
2025年3月5日灰の水曜日
毎日のみ言葉と教皇の意向に合わせて、一緒に祈り、祈祷の使徒になるために、主イエスとともに生きましょう[1]
🌸 父と子と聖霊のみ名によって。アーメン。 🌸
教皇の意向: 危機に瀕する家族
関係が壊れてしまった家族が、たとえ違いがあっても、ゆるし合うことで互いの賜物を再発見し、傷を癒すことができますように。
🌞 朝イエスと共に
灰の水曜日
隠れて見ておられる主
今日という日の贈り物と神の絶え間ない存在に感謝する時間を持ちましょう。
四旬節が始まります。準備し、思い巡らし、新たにしていただく時。神への信頼を見直し、より深い交わりのための断食と浄化の時です。
「あなたは、断食するとき、頭に油をつけ、顔を洗いなさい。それは、あなたの断食が人に気づかれず、隠れたところにおられるあなたの父に見ていただくためである。」(マタイ6:17-18)
断食と懺悔は神のためではなく、あなた自身のためです。感覚を呼び覚まし、日常生活における神の存在に気づくようにするためです。
四旬節の信仰の旅を歩み、回心に心を開く恵みを求め、この時をささげましょう。
🍵 日中イエスと共に
同伴する
自らを振り返るこの日、静まる時間を持ちましょう。四旬節がもたらすリズムの変化を生きようとしていますか。
「危機にある夫婦に寄り添いましょう。経験豊かで成熟した夫婦は、気づいてゆく途上にある夫婦を支える準備ができていなければなりません。彼らが危機に脅かされて、性急な決断をしないように。あらゆる危機には、福音が隠されています。心の耳を澄ませて、その福音に耳を傾ける術を知らなければなりません。」(教皇フランシスコ)
周りの人々の苦悩に心を開いていますか。無関心なままですか。 理解といつくしみをもって他の人を支え、困難の中にも希望を見出す手助けができますか。
分裂している家族のために、彼らを主の御心に委ね、断食をささげて、癒しと和解を願いましょう。
🌙🕯 夜イエスと共に
犠牲ではなく、いつくしみを
今日一日を振り返ってみましょう。出会った人々や経験したことの中に神の存在のしるしを見ることができましたか。
主よ、すべてのこと、すべての人に感謝します。言葉や行いで他の人をゆるせなかったことをおゆるしください。
主よ、兄弟愛に満ちたいつくしみのスタイルが私たちに映し出されるよう変えてください。明日、愛と理解が深まる新たな機会を与えてください。あなたに身をゆだね、恵みを求めます。
この四旬節の間、兄弟姉妹たちといつくしみの関係に生きることができるよう願い、一日が終わるこの最後の瞬間をささげます。
すべてを神の御心に委ねて「主の祈り」を祈ります。
🌸 今月の祈りとビデオ
危機にある家族のために
父なる神よ、あなたは御子が家族の中に生まれることを望まれました。愛をもって支える場所。救い主が「成長し、強められた」場所です。今、不和と危機によって引き裂かれたすべての家族が御前におります。家族が心と心を通わせ、和解という難しい術を学ぶための場所となりますように。
家族の危機の中に隠れている福音を、イエスの御こころが明らかにし、心の耳を研ぎ澄まし、ゆるし合えますように。
聖霊に息吹かれ、家族や友人とともに恵みの中で、新たな「はい」をいただき、愛に強められ、変容し、成熟し、照らされますように。アーメン。
🌸 日々ささげる祈り
いつくしみ深い父よ、あなたがともにいてくださることをわたしは知っています。
新しい一日を始めるにあたって、
改めて、わたしの心を御子イエスの聖心のそばに置いてください。
イエスは自らをわたしのために捧げ、ご聖体のうちにわたしのもとに来てくださいます。
聖霊がわたしをあなたの友、また使徒にし、
あなたのいつくしみのミッションに参与するものにしてくださいますように。
この祈りの世界ネットワークに携わる兄弟姉妹と心を合わせて、
わたしの喜びと希望、
働きと苦しみ、わたしが持っているもの、わたしの存在をすべて、
あなたの御手に委ねます。
聖母マリアとともに、教会のミッションと、教皇の今月の意向に合わせて、
わたしの今日一日をお捧げします。
アーメン。
日本の教会の意向: 性虐待被害者
性虐待被害者の受けた心と体の傷がいやされ、神との交わりの中で生きる希望を見出すことができますように。
🌸 🌸 🌸
[1] 教皇による意向のために毎日3回祈る取り組みとして「祈祷の使徒」(現在名:PWPNすなわち教皇による祈りの世界ネットワーク)本部では2016年より “Click to Pray“(祈りのクリック)が始まりました。すなわち、日々のみ言葉と教皇による毎月の意向に合わせて、毎日、朝と日中と夕に祈る取り組みです。
日本語翻訳ティームより