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教皇の意向:希望の巡礼者 (12月)

待降節第一金曜日(12月4)

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ダビデの子よ、わたしたちを憐れんでください

マタイ9:27
集会祈願

???? 第一朗読 (イザヤ29.17-24)

 〔主は言われる。〕17なおしばらくの時がたてばレバノンは再び園となり園は森林としても数えられる。18その日には、耳の聞こえない者が書物に書かれている言葉をすら聞き取り盲人の目は暗黒と闇を解かれ、見えるようになる。19苦しんでいた人々は再び主にあって喜び祝い貧しい人々はイスラエルの聖なる方のゆえに喜び躍る。20暴虐な者はうせ、不遜な者は滅び災いを待ち構える者は皆、断たれる。21彼らは言葉をもって人を罪に定め町の門で弁護する者を罠にかけ正しい者を不当に押しのける。22それゆえ、アブラハムを贖われた主はヤコブの家に向かって、こう言われる。「もはや、ヤコブは恥を受けることはない。もはや顔が青ざめることもない。」23彼はその子らと共に民の内にわが手の業を見てわが名を聖とする。彼らはヤコブの聖なる者を聖としイスラエルの神を畏るべきものとする。24心の迷った者も知ることを得つぶやく者も正しく語ることを学ぶ。

???? 答唱詩編 詩編73 ①⑥ 典

アレルヤ唱 典256 ⑨

???? 福音朗読 (マタイ9.27-31)

マタイによる福音
 27〔そのとき、〕イエスがそこからお出かけになると、二人の盲人が叫んで、「ダビデの子よ、わたしたちを憐れんでください」と言いながらついて来た。 28イエスが家に入ると、盲人たちがそばに寄って来たので、「わたしにできると信じるのか」と言われた。二人は、「はい、主よ」と言った。 29そこで、イエスが二人の目に触り、「あなたがたの信じているとおりになるように」と言われると、 30二人は目が見えるようになった。イエスは、「このことは、だれにも知らせてはいけない」と彼らに厳しくお命じになった。 31しかし、二人は外へ出ると、その地方一帯にイエスのことを言い広めた。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana

???? 分かち合い

 盲人がホームから転落して命を落とす話が後を絶たない。視覚障碍者の苦しみや不自由は、健常者の想像をはるかに超えるものだろう。盲人の目が開かれ、光の世界に復帰するということがあるとすれば、それは、本人はもとより、近親者にとって、この上ない喜びであるに違いない。
 今日のイザヤの預言にあったように、盲人の目が開かれることはメシアが来られる時の一つのしるしと考えられていた。しかし、そこで言われる盲目は、単なる視覚障害だけでなく、神の世界を見ることができないことをも意味した。そう考えるならば、神の世界に対する盲目とは、身体的な盲目と違い、本人はもとより、周囲の人にも、それと直ちにわかることではない。自分でも気づかない、と言うことは本人の努力や意志だけではどうにもならない問題だ。神の世界は、神ご自身が開かれる、神が見させてくださることがなければ、決して見ることができない世界なのだ。
 イエスのもとにやってきて、視力の回復を願った人は、自らの無力を認め、「ダビデの子」=メシアであるイエスが癒しの力をもつことを信じて、イエスに懇願する。そして、その信仰ゆえに、視力の回復の恵みが与えられた。
 やがてお出でになる、人となられた神の子の前に、わたしたちも、無力で、不自由な存在であることを認め、へりくだって癒しの恵みをともに祈ろう。

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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