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教皇の意向:子を失った親 (11月)

年間三十一金曜日(11月6)

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わたしたちの本国は天にあります

フィリピ3:20
集会祈願

???? 第一朗読 (フィリピ3.17~4.1)

17兄弟たち、皆一緒にわたしに倣う者となりなさい。また、あなたがたと同じように、わたしたちを模範として歩んでいる人々に目を向けなさい。 18何度も言ってきたし、今また涙ながらに言いますが、キリストの十字架に敵対して歩んでいる者が多いのです。 19彼らの行き着くところは滅びです。彼らは腹を神とし、恥ずべきものを誇りとし、この世のことしか考えていません。 20しかし、わたしたちの本国は天にあります。そこから主イエス・キリストが救い主として来られるのを、わたしたちは待っています。 21キリストは、万物を支配下に置くことさえできる力によって、わたしたちの卑しい体を、御自分の栄光ある体と同じ形に変えてくださるのです。
1だから、わたしが愛し、慕っている兄弟たち、わたしの喜びであり、冠である愛する人たち、このように主によってしっかりと立ちなさい。

???? 答唱詩編 詩編122 典173 ①②

アレルヤ唱 典268 ⑬

???? 福音朗読 (ルカ16.1-8)

 1{そのとき、イエスは弟子たちに言われた。〕「ある金持ちに一人の管理人がいた。この男が主人の財産を無駄遣いしていると、告げ口をする者があった。 2そこで、主人は彼を呼びつけて言った。『お前について聞いていることがあるが、どうなのか。会計の報告を出しなさい。もう管理を任せておくわけにはいかない。』 3管理人は考えた。『どうしようか。主人はわたしから管理の仕事を取り上げようとしている。土を掘る力もないし、物乞いをするのも恥ずかしい。 4そうだ。こうしよう。管理の仕事をやめさせられても、自分を家に迎えてくれるような者たちを作ればいいのだ。』 5そこで、管理人は主人に借りのある者を一人一人呼んで、まず最初の人に、『わたしの主人にいくら借りがあるのか』と言った。 6『油百バトス』と言うと、管理人は言った。『これがあなたの証文だ。急いで、腰を掛けて、五十バトスと書き直しなさい。』 7また別の人には、『あなたは、いくら借りがあるのか』と言った。『小麦百コロス』と言うと、管理人は言った。『これがあなたの証文だ。八十コロスと書き直しなさい。』 8主人は、この不正な管理人の抜け目のないやり方をほめた。この世の子らは、自分の仲間に対して、光の子らよりも賢くふるまっている。 

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana

???? 分かち合い

 自分に託された財産の管理についての過ちが見つかり、その管理の仕事から追われそうになった管理人が、正しくも、道徳的ともいえない方法を使って、生き延びるために知恵をこらし、主人からほめられたという話です。読む者に最も戸惑いを起こさせるたとえだ、という聖書学者もいます。

 これは一見、この世の富についての話のように聞こえますが、実は、信仰についての話ではないでしょうか。わたしたち信仰者は、信仰という大きな財産をいただき、その信仰の管理を任されていると言ってよいでしょう。

 その信仰生活にも、危機が訪れることがあります。信じられなくなる、信じることが無意味に思える、あるいは、自分の落ち度や怠慢により、神様との関係が悪化し、どうにもならなくなるなど。

 信仰は、一方で、全面的に、自分を神に委ねることで、その恵みは神から無償で与えられるものです。同時に、人間には、信仰を生きるための様々な努力も求められています。信仰があれば、人間的な努力が免除されるわけではありません。

 人々がこの世の富を得るために懸命に努力しているように、はたして「光の子」と言われるわたしたち信仰をいただいたものは、尽きることのない永遠の富を得るために、どれだけ知恵と力を尽くしているでしょうか。振り返る恵みを祈りましょう。

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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