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教皇の意向:希望の巡礼者 (12月)

詩編

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詩編 37

1 ダビデの詩。

悪事を謀る者のことでいら立つな。
不正を行う者をうらやむな。
2 彼らは草のように瞬く間に枯れる。
青草のようにすぐにしおれる。
3 主に信頼し、善を行え。
この地に住み着き、信仰を糧とせよ。
4 主に自らをゆだねよ
主はあなたの心の願いをかなえてくださる。
5 あなたの道を主にまかせよ。
信頼せよ、主は計らい
6 あなたの正しさを光のように
あなたのための裁きを
真昼の光のように輝かせてくださる。

7 沈黙して主に向かい、主を待ち焦がれよ。
繁栄の道を行く者や
悪だくみをする者のことでいら立つな。
8 怒りを解き、憤りを捨てよ。
自分も悪事を謀ろうと、いら立ってはならない。
9 悪事を謀る者は断たれ
主に望みをおく人は、地を継ぐ。
10 しばらくすれば、主に逆らう者は消え去る。
彼のいた所を調べてみよ、彼は消え去っている。
11 貧しい人は地を継ぎ
豊かな平和に自らをゆだねるであろう。
12 主に従う人に向かって
主に逆らう者はたくらみ、牙をむくが
13 主は彼を笑われる。
彼に定めの日が来るのを見ておられるから。
14 主に逆らう者は剣を抜き、弓を引き絞り
貧しい人、乏しい人を倒そうとし
まっすぐに歩む人を屠ろうとするが
15 その剣はかえって自分の胸を貫き
弓は折れるであろう。
16 主に従う人が持っている物は僅かでも
主に逆らう者、権力ある者の富にまさる。
17 主は御自分に逆らう者の腕を折り
従う人を支えてくださる。
18 無垢な人の生涯を
主は知っていてくださる。
彼らはとこしえに嗣業を持つであろう。
19 災いがふりかかっても、うろたえることなく
飢饉が起こっても飽き足りていられる。
20 しかし、主に逆らい敵対する者は必ず滅びる
献げ物の小羊が焼き尽くされて煙となるように。
21 主に逆らう者は、借りたものも返さない。
主に従う人は憐れんで施す。
22 神の祝福を受けた人は地を継ぐ。
神の呪いを受けた者は断たれる。

23 主は人の一歩一歩を定め
御旨にかなう道を備えてくださる。
24 人は倒れても、打ち捨てられるのではない。
主がその手をとらえていてくださる。
25 若いときにも老いた今も、わたしは見ていない
主に従う人が捨てられ
子孫がパンを乞うのを。
26 生涯、憐れんで貸し与えた人には
祝福がその子孫に及ぶ。
27 悪を避け、善を行えば
とこしえに、住み続けることができる。
28 主は正義を愛される。
主の慈しみに生きる人を見捨てることなく
とこしえに見守り
主に逆らう者の子孫を断たれる。
29 主に従う人は地を継ぎ
いつまでも、そこに住み続ける。

30 主に従う人は、口に知恵の言葉があり
その舌は正義を語る。
31 神の教えを心に抱き
よろめくことなく歩む。
32 主に逆らう者は待ち構えて
主に従う人を殺そうとする。
33 主は御自分に従う人がその手中に陥って裁かれ
罪に定められることをお許しにならない。
34 主に望みをおき、主の道を守れ。
主はあなたを高く上げて
地を継がせてくださる。
あなたは逆らう者が断たれるのを見るであろう。
35 主に逆らう者が横暴を極め
野生の木のように勢いよくはびこるのを
わたしは見た。
36 しかし、時がたてば彼は消えうせ
探しても、見いだすことはできないであろう。
37 無垢であろうと努め、まっすぐに見ようとせよ。
平和な人には未来がある。
38 背く者はことごとく滅ぼされ
主に逆らう者の未来は断たれる。
39 主に従う人の救いは主のもとから来る
災いがふりかかるとき
砦となってくださる方のもとから。
40 主は彼を助け、逃れさせてくださる
主に逆らう者から逃れさせてくださる。
主を避けどころとする人を、主は救ってくださる。

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

4 comments

  1. とはいえ真実に基づき正義を徹底的に貫く!
    時に熱くなり徹底的に反駁批判する。
    口汚くなっても下品になっても仕方ないときもある。
    主イエスだってヘロデをキツネと呼び、ウンチとは言わなかったかも知らんがカワヤや便所ぐらいのことは言った
    (マルコ7章19節につき「新共同訳、口語訳が『外』へ出されるなどの訳語を与えているのは、婉曲すぎて不適。」佐藤研ほか訳『新約聖書』岩波書店2004年)。

    返信
    • 下品か上品かではなく、下品でも品があればよい、
      という趣旨のことを、先頃帰天された鈴木邦男氏の記事を毎日新聞の日曜版に書いた松尾貴史さんが、以前ラジオで言っていた、と思う。

      今日2月11日は建国記念の日でありルルドの日だ。日本にだって「ベルナデッタ」とその相棒はいるだろうし、欧米にだって「明治天皇」とその相棒がいるだろう。

      汚い!と言われれば、すかさず北がなければ日本三角!と叫びたい。

      東西南北上下左右先後云々を問わず、言論のテッポウ玉が無鉄砲に飛び交う自由な空間と時間を確保しつつ、それに疲れたらサバティカルに入れる、そんな国にぼくは住みたい。

      返信
    • 佐藤研師は確か愛宮真備師の本を翻訳されていた。
      愛宮真備師はリーゼンフーバー師に禅を教えた。リーゼンフーバー師は、ぼくに禅を教えてくれた二人目か三人目の師匠だ。

      赤ん坊の頃、股関節脱臼をやったのでうまく座れず、ぼくの禅はヘボ禅だが、しばらく通った地元禅寺の近所で今日、と言っても日付が変わってしまったので昨日、一人の老人が行方不明になったが数時間後、無事発見された。
      そう言えば、その地元禅寺に昔、隠れキリシタンがいたことを最近知った。
      「人間を探す神」
      例の立派なお髭のユダヤ教の老神学者の本のタイトルだったと思う。

      返信
  2. 2月10日コメントを書いて2月10日の詩編32を読んだ。
    まさにこれだ。
    世に反発反論しては迷うだけ。
    御前に立ち帰らなくては。

    返信

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