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教皇の意向:希望の巡礼者 (12月)

詩編

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詩編 107

1 「恵み深い主に感謝せよ
慈しみはとこしえに」と
2 主に贖われた人々は唱えよ。
主は苦しめる者の手から彼らを贖い
3 国々の中から集めてくださった
東から西から、北から南から。

4 彼らは、荒れ野で迷い
砂漠で人の住む町への道を見失った。
5 飢え、渇き、魂は衰え果てた。
6 苦難の中から主に助けを求めて叫ぶと
主は彼らを苦しみから救ってくださった。
7 主はまっすぐな道に彼らを導き
人の住む町に向かわせてくださった。
8 主に感謝せよ。主は慈しみ深く
人の子らに驚くべき御業を成し遂げられる。
9 主は渇いた魂を飽かせ
飢えた魂を良いもので満たしてくださった。

10 彼らは、闇と死の陰に座る者
貧苦と鉄の枷が締めつける捕われ人となった。
11 神の仰せに反抗し
いと高き神の御計らいを侮ったからだ。
12 主は労苦を通して彼らの心を挫かれた。
彼らは倒れ、助ける者はなかった。
13 苦難の中から主に助けを求めて叫ぶと
主は彼らの苦しみに救いを与えられた。
14 闇と死の陰から彼らを導き出し
束縛するものを断ってくださった。
15 主に感謝せよ。
主は慈しみ深く
人の子らに驚くべき御業を成し遂げられる。
16 主は青銅の扉を破り
鉄のかんぬきを砕いてくださった。

17 彼らは、無知であり、背きと罪の道のために
屈従する身になった。
18 どの食べ物も彼らの喉には忌むべきもので
彼らは死の門に近づいた。
19 苦難の中から主に助けを求めて叫ぶと
主は彼らの苦しみに救いを与えられた。
20 主は御言葉を遣わして彼らを癒し
破滅から彼らを救い出された。
21 主に感謝せよ。主は慈しみ深く
人の子らに驚くべき御業を成し遂げられる。
22 感謝のいけにえをささげ
御業を語り伝え、喜び歌え。

23 彼らは、海に船を出し
大海を渡って商う者となった。
24 彼らは深い淵で主の御業を
驚くべき御業を見た。
25 主は仰せによって嵐を起こし
波を高くされたので
26 彼らは天に上り、深淵に下り
苦難に魂は溶け
27 酔った人のようによろめき、揺らぎ
どのような知恵も呑み込まれてしまった。
28 苦難の中から主に助けを求めて叫ぶと
主は彼らを苦しみから導き出された。
29 主は嵐に働きかけて沈黙させられたので
波はおさまった。
30 彼らは波が静まったので喜び祝い
望みの港に導かれて行った。
31 主に感謝せよ。
主は慈しみ深く
人の子らに驚くべき御業を成し遂げられる。
32 民の集会で主をあがめよ。
長老の集いで主を賛美せよ。

33 主は大河を荒れ野とし
水の源を乾いた地とし
34 住む者の悪事のために
実り豊かな地を塩地とされた。

35 主は荒れ野を湖とし
砂漠を水の源とし
36 飢えていた人々をそこに住まわせ
人の住む町を固く立てられた。
37 彼らは野に種を蒔き、ぶどう畑を作り
作物を実らせた。
38 主が祝福されたので彼らは限りなく増え
家畜も減らされることはなかった。

39 不毛、災厄、嘆きによって
彼らは減って行き、屈み込んだ。
40 主は貴族らの上に辱めを浴びせ
道もない混沌に迷い込ませられたが
41 乏しい人はその貧苦から高く上げ
羊の群れのような大家族とされた。

42 正しい人はこれを見て喜び祝い
不正を行う者は口を閉ざす。
43 知恵ある人は皆、これらのことを心に納め
主の慈しみに目を注ぐがよい。

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

4 comments

  1. とはいえ真実に基づき正義を徹底的に貫く!
    時に熱くなり徹底的に反駁批判する。
    口汚くなっても下品になっても仕方ないときもある。
    主イエスだってヘロデをキツネと呼び、ウンチとは言わなかったかも知らんがカワヤや便所ぐらいのことは言った
    (マルコ7章19節につき「新共同訳、口語訳が『外』へ出されるなどの訳語を与えているのは、婉曲すぎて不適。」佐藤研ほか訳『新約聖書』岩波書店2004年)。

    返信
    • 下品か上品かではなく、下品でも品があればよい、
      という趣旨のことを、先頃帰天された鈴木邦男氏の記事を毎日新聞の日曜版に書いた松尾貴史さんが、以前ラジオで言っていた、と思う。

      今日2月11日は建国記念の日でありルルドの日だ。日本にだって「ベルナデッタ」とその相棒はいるだろうし、欧米にだって「明治天皇」とその相棒がいるだろう。

      汚い!と言われれば、すかさず北がなければ日本三角!と叫びたい。

      東西南北上下左右先後云々を問わず、言論のテッポウ玉が無鉄砲に飛び交う自由な空間と時間を確保しつつ、それに疲れたらサバティカルに入れる、そんな国にぼくは住みたい。

      返信
    • 佐藤研師は確か愛宮真備師の本を翻訳されていた。
      愛宮真備師はリーゼンフーバー師に禅を教えた。リーゼンフーバー師は、ぼくに禅を教えてくれた二人目か三人目の師匠だ。

      赤ん坊の頃、股関節脱臼をやったのでうまく座れず、ぼくの禅はヘボ禅だが、しばらく通った地元禅寺の近所で今日、と言っても日付が変わってしまったので昨日、一人の老人が行方不明になったが数時間後、無事発見された。
      そう言えば、その地元禅寺に昔、隠れキリシタンがいたことを最近知った。
      「人間を探す神」
      例の立派なお髭のユダヤ教の老神学者の本のタイトルだったと思う。

      返信
  2. 2月10日コメントを書いて2月10日の詩編32を読んだ。
    まさにこれだ。
    世に反発反論しては迷うだけ。
    御前に立ち帰らなくては。

    返信

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