祈る花:Inoruhana
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年間第五木曜日(2/12)

娘から悪霊を追い出してくださいと頼んだ

🌸 第一朗読 (列王記上11.4-13)

列王記

 4ソロモンが老境に入ったとき、彼女たちは王の心を迷わせ、他の神々に向かわせた。こうして彼の心は、父ダビデの心とは異なり、自分の神、主と一つではなかった。5ソロモンは、シドン人の女神アシュトレト、アンモン人の憎むべき神ミルコムに従った。6ソロモンは主の目に悪とされることを行い、父ダビデのようには主に従い通さなかった。7そのころ、ソロモンは、モアブ人の憎むべき神ケモシュのために、エルサレムの東の山に聖なる高台を築いた。アンモン人の憎むべき神モレクのためにもそうした。8また、外国生まれの妻たちすべてのためにも同様に行ったので、彼女らは、自分たちの神々に香をたき、いけにえをささげた。9ソロモンの心は迷い、イスラエルの神、主から離れたので、主は彼に対してお怒りになった。主は二度も彼に現れ、10他の神々に従ってはならないと戒められたが、ソロモンは主の戒めを守らなかった。11そこで、主は仰せになった。「あなたがこのようにふるまい、わたしがあなたに授けた契約と掟を守らなかったゆえに、わたしはあなたから王国を裂いて取り上げ、あなたの家臣に渡す。12あなたが生きている間は父ダビデのゆえにそうしないでおくが、あなたの息子の時代にはその手から王国を裂いて取り上げる。13ただし、王国全部を裂いて取り上げることはしない。わが僕ダビデのゆえに、わたしが選んだ都エルサレムのゆえに、あなたの息子に一つの部族を与える。」

🌸 答唱詩編 詩編130 典117②④

主は豊かなあがないに満ち、いつくしみ深い。

あなたが悪に目を留められるなら、
だれがみ前に立てよう。
しかし、あなたのゆるしのために、
人はあなたをおそれ尊ぶ。

イスラエルよ、イスラエルよ、
主を待ち望め。
主はすべての罪から、
イスラエルを救われる。

アレルヤ唱 典269 17A

アレルヤ、アレルヤ。あなたがたの魂が救われるように、心に植え付けられた神のことばを受け入れなさい。アレルヤ、アレルヤ。

🌸 福音朗読 (マルコ7.24-30)

マルコによる福音

 24〔その時、イエスは〕ティルスの地方に行かれた。ある家に入り、だれにも知られたくないと思っておられたが、人々に気づかれてしまった。 25汚れた霊に取りつかれた幼い娘を持つ女が、すぐにイエスのことを聞きつけ、来てその足もとにひれ伏した。 26女はギリシア人でシリア・フェニキアの生まれであったが、娘から悪霊を追い出してくださいと頼んだ。 27イエスは言われた。「まず、子供たちに十分食べさせなければならない。子供たちのパンを取って、小犬にやってはいけない。」 28ところが、女は答えて言った。「主よ、しかし、食卓の下の小犬も、子供のパン屑はいただきます。」 29そこで、イエスは言われた。「それほど言うなら、よろしい。家に帰りなさい。悪霊はあなたの娘からもう出てしまった。」 30女が家に帰ってみると、その子は床の上に寝ており、悪霊は出てしまっていた。

祈る花:Inoruhana
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🌸 分かち合い

 ティルスと言えば、地中海に面した港町、ガリラヤ湖の北西にあたり、明らかに異邦人の地。イエスはあえてその地方にまで足を伸ばされる。しかし、さすがに、「だれにも知られたくないと思っておられたが、人々に気づかれてしまった」とマルコは記す。そこは、かつて預言者エリヤが飢饉のときに、寡婦を救い、その息子をよみがえらせた(1列王17)地であることを意識しておられたのだろうか。
 汚れた霊につかれた娘の母親がイエスのことを聞きつけ、近づいて懇願する。マルコは、「女はギリシャ人でシリア・フェニキアの生まれ」(マタイではカナン人)と断っている。わが子が病弱であれば、母親はどれだけその子に気遣い、健康を願うことか。まして、悪霊につかれ、早くから子どもらしさも、健常さも奪われた子に対して、どれほどの痛みと苦しみを抱えて生きてきたであろうか。それゆえに、ユダヤ人でない自らを省みず、すがる思いで、イエスに近づき、癒しを願う。イエスは、「子どもたちのパンを取って、小犬にやってはいけない」という。子どもはユダヤ人、小犬は異邦人のこと。女は、イエスの表向き冷たい言葉にひるむことなく、「主よ」、と呼びかける、その並外れた信仰に注目しよう。ユダヤ人の優越性を認めながら、なおも、神のあわれみの広さに期待する。そのような悩める人、神のあわれみ以外に頼るもののない人に、イエスは、心を開かれる。そして、「家に帰りなさい。悪霊はあなたの娘からもう出てしまった」と言い、悪霊を追い出された。
 あらためて、自分の信仰がどのようなものか振り返ってみよう。(S.T.)

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

「年間第五木曜日(2/12)」への2件のフィードバック

  1. 日本人も大国のポチを卒業し南米を旅する女にならいたい。
    同志男女よ敵を撃て!

  2. 十字架の聖ヨハネかバルバロ神父が「子犬やパン屑に甘んじるな」と言っているし、パウロは「大胆に恵みの座に突進せよ」と言っている。
    我々日本人も中国米国大国のポチを卒業し小舟で大海を旅したい!

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