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教皇の意向:子を失った親 (11月)

年間第二月曜日(1/16)

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新しいぶどう酒は、新しい革袋に入れるものだ

マルコ2:22
集会祈願

🌸 第一朗読 (ヘブライ5.1-10)

 1大祭司はすべて人間の中から選ばれ、罪のための供え物やいけにえを献げるよう、人々のために神に仕える職に任命されています。 2大祭司は、自分自身も弱さを身にまとっているので、無知な人、迷っている人を思いやることができるのです。 3また、その弱さのゆえに、民のためだけでなく、自分自身のためにも、罪の贖いのために供え物を献げねばなりません。 4また、この光栄ある任務を、だれも自分で得るのではなく、アロンもそうであったように、神から召されて受けるのです。
 5同じようにキリストも、大祭司となる栄誉を御自分で得たのではなく、
 「あなたはわたしの子、
 わたしは今日、あなたを産んだ」
と言われた方が、それをお与えになったのです。 6また、神は他の個所で、
 「あなたこそ永遠に、
 メルキゼデクと同じような祭司である」
と言われています。 7キリストは、肉において生きておられたとき、激しい叫び声をあげ、涙を流しながら、御自分を死から救う力のある方に、祈りと願いとをささげ、その畏れ敬う態度のゆえに聞き入れられました。 8キリストは御子であるにもかかわらず、多くの苦しみによって従順を学ばれました。 9そして、完全な者となられたので、御自分に従順であるすべての人々に対して、永遠の救いの源となり、 10神からメルキゼデクと同じような大祭司と呼ばれたのです。

🌸 答唱詩編 詩編110 典159 ①②

アレルヤ唱 典271 ⑯

🌸 福音朗読 (マルコ2.18-22)

マルコによる福音

 18〔その時、〕ヨハネの弟子たちとファリサイ派の人々は、断食していた。そこで、人々はイエスのところに来て言った。「ヨハネの弟子たちとファリサイ派の弟子たちは断食しているのに、なぜ、あなたの弟子たちは断食しないのですか。」 19イエスは言われた。「花婿が一緒にいるのに、婚礼の客は断食できるだろうか。花婿が一緒にいるかぎり、断食はできない。 20しかし、花婿が奪い取られる時が来る。その日には、彼らは断食することになる。
 21だれも、織りたての布から布切れを取って、古い服に継ぎを当てたりはしない。そんなことをすれば、新しい布切れが古い服を引き裂き、破れはいっそうひどくなる。 22また、だれも、新しいぶどう酒を古い革袋に入れたりはしない。そんなことをすれば、ぶどう酒は革袋を破り、ぶどう酒も革袋もだめになる。新しいぶどう酒は、新しい革袋に入れるものだ。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 イエスの時代のユダヤ人は、洗礼者ヨハネの弟子も含め、週に二回(月曜と木曜)断食する習慣をよく守っていたらしい。しかし、イエスの弟子は、彼らのように断食しないことで、非難を浴びた。それについてイエスは言う、「花婿が一緒にいるのに、婚礼の客は断食できるだろうか」と。あたかも、今は、婚礼の時、喜び祝う時であり、自らが花婿であることを暗に示しているかのようである。イエスのメッセージは、「神の国は近づいた。回心して福音を信じなさい」であり、「福音」は、まさに、神が人となられたという、喜びの便りである。しかし、それは、だれも反対できない、すべての人を納得させる、そんな強制力を持つものではなかった。
 イエスは、続けて、たとえを語る。「だれも、織りたての布切れを取って、古い服に継ぎを当てたりはしない。・・・だれも新しいぶどう酒を古い革袋に入れたりはしない。」「新しいぶどう酒は、新しい革袋に入れるものだ」と。イエスの新しさとは何か。それは、昔からあったが、人々が表面にとらわれ、見過ごしてきたもの、あたかも、人間が花の美しさに気をとられ、まったく省みることのない、花びらの奥に潜む蜜のようなものではないか。律法や規則の形式的な順守に気を取られ、人々が忘れている、その核心にある、神への愛、人々への愛を、思い起こさせること、かつてだれも想像することも、考えることもできなかった、「かつておられ、今おられ、やがて来られる」(黙示1.8)神自らが人となって人々とともに生きること、そのことに起因するのではないか。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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