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教皇の意向:子を失った親 (11月)

年間第四土曜日(2/3)

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飼い主のいない羊のような有様を深く憐れみ、

マルコ6:34

福者ユスト高山右近殉教者(記)

集会祈願

🌸 第一朗読 (列王記上3・4-13)

 4王(ソロモン)はいけにえをささげるためにギブオンへ行った。そこに重要な聖なる高台があったからである。ソロモンはその祭壇に一千頭もの焼き尽くす献げ物をささげた。 5その夜、主はギブオンでソロモンの夢枕に立ち、「何事でも願うがよい。あなたに与えよう」と言われた。 6ソロモンは答えた。「あなたの僕、わたしの父ダビデは忠実に、憐れみ深く正しい心をもって御前を歩んだので、あなたは父に豊かな慈しみをお示しになりました。またあなたはその豊かな慈しみを絶やすことなくお示しになって、今日、その王座につく子を父に与えられました。 7わが神、主よ、あなたは父ダビデに代わる王として、この僕をお立てになりました。しかし、わたしは取るに足らない若者で、どのようにふるまうべきかを知りません。 8僕はあなたのお選びになった民の中にいますが、その民は多く、数えることも調べることもできないほどです。 9どうか、あなたの民を正しく裁き、善と悪を判断することができるように、この僕に聞き分ける心をお与えください。そうでなければ、この数多いあなたの民を裁くことが、誰にできましょう。」
 10主はソロモンのこの願いをお喜びになった。 11神はこう言われた。「あなたは自分のために長寿を求めず、富を求めず、また敵の命も求めることなく、訴えを正しく聞き分ける知恵を求めた。 12見よ、わたしはあなたの言葉に従って、今あなたに知恵に満ちた賢明な心を与える。あなたの先にも後にもあなたに並ぶ者はいない。 13わたしはまた、あなたの求めなかったもの、富と栄光も与える。生涯にわたってあなたと肩を並べうる王は一人もいない。

🌸 答唱詩編 詩編 典

アレルヤ唱 典

🌸 福音朗読 (マルコ6・30-34)

マルコによる福音

 30さて、使徒たちはイエスのところに集まって来て、自分たちが行ったことや教えたことを残らず報告した。 31イエスは、「さあ、あなたがただけで人里離れた所へ行って、しばらく休むがよい」と言われた。出入りする人が多くて、食事をする暇もなかったからである。 32そこで、一同は舟に乗って、自分たちだけで人里離れた所へ行った。 33ところが、多くの人々は彼らが出かけて行くのを見て、それと気づき、すべての町からそこへ一斉に駆けつけ、彼らより先に着いた。 34イエスは舟から上がり、大勢の群衆を見て、飼い主のいない羊のような有様を深く憐れみ、いろいろと教え始められた。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 「使徒たちはイエスのところに集まって来て、自分たちの行ったことや教えたことを残らず報告した。」実に美しい情景。かつて司祭として過ごした第三修練中に、実習を終えて戻ってきたとき、修練長にすべてを報告し、互いに経験を分かち合ったことを思い出す。主は、その時、「あなたがただけで人里離れた所へ行って、しばらく休むがよい」と言われる。
 人々に奉仕し、自分に与えられた務めを全力で果たしたとき、人は必ず疲れを感じるもの。肉体的な休みが必要なだけでなく、自分自身に立ち戻って、心を癒すこと、仲間とともに、経験を分かち合うこと、これは誰にでも必要なことだが、つい忘れて働きすぎになるか、休む時間を得たとしても、人と分かち合う喜びを持たずに過ごしてしまいがちなのではないか。
 イエス自身、忙しい日々の中でも、必ず「人里離れたところで」静かに過ごし、父なる神との親しい交わりをもっておられた。ましてや、使徒であり、弟子であるものも、そうした「休み」の時を大事にしなければならない。
 マルコだけが記している、この言葉は、その直後に起こる出来事と無関係ではないだろう。イエスは、自分のもとに集まったおびただしい群衆のために、パンを与えるしるしを行われた。ミサの原点とも言える、この不思議な、目を見張る出来事は、父なる神との一体感なしにはありえなかったのではないか。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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