対する攻撃で、イエスは二つの例を挙げています:
1. あなたがたは、白く塗られた墓のようだ…(27-28節)。
墓が白く塗られた理由の一つは、知らず知らずのうちに墓を踏んでしまった人が儀式上汚れた状態になったからです。 白く塗ることで、特に暗闇の中で墓がよく見えるようになったのです。ファリサイ派の人々は、外面的には細部に至るまで宗教的に完璧であるように装っていましたが、心の中は高慢と憎しみと同胞に対する侮蔑に満ちていました。 それは、イエスが語った、神殿に祈りに行ったファリサイ派の人々と徴税人の話に象徴されています。 ファリサイ派の人々の尊大な祈りはこうでした:「神様、わたしはほかの人たちのように、奪い取る者、不正な者、姦通を犯す者でなく、また、この徴税人のような者でもないことを感謝します。」(ルカ18:11)。
これはもちろんある程度正しいのですが、彼の心を閉ざしたのは、それとはまったく別の種類の罪、つまり彼の自尊心と想像上の自己充足でした。 イエスが別の場所で言われるように、ファリサイ派の人々の最大の罪は、盲目であること、つまり自分自身の本当の姿を見ることができないことです。これは、いつの時代にも敬虔な人々の最も危険な罪であり、しかも最も告白されにくく、悔い改められにくい罪なのでしょう。そしてそれは、私たちの誰にでも起こりうることなのです。
2. あなたがたは、預言者の墓を建てたり、正しい人の記念碑を飾ったりしている……(29-32節)。
イエスは、ファリサイ派の人々が預言者たちや聖なる人々のために建てた墓を誇りにしていることを指摘します。 もし自分たちがその場にいたなら、預言者たちに迫害と死をもたらした行為に加担することはなかっただろう、と。 しかし、ここにいるのは、預言者の中の預言者であるイエスであり、彼らはそのイエスを殺そうと準備しているのです。
この朗読の最後の節で、イエスは、預言者たちの殺害を完了させるために先に進むよう彼らに言われます。 独善的な人々の盲目の典型的な例です。キリスト教信仰と、キリスト教信仰が期待する行動に熱心であればあるほど、私たちも同じ罠にはまり、その行動を非難し、おそらくは攻撃さえする他者よりも、自分たちの方が高いレベルにあるとみなす危険性が高まります。
教皇よりも教会のことをよく知っていると主張し、第二バチカン公 会議の「異端」をいまだに嘆き、「世間」からだけでなく、他のカトリック信者からさえも汚染されることを恐れてエリート主義的なグループに閉じこもっている人たちです!
LivingSpaceより