朝になると、イエスは人里離れた所へ出て行かれた
集会祈願
🌸 第一朗読 (一コリント3:1-9)
使徒パウロのコリントの教会への手紙
1兄弟たち、わたしはあなたがたには、霊の人に対するように語ることができず、肉の人、つまり、キリストとの関係では乳飲み子である人々に対するように語りました。 2わたしはあなたがたに乳を飲ませて、固い食物は与えませんでした。まだ固い物を口にすることができなかったからです。いや、今でもできません。 3相変わらず肉の人だからです。お互いの間にねたみや争いが絶えない以上、あなたがたは肉の人であり、ただの人として歩んでいる、ということになりはしませんか。 4ある人が「わたしはパウロにつく」と言い、他の人が「わたしはアポロに」などと言っているとすれば、あなたがたは、ただの人にすぎないではありませんか。 5アポロとは何者か。また、パウロとは何者か。この二人は、あなたがたを信仰に導くためにそれぞれ主がお与えになった分に応じて仕えた者です。 6わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし、成長させてくださったのは神です。 7ですから、大切なのは、植える者でも水を注ぐ者でもなく、成長させてくださる神です。 8植える者と水を注ぐ者とは一つですが、それぞれが働きに応じて自分の報酬を受け取ることになります。 9わたしたちは神のために力を合わせて働く者であり、あなたがたは神の畑、神の建物なのです。
🌸 答唱詩編 詩編33 典46 ③④
アレルヤ唱 典
271 (4C)
🌸 福音朗読 (ルカ4:38-44)
ルカによる福音
38〔そのとき、〕イエスは会堂を立ち去り、シモンの家にお入りになった。シモンのしゅうとめが高い熱に苦しんでいたので、人々は彼女のことをイエスに頼んだ。 39イエスが枕もとに立って熱を叱りつけられると、熱は去り、彼女はすぐに起き上がって一同をもてなした。 40日が暮れると、いろいろな病気で苦しむ者を抱えている人が皆、病人たちをイエスのもとに連れて来た。イエスはその一人一人に手を置いていやされた。 41悪霊もわめき立て、「お前は神の子だ」と言いながら、多くの人々から出て行った。イエスは悪霊を戒めて、ものを言うことをお許しにならなかった。悪霊は、イエスをメシアだと知っていたからである。
42朝になると、イエスは人里離れた所へ出て行かれた。群衆はイエスを捜し回ってそのそばまで来ると、自分たちから離れて行かないようにと、しきりに引き止めた。 43しかし、イエスは言われた。「ほかの町にも神の国の福音を告げ知らせなければならない。わたしはそのために遣わされたのだ。」 44そして、ユダヤの諸会堂に行って宣教された。
奉納祈願
拝領祈願
🌸 分かち合い
イエスの途切れることのない活動の一日が描かれる。最初の弟子とされたペトロのしゅうとめの癒し、そして、夕方になると、イエスの噂を聞きつけた人々がぞくぞくとイエスのもとに病人を連れてやってくる。中には、悪霊に憑かれたものもいる。どれだけ枕する暇がおありだったのだろうか。夜が明けるとすぐに「人里離れた所へ出て行かれた」とある。最初にまとめられた福音書マルコは、「朝早くまだ暗いうちに、イエスは起きて、人里離れた所へ出て行き、そこで祈っておられた」と記す。
イエスの行動基準はどこにあったのだろうか。自分の好みか、止むことを知らない活動欲か、人々からの賞賛か。イエスは、どんなに忙しい時でも、祈る時を、神の前にひたすら静かに身を置く時を大切にされた。それこそが、イエスの行動の基準となる、神の意志、神の望みを知る時だったのではないか。だからこそ、人々がイエスを追い求め、「自分たちから離れて行かないように」としきりに願った時、イエスは言われる、「ほかの町にも神の国の福音を告げ知らせなければならない。わたしはそのために遣わされたのだ」と。
イエスの使命は福音を告げ知らせることにある。それは、身内のため、ごく親しい人々、同郷の人々のためだけではない。福音を告げ知らせるのは、神の愛がおよぶすべての人である。まずは、神から選ばれたイスラエルの人々、しかし、彼らだけではない、むしろ、もっと広い全世界の人々に福音は告げ知らせること。そんなイエスの使命の中に、わたしたち最果ての地に住む人々も含まれているのだ。(S.T.)
今、聖堂にいる。
突然、歯が取れたお陰だ。歯医者の帰りである。
この静けさが何より有り難い。
虫たちの声も聞こえる。
分かち合いにある通り、私も神の基準で生きたい。
人間の基準ではなく(ローマ12章2節参照)。
毎度すみません!彼女ってだれ?
本日の冒頭直言スローガンに従えば、彼女について行けばイエス・キリストに会える!