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教皇の意向:子を失った親 (11月)

待降節第一木曜日(12/5)

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わたしの言葉を聞いて行う者は皆、岩の上に自分の家を建てた賢い人に似ている
集会祈願

🌸 第一朗読 (イザヤ26:1-6)

イザヤの預言

1その日には、ユダの地でこの歌がうたわれる。
我らには、堅固な都がある。
救いのために、城壁と堡塁が築かれた。
2城門を開け
神に従い、信仰を守る民が入れるように。
3堅固な思いを、あなたは平和に守られる
あなたに信頼するゆえに、平和に。
4どこまでも主に信頼せよ、主こそはとこしえの岩。
5主は高い所に住まう者を引きおろし
築き上げられた都を打ち倒し
地に打ち倒して、塵に伏させる。
6貧しい者の足がそれを踏みにじり
弱い者の足が踏みつけて行く。

🌸 答唱詩編 詩編100 典172 ③④

:わたしたちは神の民、そのまきばの群れ。

感謝に満ちて門をくぐり、
賛美を歌って中庭に入る。
神に感謝をささげて、
その名をたたえよう。【答】

神はいつくしみ深く、
そのあわれみは限りなく
そのまことは代々に及ぶ。【答】

アレルヤ唱 典255 ⑥

アレルヤ、アレルヤ。見いだせるうちに主を尋ね、近くにおられる主に願え。アレルヤ、アレルヤ。

🌸 福音朗読 (マタイ7:21、24-27)

マタイによる福音

 21〔そのとき、イエスは弟子たちに言われた。〕「わたしに向かって、『主よ、主よ』と言う者が皆、天の国に入るわけではない。わたしの天の父の御心を行う者だけが入るのである。
 24「そこで、わたしのこれらの言葉を聞いて行う者は皆、岩の上に自分の家を建てた賢い人に似ている。 25雨が降り、川があふれ、風が吹いてその家を襲っても、倒れなかった。岩を土台としていたからである。 26わたしのこれらの言葉を聞くだけで行わない者は皆、砂の上に家を建てた愚かな人に似ている。 27雨が降り、川があふれ、風が吹いてその家に襲いかかると、倒れて、その倒れ方がひどかった。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 イエスが神の国について語るとき、イスラエルの民が経験した苦難の歴史が当然頭にあっただろうが、今日の山上の説教の言葉は、自然の世界に起きる厳しい状況をたとえとして話される。年々、自然災害に見舞われることが多い現代、特に、日本人に、ピントくる例かもしれない。「雨が降り、川があふれ、風が吹いてその家を襲っても」倒れない家とは何か。イエスは、より優れた建築技術のことに触れない。むしろ、イエスの言葉に耳を傾け、それに従って行動する、という至って簡単な、しかし、人間がつい、見過ごし、後回しにしがちな方法を提唱する。
 安全保障という考えが、あらゆる分野に広がりつつある現代、何事も安全第一、念には念を、という考えが身に着いてしまうことは避けられない。しかし、イエスの思いは違うところにある。頼りになるのは、人間の限りある知恵ではなく、より堅固な土台の上に人生を築くこと。つまり、神の意志、イエスの言葉に明示された、父のみこころを行うこと、これこそが、何にも勝って大切だということである。神の言葉を聞いて、深く理解すること、それ以上に大事なことは、それを実行すること。「よいサマリア人」のように、面倒を厭わず、損を承知で、自分の力を必要としている人の助け手として生かすこと。イグナチオは『霊操』の結びに言う、「愛は言葉よりも、むしろ行いによって示されなければならない」と。
 待降節の日々、こうした隠れた道に目を向け、真の喜び、幸せを味わうことができるよう努めよう。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。