だれかに対して何か恨みに思うことがあれば、赦してあげなさい。
🌸 第一朗読 (ペトロ4・7-13)
使徒ペトロの手紙
愛する皆さん、7万物の終わりが迫っています。だから、思慮深くふるまい、身を慎んで、よく祈りなさい。8何よりもまず、心を込めて愛し合いなさい。愛は多くの罪を覆うからです。9不平を言わずにもてなし合いなさい。10あなたがたはそれぞれ、賜物を授かっているのですから、神のさまざまな恵みの善い管理者として、その賜物を生かして互いに仕えなさい。11語る者は、神の言葉を語るにふさわしく語りなさい。奉仕をする人は、神がお与えになった力に応じて奉仕しなさい。それは、すべてのことにおいて、イエス・キリストを通して、神が栄光をお受けになるためです。栄光と力とが、世々限りなく神にありますように、アーメン。
12愛する人たち、あなたがたを試みるために身にふりかかる火のような試練を、何か思いがけないことが生じたかのように、驚き怪しんではなりません。13むしろ、キリストの苦しみにあずかればあずかるほど喜びなさい。それは、キリストの栄光が現れるときにも、喜びに満ちあふれるためです。
🌸 答唱詩編 詩編96 典148④⑤
【答】遠く地の果てまで、すべての者が神の救いを見た。
天地は喜びにあふれ、
海とそこに満ちるものは叫びをあげる。
野とそこにあるものはどよめき、
森の木々は声をあげて、神の前で歌う。【答】
聖なるものが現れるとき、神をおがめ。
世界よ、神をおそれよ。
神は来られる、世界をさばきに来られる。
正義とまことをもって、すべての民をさばかれる。【答】
アレルヤ唱 典277(聖ヤコブ)
アレルヤ、アレルヤ。あなたがたを世から選んだのは、あなたがたが行って実を結び、その実が残るためである。アレルヤ、アレルヤ。
🌸 福音朗読 (マルコ11・11-25)
マルコによる福音
群衆の歓呼の声とともに11イエスはエルサレムに着いて、神殿の境内に入り、辺りの様子を見て回った後、もはや夕方になったので、十二人を連れてベタニアへ出て行かれた。
12翌日、一行がベタニアを出るとき、イエスは空腹を覚えられた。13そこで、葉の茂ったいちじくの木を遠くから見て、実がなってはいないかと近寄られたが、葉のほかは何もなかった。いちじくの季節ではなかったからである。14イエスはその木に向かって、「今から後いつまでも、お前から実を食べる者がないように」と言われた。弟子たちはこれを聞いていた。
15それから、一行はエルサレムに来た。イエスは神殿の境内に入り、そこで売り買いしていた人々を追い出し始め、両替人の台や鳩を売る者の腰掛けをひっくり返された。16また、境内を通って物を運ぶこともお許しにならなかった。17そして、人々に教えて言われた。
「こう書いてあるではないか。
『わたしの家は、
すべての国の人の祈りの家と呼ばれるべきである。』
ところが、あなたたちはそれを強盗の巣にしてしまった。」
18祭司長たちや律法学者たちはこれを聞いて、イエスをどのようにして殺そうかと謀った。群衆が皆その教えに打たれていたので、彼らはイエスを恐れたからである。19夕方になると、イエスは弟子たちと都の外に出て行かれた。
20翌朝早く、一行は通りがかりに、あのいちじくの木が根元から枯れているのを見た。21そこで、ペトロは思い出してイエスに言った。「先生、御覧ください。あなたが呪われたいちじくの木が、枯れています。」22そこで、イエスは言われた。「神を信じなさい。23はっきり言っておく。だれでもこの山に向かい、『立ち上がって、海に飛び込め』と言い、少しも疑わず、自分の言うとおりになると信じるならば、そのとおりになる。24だから、言っておく。祈り求めるものはすべて既に得られたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになる。25また、立って祈るとき、だれかに対して何か恨みに思うことがあれば、赦してあげなさい。そうすれば、あなたがたの天の父も、あなたがたの過ちを赦してくださる。」
🌸 分かち合い
主イエスは神殿の境内で「辺りの様子を見て回」りました(マルコ11:11)。主は神殿で崇拝する霊的な実を見ていました。これは、神殿への訪問の間に、主イエスがイチジクの木を見て、実を結ばなかったためにそれを呪ったという事実からわかります(マルコ11:14)。人々を主イエスのところに導き、聖なる実を受け取ることによって実を結ぶことは非常に重要であるため(ガラ5:22-23参照)、主イエスは厳格な「実の検査官」のようです。通常、私たちは季節に関係なく実を結ぶ必要があります。そうしないと、呪われたり、死んだり、根に枯れたりする危険があります(マルコ11:20)。しかし、時には、主は私たちが火に投げ込まれるために切り倒されるか、切り落とされる前に(ヨハネ15:6)、実を結ぶためにもう少し時間を与えてくださいます(ルカ13:7-9)。
実を結ぶためには、主イエスが私たちの中に住んでくださるように、私たちはただ主イエスのうちに住まなければなりません(ヨハネ15:5)。そうすれば、聖霊は私たちの中によい実を生み出してくださるでしょう(ガラ5:22-23)。その結果、聖なる人々は主イエスに従い、それによって主イエスがすべての人々をご自身に引き寄せるときに、福音宣教の実を生み出します(ヨハネ12:32)。これらの福音宣教者は彼ら自身により深く死ぬので、彼らはさらに豊かな実を生み出します(ヨハネ12:24)。
主イエスが私たちの聖なる魂の収穫を調べてくださるとき、主イエスに喜びを与えることができますように。