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教皇の意向:希望の巡礼者 (12月)

年間三十一火曜日(11月3)

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神の国で食事をする人は、なんと幸いなことでしょう

ルカ14:15
集会祈願

???? 第一朗読 (フィリピ2.5-11)

5〔皆さん、〕互いにこのことを心がけなさい。それはキリスト・イエスにもみられるものです。 6キリストは、神の身分でありながら、神と等しい者であることに固執しようとは思わず、 7かえって自分を無にして、僕の身分になり、人間と同じ者になられました。人間の姿で現れ、 8へりくだって、死に至るまで、それも十字架の死に至るまで従順でした。 9このため、神はキリストを高く上げ、あらゆる名にまさる名をお与えになりました。 10こうして、天上のもの、地上のもの、地下のものがすべて、イエスの御名にひざまずき、 11すべての舌が、「イエス・キリストは主である」と公に宣べて、父である神をたたえるのです。

???? 答唱詩編 詩編22 典32 ③④

アレルヤ唱 典267(諸聖人)

???? 福音朗読 (ルカ14.15-24)

ルカによる福音

15〔そのとき、〕食事を共にしていた客の一人は、これを聞いてイエスに、「神の国で食事をする人は、なんと幸いなことでしょう」と言った。 16そこで、イエスは言われた。「ある人が盛大な宴会を催そうとして、大勢の人を招き、 17宴会の時刻になったので、僕を送り、招いておいた人々に、『もう用意ができましたから、おいでください』と言わせた。 18すると皆、次々に断った。最初の人は、『畑を買ったので、見に行かねばなりません。どうか、失礼させてください』と言った。 19ほかの人は、『牛を二頭ずつ五組買ったので、それを調べに行くところです。どうか、失礼させてください』と言った。 20また別の人は、『妻を迎えたばかりなので、行くことができません』と言った。 21僕は帰って、このことを主人に報告した。すると、家の主人は怒って、僕に言った。『急いで町の広場や路地へ出て行き、貧しい人、体の不自由な人、目の見えない人、足の不自由な人をここに連れて来なさい。』 22やがて、僕が、『御主人様、仰せのとおりにいたしましたが、まだ席があります』と言うと、 23主人は言った。『通りや小道に出て行き、無理にでも人々を連れて来て、この家をいっぱいにしてくれ。 24言っておくが、あの招かれた人たちの中で、わたしの食事を味わう者は一人もいない。』」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana

???? 分かち合い

 今日の福音を読んでみますと、神は、ご自身の救いへとすべての人を招いておられると分かります。このたとえ話では、最初に招かれていたのに招きを断った人たちは、政治的な力も経済力も持っている人々、すなわちファリサイ派の人、律法学者たちやヘロデ派の人々などのことです。彼らは、何かと言い訳をして、自分の都合を先にして、神の国を作ることは後回しにしました。

 しかし、たとえこの招きに応じなくても関わらず、慈しみ深い神は救いへと人を招き続けておられます。そして、私たち一人一人を天の国、救いへと熱心に、へりくだって招いておられます。その救いは、また天の国は、盛大な宴会にたとえられているごとく、喜びです。神は、主イエス・キリストにおいて、人間をご自身の喜びの世界へと招かれているのです。神の招きに応じ、主イエス・キリストを信じ、罪赦され、天の国、盛大な宴会にたとえられる喜びの中を歩んでくださいということは招かれています。

 このたとえ話を通して、私たちは何を学ぶことができるでしょうか。まず、自分の都合を優先させて、自分で自分を満足させることができれば、それで十分だとおもい、すなわち、自己中心的になってしまったら、このような人々は神の国に入ることが相応しくないです。

 「急いで町の広場や路地へ出て行き、貧しい人、体の不自由な人、目の見えない人、足の不自由な人をここに連れて来なさい」。ここでは、何かが不自由だということではありません。むしろ、大事なのは、自分で自分を満足させようとして、自己中心的になってしまわないことなのです。神の前では、自分は何も持たない者だということが大切です。そして、それ以上に大事なのは、自分も神に招かれていることに気付くことです。

 最後に、「無理にでも人々を連れて来て、この家をいっぱいにしてくれ」。そんな気前のよい神に、私たちは招かれています。もう断らない人だったら誰でもいいのだ、と。とにかく一人でも多くの人を、と願っておられます。命がけで、必死になって招いておられる神の姿です。

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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