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教皇の意向:希望の巡礼者 (12月)

年間第十六月曜日(偶数年)

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主が何をお前に求めておられるかは

正義を行い、慈しみを愛し

へりくだって神と共に歩むこと。

ミカ6:8
集会祈願

???? 第一朗読 (ミカ6:1-4、6-8)

ミカの預言

聞け、主の言われることを。
立って、告発せよ、山々の前で。
峰々にお前の声を聞かせよ。
2聞け、山々よ、主の告発を。
とこしえの地の基よ。
主は御自分の民を告発し
イスラエルと争われる。
3「わが民よ。
わたしはお前に何をしたというのか。
何をもってお前を疲れさせたのか。
わたしに答えよ。
4わたしはお前をエジプトの国から導き上り
奴隷の家から贖った。
また、モーセとアロンとミリアムを
お前の前に遣わした。」

6何をもって、わたしは主の御前に出で
いと高き神にぬかずくべきか。
焼き尽くす献げ物として
当歳の子牛をもって御前に出るべきか。
7主は喜ばれるだろうか
幾千の雄羊、幾万の油の流れを。
わが咎を償うために長子を
自分の罪のために胎の実をささげるべきか。
8人よ、何が善であり
主が何をお前に求めておられるかは
お前に告げられている。
正義を行い、慈しみを愛し
へりくだって神と共に歩むこと、これである。

???? 答唱詩編 詩編50 典171①③

アレルヤ唱 典

???? 福音朗読 (マタイ12:38-42)

マタイによる福音

〔その時、〕何人かの律法学者とファリサイ派の人々がイエスに、「先生、しるしを見せてください」と言った。 39イエスはお答えになった。「よこしまで神に背いた時代の者たちはしるしを欲しがるが、預言者ヨナのしるしのほかには、しるしは与えられない。 40つまり、ヨナが三日三晩、大魚の腹の中にいたように、人の子も三日三晩、大地の中にいることになる。 41ニネベの人たちは裁きの時、今の時代の者たちと一緒に立ち上がり、彼らを罪に定めるであろう。ニネベの人々は、ヨナの説教を聞いて悔い改めたからである。ここに、ヨナにまさるものがある。 42また、南の国の女王は裁きの時、今の時代の者たちと一緒に立ち上がり、彼らを罪に定めるであろう。この女王はソロモンの知恵を聞くために、地の果てから来たからである。ここに、ソロモンにまさるものがある。」

奉納祈願

拝領祈願

???? 分かち合い

 今日読まれた福音の個所の少し前には、主イエスが手の萎えた人(マタイ12:9-14)と悪霊に取りつかれて目が見えず口の利けない人(22節)をいやしてくださいました。これらの偉大なしるしを見たのに、「先生、しるしを見せてください」と言った律法学者とファリサイ派の人々がいました。彼らがどんなしるしを欲しがっているかを、ここでは、はっきり述べていません。

 主イエスの不思議な業を見ながら、多くの人が集まってきました。好奇心からの人もいるし、主イエスを試そうとする人もいるし、本当に信じたいので、もっとしるしを見たいという真剣な人もいたかもしれません。何か人間の方は、しるしを見たら信じるという傾向性があります。

 しかしながら、信仰というのは、そういう何らかの証拠によって保証されるものではありません。主イエスを信じて歩み出すということは、自分の人生を全部かけて歩み出すことです。ですから私たちが洗礼を受ける時にも、本当に自分の人生をすべてかける価値があるのか、という思いになるのではないでしょうか。地位、名誉や財産、あるいは学問など、持っているものが大きければ大きいほど、そうではないかと思います。パウロはそういうことを指して、「ユダヤ人はしるしを求め、ギリシア人は知恵を探す」と言っています(1コリント1:22)。

 ところが、主イエスが救い主であるということに科学的な証拠はありませんし、論理的な必然性もありません。信じるというのは、両方の可能性がある中で、決断をして選び取っていくことです。私たちは主イエスを選び、その方に従っていこうとするでしょう。しるしを見たならば信じるということではなくて、信じるならば、しるしが与えられているというふうに考えたらいいと思います。

  預言者ヨナのようなしるしのほかには、しるしは与えられないと書いてあります。ヨナのようなしるしは主イエスの十字架のしるしです。すなわちそれは神の愛のしるしです。私たちが神の愛の中で生きているのはこの世のしるしです。教会に来ている、ミサに与っている皆さんはこの世のしるしです。どうかこのしるしの証を続けていくことができますように、一緒に祈りましょう。

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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