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教皇の意向:希望の巡礼者 (12月)

詩編

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詩編 35

1 ダビデの詩。

主よ、わたしと争う者と争い
わたしと戦う者と戦ってください。
2 大盾と盾を取り
立ち上がってわたしを助けてください。
3 わたしに追い迫る者の前に
槍を構えて立ちふさがってください。
どうか、わたしの魂に言ってください
「お前を救おう」と。

4 わたしの命を奪おうとする者は
恥に落とされ、嘲りを受けますように。
わたしに災いを謀る者は
辱めを受けて退きますように。
5 風に飛ぶもみ殻となった彼らが
主の使いに追い払われますように。
6 道を暗闇に閉ざされ、足を滑らせる彼らに
主の使いが追い迫りますように。
7 彼らは無実なわたしを滅ぼそうと網を張り
わたしの魂を滅ぼそうと落とし穴を掘りました。
8 どうか、思わぬ時に破滅が臨み
彼らが自ら張った網に掛かり
破滅に落ちますように。

9 わたしの魂は主によって喜び躍り
御救いを喜び楽しみます。
10 わたしの骨はことごとく叫びます。
「主よ、あなたに並ぶものはありません。
貧しい人を強い者から
貧しく乏しい人を搾取する者から
助け出してくださいます。」

11 不法の証人が数多く立ち、わたしを追及しますが
わたしの知らないことばかりです。
12 彼らはわたしの善意に悪意をもってこたえます。
わたしの魂を滅ぼそうとして、子供を奪いました。
13 彼らが病にかかっていたとき
わたしは粗布をまとって断食し、魂を苦しめ
胸の内に祈りを繰り返し
14 彼らの友、彼らの兄弟となり
母の死を悼む子のように嘆きの衣をまとい
うなだれて行き来したのに
15 わたしが倒れれば彼らは喜び、押し寄せます。
わたしに向かって押し寄せ
わたしの知らないことについてわたしを打ち
とめどもなく引き裂きます。
16 神を無視する者がわたしを囲んで嘲笑い
わたしに向かって歯をむき出します。

17 主よ、いつまで見ておられるのですか。
彼らの謀る破滅から
わたしの魂を取り返してください。
多くの若い獅子からわたしの身を救ってください。
18 優れた会衆の中であなたに感謝をささげ
偉大な民の中であなたを賛美できますように。
19 敵が不当に喜ぶことがありませんように。
無実なわたしを憎む者が
侮りの目で見ることがありませんように。
20 彼らは平和を語ることなく
この地の穏やかな人々を欺こうとしています。
21 わたしに向かえば、大口を開けて嘲笑い
「この目で見た」と言います。

22 主よ、あなたは御覧になっています。
沈黙なさらないでください。
わたしの主よ、遠く離れないでください。
23 わたしの神、わたしの主よ、目を覚まし
起き上がり、わたしのために裁きに臨み
わたしに代わって争ってください。
24 主よ、わたしの神よ
あなたの正しさによって裁いてください。
敵が喜んで
25 「うまく行った」と心の中で言いませんように。
「ひと呑みにした」と言いませんように。
26 苦難の中にいるわたしを嘲笑う者が
共に恥と嘲りを受け
わたしに対して尊大にふるまう者が
恥と辱めを衣としますように。
27 わたしが正しいとされることを望む人々が
喜び歌い、喜び祝い
絶えることなく唱えますように
「主をあがめよ
御自分の僕の平和を望む方を」と。
28 わたしの舌があなたの正しさを歌い
絶えることなくあなたを賛美しますように。

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

4 comments

  1. とはいえ真実に基づき正義を徹底的に貫く!
    時に熱くなり徹底的に反駁批判する。
    口汚くなっても下品になっても仕方ないときもある。
    主イエスだってヘロデをキツネと呼び、ウンチとは言わなかったかも知らんがカワヤや便所ぐらいのことは言った
    (マルコ7章19節につき「新共同訳、口語訳が『外』へ出されるなどの訳語を与えているのは、婉曲すぎて不適。」佐藤研ほか訳『新約聖書』岩波書店2004年)。

    返信
    • 下品か上品かではなく、下品でも品があればよい、
      という趣旨のことを、先頃帰天された鈴木邦男氏の記事を毎日新聞の日曜版に書いた松尾貴史さんが、以前ラジオで言っていた、と思う。

      今日2月11日は建国記念の日でありルルドの日だ。日本にだって「ベルナデッタ」とその相棒はいるだろうし、欧米にだって「明治天皇」とその相棒がいるだろう。

      汚い!と言われれば、すかさず北がなければ日本三角!と叫びたい。

      東西南北上下左右先後云々を問わず、言論のテッポウ玉が無鉄砲に飛び交う自由な空間と時間を確保しつつ、それに疲れたらサバティカルに入れる、そんな国にぼくは住みたい。

      返信
    • 佐藤研師は確か愛宮真備師の本を翻訳されていた。
      愛宮真備師はリーゼンフーバー師に禅を教えた。リーゼンフーバー師は、ぼくに禅を教えてくれた二人目か三人目の師匠だ。

      赤ん坊の頃、股関節脱臼をやったのでうまく座れず、ぼくの禅はヘボ禅だが、しばらく通った地元禅寺の近所で今日、と言っても日付が変わってしまったので昨日、一人の老人が行方不明になったが数時間後、無事発見された。
      そう言えば、その地元禅寺に昔、隠れキリシタンがいたことを最近知った。
      「人間を探す神」
      例の立派なお髭のユダヤ教の老神学者の本のタイトルだったと思う。

      返信
  2. 2月10日コメントを書いて2月10日の詩編32を読んだ。
    まさにこれだ。
    世に反発反論しては迷うだけ。
    御前に立ち帰らなくては。

    返信

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