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教皇の意向:使命を担い合う (10月)

年間第二十六木曜日(10/3)

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収穫のために働き手を送ってくださるように、収穫の主に願いなさい。
集会祈願

 父である神よ、あなたは、小さい者、自分を低くする者天の国を備えてくださいます。聖テレジアが示した信頼の道をわたしたちも歩み、聖女の取り次ぎに支えられて、、栄光のいのちにあずかることができますように。聖霊の交わりの中で、あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

🌸 第一朗読 (ヨブ19:21-27)

 21〔ヨブは言った。〕憐れんでくれ、わたしを憐れんでくれ神の手がわたしに触れたのだ。あなたたちはわたしの友ではないか。22なぜ、あなたたちまで神と一緒になってわたしを追い詰めるのか。肉を打つだけでは足りないのか。23どうかわたしの言葉が書き留められるように碑文として刻まれるように。24たがねで岩に刻まれ、鉛で黒々と記されいつまでも残るように。25わたしは知っているわたしを贖う方は生きておられついには塵の上に立たれるであろう。26この皮膚が損なわれようともこの身をもってわたしは神を仰ぎ見るであろう。27このわたしが仰ぎ見るほかならぬこの目で見る。腹の底から焦がれ、はらわたは絶え入る。

🌸 答唱詩編 詩編27 典73③④

答 神よ、あなたの顔の光を
  わたしたちの上に照らしてください。

神よ、わたしの声を聞き、
わたしをあわれみこたえてください。
わたしの心はささやく、
神の顔を尋ねもとめよ。
神よ、あなたの顔をわたしは慕い求める。 【答】

あなたの顔をわたしにかくさず、
怒りでしもべを退けないでください。
あなたはわたしのたすけ、
わたしを救ってくださる神。 【答】

アレルヤ唱 典268③

アレルヤ、アレルヤ。神の国は近づいた。回心して福音を信じなさい。アレルヤ、アレルヤ。

🌸 福音朗読 (ルカ10:1-12)

ルカによる福音

 1そのとき、主はほかに七十二人を任命し、御自分が行くつもりのすべての町や村に二人ずつ先に遣わされた。 2そして、彼らに言われた。「収穫は多いが、働き手が少ない。だから、収穫のために働き手を送ってくださるように、収穫の主に願いなさい。 3行きなさい。わたしはあなたがたを遣わす。それは、狼の群れに小羊を送り込むようなものだ。 4財布も袋も履物も持って行くな。途中でだれにも挨拶をするな。 5どこかの家に入ったら、まず、『この家に平和があるように』と言いなさい。 6平和の子がそこにいるなら、あなたがたの願う平和はその人にとどまる。もし、いなければ、その平和はあなたがたに戻ってくる。 7その家に泊まって、そこで出される物を食べ、また飲みなさい。働く者が報酬を受けるのは当然だからである。家から家へと渡り歩くな。 8どこかの町に入り、迎え入れられたら、出される物を食べ、 9その町の病人をいやし、また、『神の国はあなたがたに近づいた』と言いなさい。 10しかし、町に入っても、迎え入れられなければ、広場に出てこう言いなさい。 11『足についたこの町の埃さえも払い落として、あなたがたに返す。しかし、神の国が近づいたことを知れ』と。 12言っておくが、かの日には、その町よりまだソドムの方が軽い罰で済む。」

奉納祈願

 父である神よ、聖テレジアのうちに注がれたあなたの恵みをたたえて祈ります。聖女の生涯を受け入れてくださったように、わたしたちの奉献をみ心にかなうものとして受け入れてください。わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン

拝領祈願

 いつくしみ深い父よ、秘跡の恵みによってわたしたちの愛と信頼を強めてください。聖テレジアにならい、わたしたちもすべてをあなたにゆだね、人々の救いを心から祈るものとなりますように。わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 ルカは、12人の派遣に続いて、72人の派遣について記す。72あるいは70という数字は、モーセが70人の長老を集めたこと、さらには、旧約聖書が70人の学者によって、原文のヘブライ語からギリシャ語に訳され、「七十人訳」(セプトゥアギンタ)と呼ばれることとも関係があるかもしれない。
 ルカ福音書の中で、イエスが12人だけでなく、72人もの弟子たちに宣教の使命を与えたことは、宣教、そして、み言葉というものが、ルカにとってどれほど大きな意味をもっていたかを考えさせられる。
 派遣に際しての言葉は、12人の派遣の時とほとんど同じだが、あえて言えば、「ご自分が行くつもりのすべての町や村に二人ずつ先に遣わされた」という言葉に注目したい。「自分が行くつもり」ということは、イエスが自ら行く予定の地に、ということであり、全権委託ではなく、あくまで先遣隊としての使命をもたせてということだろう。しかも「二人ずつ」と書き添えていることにも注意したい。
 そして、派遣されるものが携えてゆくメッセージは、「神の国が近づいた」というもの。人となられた神の子の存在、働き、言葉によって、神の支配、人々への愛があらわになること、これが、イエス自身の宣教の中心であり、それこそが派遣されるものに託された使命である。それは、「平和があるように」というあいさつの言葉にも表れる。すべては神の恵みであり、賜物である。この使信、福音を受け入れるか否かは、人間の努力ではなく、神の恵みであり、それなしに何も始まらないこと、あらためて心に刻もう。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。