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教皇の意向:子を失った親 (11月)

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年間第十七火曜日(7/30)

正しい人々はその父の国で太陽のように輝く
集会祈願

🌸 第一朗読 (エレミヤ14:17b-22)

エレミヤの預言

「わたしの目は夜も昼も涙を流し
とどまることがない。
娘なるわが民は破滅し
その傷はあまりにも重い。
18野に出て見れば、見よ、剣に刺された者。
町に入って見れば、見よ、飢えに苦しむ者。
預言者も祭司も見知らぬ地にさまよって行く。」

19あなたはユダを退けられたのか。
シオンをいとわれるのか。
なぜ、我々を打ち、いやしてはくださらないのか。
平和を望んでも、幸いはなく
いやしのときを望んでも、見よ、恐怖のみ。
20主よ、我々は自分たちの背きと
先祖の罪を知っています。
あなたに対して、我々は過ちを犯しました。
21我々を見捨てないでください。
あなたの栄光の座を軽んじないでください。
御名にふさわしく、我々と結んだ契約を心に留め
それを破らないでください。
22国々の空しい神々の中に
雨を降らしうるものがあるでしょうか。
天が雨を与えるでしょうか。
我々の神、主よ。
それをなしうるのはあなただけではありませんか。
我々はあなたを待ち望みます。
あなたこそ、すべてを成し遂げる方です。

🌸 答唱詩編 詩編130 典117①④

アレルヤ唱 典268㉓

🌸 福音朗読 (マタイ13:36-43)

マタイによる福音

 〔その時、〕イエスは群衆を後に残して家にお入りになった。すると、弟子たちがそばに寄って来て、「畑の毒麦のたとえを説明してください」と言った。 37イエスはお答えになった。「良い種を蒔く者は人の子、 38畑は世界、良い種は御国の子ら、毒麦は悪い者の子らである。 39毒麦を蒔いた敵は悪魔、刈り入れは世の終わりのことで、刈り入れる者は天使たちである。 40だから、毒麦が集められて火で焼かれるように、世の終わりにもそうなるのだ。 41人の子は天使たちを遣わし、つまずきとなるものすべてと不法を行う者どもを自分の国から集めさせ、 42燃え盛る炉の中に投げ込ませるのである。彼らは、そこで泣きわめいて歯ぎしりするだろう。 43そのとき、正しい人々はその父の国で太陽のように輝く。耳のある者は聞きなさい。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 先週、「毒麦のたとえ」が読まれたが、ここでは、それについての寓喩的な説明がなされる。あたかも、小さな辞書のように、一つ一つの言葉の意味が説明される。当時、「たとえ」の用法として普及していたらしい。そして、後半に、良い種と毒麦―正しい人と悪を行う人(つまずきとなり、不法を行う人)が直面する現実―裁きーについて述べられる。
 前のたとえでは、いつの間にか交じってしまっていた毒麦を、刈り入れまで抜かないようにという主人の思い、つまり、忍耐と神の寛容さが中心にあった。しかし、ここでは、その点が抜けて、もっぱら最後のこと、刈り入れ、つまり、世の終わりとその審判に重点が移っている。
 人間の集団である教会の中にも、全体の調和を乱すような、いたずらに分裂を生じさせるような人がいたとしても不思議ではない。人間の考えは、つい、そうした存在を排除しようとするが、神の考えはそうではない、判断は、神に委ねよという考えはよくわかるし、いかにもイエスらしい。
 しかし、マタイが最後に、終末と、その裁きについて言葉を加えているのは、たとえ終末が遠い将来のことであるとしても、その時、必ず裁きがあることを思い出させようとしているのではないか。その意味で、この部分は当時の教会への警告の言葉と取ることが出来るのでは。
 いずれにしても、主によって蒔かれた種として、よい実りを結ぶよう、み旨の実現に努力する意志を新たにしたい。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
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