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教皇の意向:子を失った親 (11月)

年間二十五金曜日(9月25)

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あなたがたはわたしを何者だと言うのか。

ルカ9:20
集会祈願

???? 第一朗読 (コヘレト3:1-11)

1何事にも時があり
天の下の出来事にはすべて定められた時がある。
2生まれる時、死ぬ時
植える時、植えたものを抜く時
3殺す時、癒す時
破壊する時、建てる時
4泣く時、笑う時
嘆く時、踊る時
5石を放つ時、石を集める時
抱擁の時、抱擁を遠ざける時
6求める時、失う時
保つ時、放つ時
7裂く時、縫う時
黙する時、語る時
8愛する時、憎む時
戦いの時、平和の時。
9人が労苦してみたところで何になろう。
10わたしは、神が人の子らにお与えになった務めを見極めた。 11神はすべてを時宜にかなうように造り、また、永遠を思う心を人に与えられる。それでもなお、神のなさる業を始めから終りまで見極めることは許されていない。

???? 答唱詩編 詩編139 典53①⑤

アレルヤ唱 典270 59

???? 福音朗読 (ルカ9:18-22)

ルカによる福音

 18イエスがひとりで祈っておられたとき、弟子たちは共にいた。そこでイエスは、「群衆は、わたしのことを何者だと言っているか」とお尋ねになった。 19弟子たちは答えた。「『洗礼者ヨハネだ』と言っています。ほかに、『エリヤだ』と言う人も、『だれか昔の預言者が生き返ったのだ』と言う人もいます。」 20イエスが言われた。「それでは、あなたがたはわたしを何者だと言うのか。」ペトロが答えた。「神からのメシアです。」
21イエスは弟子たちを戒め、このことをだれにも話さないように命じて、 22次のように言われた。「人の子は必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちから排斥されて殺され、三日目に復活することになっている。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana

???? 分かち合い

 イエス自身が弟子たちに尋ねます、「あなたがたはわたしを何者だと言うのか」と。繰り返し、自分に問わなければならない質問です。ペトロは、人々とは違って、神の霊に導かれて答えます、「神からのメシアです」と。

 「メシア」はギリシャ語では「キリスト」です。人々が抱いていたメシアのイメージは、力をもって人々を圧制から解放し、自由をもたらす解放者のことです。マルコでは、ただ「メシア」と言い、マタイは「生ける神の子、メシア」と言います。ルカが「神からのメシア」と記したのは、多少とも、人々がメシアについて抱くイメージと違うものを感じ取ったからでしょうか。

 しかし、イエスはただちに弟子たちを戒めて言われます、「人の子は必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちから排斥され、三日目に復活することになっている」と。人々の抱くメシア像とは似ても似つかないイメージではないでしょうか。イエスは、この後、2回も、自らが受けることになる苦しみと死に言及されます。そして、イエスが受ける栄光は、まさにそうした苦しみの道を歩むものに開かれる栄光で、神のいのちに与ることになる「復活」の栄光なのです。

 「イエス・キリスト」とは、単なるイエスの正式名称ではなく、あのナザレのイエス、十字架上で亡くなるイエスこそが、まことのメシア(キリスト)であるとの信仰告白の言葉であることを思い起こしましょう。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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