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教皇の意向:子を失った親 (11月)

第三十金曜日(10月30)

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キリスト・イエスの愛の心で、

フィリピ1:8
集会祈願

???? 第一朗読 (フィリピ1:1-11)

 1キリスト・イエスの僕であるパウロとテモテから、フィリピにいて、キリスト・イエスに結ばれているすべての聖なる者たち、ならびに監督たちと奉仕者たちへ。 2わたしたちの父である神と主イエス・キリストからの恵みと平和が、あなたがたにあるように。3わたしは、あなたがたのことを思い起こす度に、わたしの神に感謝し、 4あなたがた一同のために祈る度に、いつも喜びをもって祈っています。 5それは、あなたがたが最初の日から今日まで、福音にあずかっているからです。 6あなたがたの中で善い業を始められた方が、キリスト・イエスの日までに、その業を成し遂げてくださると、わたしは確信しています。 7わたしがあなたがた一同についてこのように考えるのは、当然です。というのは、監禁されているときも、福音を弁明し立証するときも、あなたがた一同のことを、共に恵みにあずかる者と思って、心に留めているからです。 8わたしが、キリスト・イエスの愛の心で、あなたがた一同のことをどれほど思っているかは、神が証ししてくださいます。 9わたしは、こう祈ります。知る力と見抜く力とを身に着けて、あなたがたの愛がますます豊かになり、 10本当に重要なことを見分けられるように。そして、キリストの日に備えて、清い者、とがめられるところのない者となり、 11イエス・キリストによって与えられる義の実をあふれるほどに受けて、神の栄光と誉れとをたたえることができるように。

???? 答唱詩編 詩編111 典61①②

アレルヤ唱 典272 26

???? 福音朗読 (ルカ14:1-6)

ルカによる福音

 1安息日のことだった。イエスは食事のためにファリサイ派のある議員の家にお入りになったが、人々はイエスの様子をうかがっていた。 2そのとき、イエスの前に水腫を患っている人がいた。 3そこで、イエスは律法の専門家たちやファリサイ派の人々に言われた。「安息日に病気を治すことは律法で許されているか、いないか。」 4彼らは黙っていた。すると、イエスは病人の手を取り、病気をいやしてお帰しになった。 5そして、言われた。「あなたたちの中に、自分の息子か牛が井戸に落ちたら、安息日だからといって、すぐに引き上げてやらない者がいるだろうか。」 6彼らは、これに対して答えることができなかった。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana

???? 分かち合い

 ファリサイ派の議員の食事に呼ばれたとき、イエスはそこにいる水腫の人をいやされた。それが偶々安息日だったので、イエスは彼らに問う、「安息日に病気を治すことは律法で許されているか、いないか」と。安息日の掟は厳しく、病気の人の治療も、命にかかわるときでなければ許されなかった。

 福音書には安息日にかかわる話はいくつもあるが、はたして、ユダヤ人はどうしてそれほど安息日の掟にこだわったのだろうか。安息日の掟はユダヤ人にとって、特に、神殿や祭儀が失われた捕囚後の時期、安息日を守ることが、自分たちのアイデンティティーを守るためにきわめて重要なものとなり、その規定は細部にまで及んだ。イエスが、それを十分承知の上で、安息日の掟に背くような行いをされたのには、特別な思いがあったからだろう。

 安息日の掟を守ることは良いことである。しかし、それ以上によいものがあるとすれば、どちらを選んだらよいかは明らかだ。イエスは言われる、「あなたたちの中に、自分の息子か牛が井戸に落ちたら、安息日だからといって、すぐに引き上げてやらない者がいるだろうか」と。親のわが子に対する思い、それにまさる愛を神は人間に対してもっておられる。イエスは、掟を守ることで見えなくなっていた目を、そうした行いで開かせようとなさったのではないか。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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