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教皇の意向:子を失った親 (11月)

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年間第二十三木曜日(9/12)

あなたがたの父が憐れみ深いように、

マリアのみ名

集会祈願

🌸 第一朗読 (一コリント8:1b-7、11-13)

 1〔皆さん、〕知識は人を高ぶらせるが、愛は造り上げる。 2自分は何か知っていると思う人がいたら、その人は、知らねばならぬことをまだ知らないのです。 3しかし、神を愛する人がいれば、その人は神に知られているのです。 4そこで、偶像に供えられた肉を食べることについてですが、世の中に偶像の神などはなく、また、唯一の神以外にいかなる神もいないことを、わたしたちは知っています。 5現に多くの神々、多くの主がいると思われているように、たとえ天や地に神々と呼ばれるものがいても、 6わたしたちにとっては、唯一の神、父である神がおられ、万物はこの神から出、わたしたちはこの神へ帰って行くのです。また、唯一の主、イエス・キリストがおられ、万物はこの主によって存在し、わたしたちもこの主によって存在しているのです。
 7しかし、この知識がだれにでもあるわけではありません。ある人たちは、今までの偶像になじんできた習慣にとらわれて、肉を食べる際に、それが偶像に供えられた肉だということが念頭から去らず、良心が弱いために汚されるのです。
 11そうなると、あなたの知識によって、弱い人が滅びてしまいます。その兄弟のためにもキリストが死んでくださったのです。 12このようにあなたがたが、兄弟たちに対して罪を犯し、彼らの弱い良心を傷つけるのは、キリストに対して罪を犯すことなのです。 13それだから、食物のことがわたしの兄弟をつまずかせるくらいなら、兄弟をつまずかせないために、わたしは今後決して肉を口にしません。

🌸 答唱詩編 詩編139 典53①②

答 神のはからいはかぎりなく、
  生涯わたしはその中に生きる。

神よ、あなたはわたしをこころにかけ、
わたしのすべてを知っておられる。
わたしがすわるのも、立つのも知り、
遠くからわたしの思いを見通される。【答】

歩む時も、休む時も見守り、
わたしの行いをすべて知っておられる。
くちびるにことばがのぼるまえに、
神よ、あなたはすべてを知っておられる。【答】

アレルヤ唱 典270 55

 アレルヤ、アレルヤ。互いに愛し合うなら神はわたしたちとともにおられ、その愛はわたしたちのうちにまっとうされる。アレルヤ、アレルヤ。

🌸 福音朗読 (ルカ6:27-38)

ルカによる福音

 27【そのとき、イエスは弟子たちに言われた。〕「わたしの言葉を聞いているあなたがたに言っておく。敵を愛し、あなたがたを憎む者に親切にしなさい。 28悪口を言う者に祝福を祈り、あなたがたを侮辱する者のために祈りなさい。 29あなたの頬を打つ者には、もう一方の頬をも向けなさい。上着を奪い取る者には、下着をも拒んではならない。 30求める者には、だれにでも与えなさい。あなたの持ち物を奪う者から取り返そうとしてはならない。 31人にしてもらいたいと思うことを、人にもしなさい。 32自分を愛してくれる人を愛したところで、あなたがたにどんな恵みがあろうか。罪人でも、愛してくれる人を愛している。 33また、自分によくしてくれる人に善いことをしたところで、どんな恵みがあろうか。罪人でも同じことをしている。 34返してもらうことを当てにして貸したところで、どんな恵みがあろうか。罪人さえ、同じものを返してもらおうとして、罪人に貸すのである。 35しかし、あなたがたは敵を愛しなさい。人に善いことをし、何も当てにしないで貸しなさい。そうすれば、たくさんの報いがあり、いと高き方の子となる。いと高き方は、恩を知らない者にも悪人にも、情け深いからである。 36あなたがたの父が憐れみ深いように、あなたがたも憐れみ深い者となりなさい。」
 37「人を裁くな。そうすれば、あなたがたも裁かれることがない。人を罪人だと決めるな。そうすれば、あなたがたも罪人だと決められることがない。赦しなさい。そうすれば、あなたがたも赦される。 38与えなさい。そうすれば、あなたがたにも与えられる。押し入れ、揺すり入れ、あふれるほどに量りをよくして、ふところに入れてもらえる。あなたがたは自分の量る秤で量り返されるからである。」

奉納祈願

 

拝領祈願

 

祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 「あなたがたの父が憐れみ深いように、あなたがたも憐れみ深いものとなりなさい」
 ルカ版の「山上の説教」のような言葉が続く。「敵を愛しなさい。侮辱する者のために祈りなさい。赦しなさい。人を裁くな。」。こうした言葉をはじめて聞いた人は、何を思うだろうか。冗談じゃない、そんなことできるわけがない。人間の世界は、まさに、その正反対だ。敵であれば戦い、価値がないと思えば、無視したり差別したりする。人に落ち度があれば断罪し、ひどい目にあわされたら、絶対に赦さない、それが人間の世界の暗黙のルールではないか。
 そのとおりである。イエスの教えは、単に、人間がそうすべきと言う、道徳的な命令ではない。人間が独力では、とても到底到達できない、高い理想を述べたものでもない。むしろ、最初に挙げた言葉、「あなたがたの父が憐れみ深いように、あなたがたも憐れみ深い者となりなさい」という勧めにつきる。
 イエスの教えは、一方的な命令ではなく、イエス自身が身をもって示し、実現した教えである。イエスの生きざまを見て、その並外れた愛を経験して、自分もその愛に入れていただくことではじめて実現が視野に入り、少しずつ近づくことができるようなものである。
 だれも、愛されなければ、愛することを知らないし、愛することもできない。しかし、神はすでにイエスにおいて、自らの愛を、あますところなく表わしてくださった。そこに、わたしたちに期待されたイエスの戒めの根拠がある。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。