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教皇の意向:子を失った親 (11月)

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年間第二十七土曜日(10/12)

幸いなのは神の言葉を聞き、それを守る人である
集会祈願

🌸 第一朗読 (ガラテヤ3:22-29)

使徒パウロのガラテヤの教会への手紙

 22〔皆さん、〕聖書はすべてのものを罪の支配下に閉じ込めたのです。それは、神の約束が、イエス・キリストへの信仰によって、信じる人々に与えられるようになるためでした。
 23信仰が現れる前には、わたしたちは律法の下で監視され、この信仰が啓示されるようになるまで閉じ込められていました。 24こうして律法は、わたしたちをキリストのもとへ導く養育係となったのです。わたしたちが信仰によって義とされるためです。 25しかし、信仰が現れたので、もはや、わたしたちはこのような養育係の下にはいません。
 26あなたがたは皆、信仰により、キリスト・イエスに結ばれて神の子なのです。 27洗礼を受けてキリストに結ばれたあなたがたは皆、キリストを着ているからです。 28そこではもはや、ユダヤ人もギリシア人もなく、奴隷も自由な身分の者もなく、男も女もありません。あなたがたは皆、キリスト・イエスにおいて一つだからです。 29あなたがたは、もしキリストのものだとするなら、とりもなおさず、アブラハムの子孫であり、約束による相続人です。

🌸 答唱詩編 詩編105 典94 ①②

アレルヤ唱 典270 31B

🌸 福音朗読 (ルカ11:27-28)

ルカによる福音

 27〔そのとき、〕イエスがこれらのことを話しておられると、ある女が群衆の中から声高らかに言った。「なんと幸いなことでしょう、あなたを宿した胎、あなたが吸った乳房は。」 28しかし、イエスは言われた。「むしろ、幸いなのは神の言葉を聞き、それを守る人である。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 「幸いなのは神の言葉を聞き、それを守る人である」、とイエスは言われる。救い主の母となる、この類いまれな恵みにまさる幸いとは何だろうか。そうした特別な恵みを受けることのない人々の立場を何とか守ろうとする言葉だろうか。あるいは、旧約の律法に表れた神の言葉を守り行うことを幸い、とする、それまでの考え方の踏襲に過ぎない言葉なのだろうか。
 そのどちらでもないだろう。むしろ、イエスが「神の言葉」というとき、それは自らが人となられた神の言葉であることを、抜きに考えることはできない。それは、神の言葉そのものである方が、人となって、わたしたちの間に生きられたという驚くべき神秘を信じ、受け入れて生きることを意味するのではないか。
 イエスの母マリアは、受胎告知を受けられた後、親類でもあり、同じ神からの不思議な告げを受け、身ごもった老女エリザベトを訪問した際、彼女は、喜びのあまり声高らかに言う、「主がおっしゃったことは必ず実現すると信じた方は、なんと幸いでしょう」と。マリアが幸い、と言われるのは、救い主の母となることに先んじて、主のお告げを信じたこと、人間の力ではありえないことが、神(聖霊)の力によって実現すると信じる、その信仰によることを、エリザベトは悟っていたのである。
 パウロが「ガラテアの教会への手紙」の中で強調しているのは、まさに、そのような信仰―律法の行いを凌駕するーであること、あらためて心に留めよう。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。