後の人で先になる者があり、先の人で後になる者もある。
ルカ13:30
集会祈願
🌸 第一朗読 (エフェソ6:1-9)
使徒パウロのエフェソの教会への手紙
1子供たち、主に結ばれている者として両親に従いなさい。それは正しいことです。 2「父と母を敬いなさい。」これは約束を伴う最初の掟です。 3「そうすれば、あなたは幸福になり、地上で長く生きることができる」という約束です。 4父親たち、子供を怒らせてはなりません。主がしつけ諭されるように、育てなさい。
5奴隷たち、キリストに従うように、恐れおののき、真心を込めて、肉による主人に従いなさい。 6人にへつらおうとして、うわべだけで仕えるのではなく、キリストの奴隷として、心から神の御心を行い、 7人にではなく主に仕えるように、喜んで仕えなさい。 8あなたがたも知っているとおり、奴隷であっても自由な身分の者であっても、善いことを行えば、だれでも主から報いを受けるのです。 9主人たち、同じように奴隷を扱いなさい。彼らを脅すのはやめなさい。あなたがたも知っているとおり、彼らにもあなたがたにも同じ主人が天におられ、人を分け隔てなさらないのです。
🌸 答唱詩編 詩編498 典19a ②③
アレルヤ唱 典271 ⑥
🌸 福音朗読 (ルカ13:22-30)
ルカによる福音
22イエスは町や村を巡って教えながら、エルサレムへ向かって進んでおられた。 23すると、「主よ、救われる者は少ないのでしょうか」と言う人がいた。イエスは一同に言われた。 24「狭い戸口から入るように努めなさい。言っておくが、入ろうとしても入れない人が多いのだ。 25家の主人が立ち上がって、戸を閉めてしまってからでは、あなたがたが外に立って戸をたたき、『御主人様、開けてください』と言っても、『お前たちがどこの者か知らない』という答えが返ってくるだけである。 26そのとき、あなたがたは、『御一緒に食べたり飲んだりしましたし、また、わたしたちの広場でお教えを受けたのです』と言いだすだろう。 27しかし主人は、『お前たちがどこの者か知らない。不義を行う者ども、皆わたしから立ち去れ』と言うだろう。 28あなたがたは、アブラハム、イサク、ヤコブやすべての預言者たちが神の国に入っているのに、自分は外に投げ出されることになり、そこで泣きわめいて歯ぎしりする。 29そして人々は、東から西から、また南から北から来て、神の国で宴会の席に着く。 30そこでは、後の人で先になる者があり、先の人で後になる者もある。」
奉納祈願
拝領祈願
🌸 分かち合い
「救われるものは少ないのですか」という問いに対してイエスは、「狭い戸口から入るように努めなさい」と答える。「狭い戸口」とは何を意味するのだろうか。
「戸口」とは、羊が出入りする木戸のような、人目につかない出入口のこと。マタイでは「狭い門」という。もっと立派な門を連想しがちだが、そこから、とんでもない誤解解を生んだのかもしれない。日本では、「狭き門」は、もっぱら、受験戦争の厳しさを表わす言葉ととらえられている。旧約聖書なら、救われる=永遠の命を得るためには、掟を守ること、正しい生き方をすること、神を愛すること、ととらえられていたに違いない。
では、イエスは何を言おうとしたのだろうか。「ご一緒に食べたり飲んだりしました」とか、「広場で教えを受けました」とか言っても、それはイエスが求める答えではない。
イエスの教え、旧約とは違う、イエスの独自性はどこから来るのか。それは、自分が何かをした、掟を守った、神を喜ばせることをした、祈りを欠かさなかった等のことではない。むしろ、自らの小ささ、みじめさ、罪深さを認め、もっぱら、神のあわれみにより頼むこと、あの徴税人の態度。自分の働きではない、他から来る何か。そこにあるとはだれも考えない、神が無償で与える恵み、それをひたすら、へりくだった心で受け入れること、それこそが、救いの本質を示すものではないか。(S.T.)
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