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教皇の意向:希望の巡礼者 (12月)

年間第十八火曜日(偶数年)

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口に入るものは人を汚さず、口から出て来るものが人を汚すのである。

マタイ15:11

聖ヨハネ・マリア・ビアンネ司祭

集会祈願

???? 第一朗読 (エレミヤ30:1-2、12-15、18-22)

 1主からエレミヤに臨んだ言葉。
2「イスラエルの神、主はこう言われる。わたしがあなたに語った言葉をひとつ残らず巻物に書き記しなさい。
 12主はこう言われる。
お前の切り傷はいえず
打ち傷は痛む。
13お前の訴えは聞かれず
傷口につける薬はなく
いえることもない。
14愛人たちは皆、お前を忘れ
相手にもしない。
お前の悪が甚だしく
罪がおびただしいので
わたしが敵の攻撃をもってお前を撃ち
過酷に懲らしめたからだ。
15なぜ傷口を見て叫ぶのか。
お前の痛みはいやされない。
お前の悪が甚だしく
罪がおびただしいので
わたしがお前にこうしたのだ。
 18主はこう言われる。
見よ、わたしはヤコブの天幕の繁栄を回復し
その住む所を憐れむ。
都は廃虚の丘の上に建てられ
城郭はあるべき姿に再建される。
19そこから感謝の歌と
楽を奏する者の音が聞こえる。
わたしが彼らを増やす。数が減ることはない。
わたしが彼らに栄光を与え、侮られることはない。
20ヤコブの子らは、昔のようになり
その集いは、わたしの前に固く立てられる。
彼らを苦しめるものにわたしは報いる。
21ひとりの指導者が彼らの間から
治める者が彼らの中から出る。
わたしが彼を近づけるので
彼はわたしのもとに来る。
彼のほか、誰が命をかけて
わたしに近づくであろうか、と主は言われる。
22こうして、あなたたちはわたしの民となり
わたしはあなたたちの神となる。

???? 答唱詩編 詩編147 典27①③

アレルヤ唱 典

???? 福音朗読 (マタイ15:1-2、10-14)

マタイによる福音

 1そのとき、ファリサイ派の人々と律法学者たちが、エルサレムからイエスのもとへ来て言った。 2「なぜ、あなたの弟子たちは、昔の人の言い伝えを破るのですか。彼らは食事の前に手を洗いません。」
 10それから、イエスは群衆を呼び寄せて言われた。「聞いて悟りなさい。 11口に入るものは人を汚さず、口から出て来るものが人を汚すのである。」 12そのとき、弟子たちが近寄って来て、「ファリサイ派の人々がお言葉を聞いて、つまずいたのをご存じですか」と言った。 13イエスはお答えになった。「わたしの天の父がお植えにならなかった木は、すべて抜き取られてしまう。 14そのままにしておきなさい。彼らは盲人の道案内をする盲人だ。盲人が盲人の道案内をすれば、二人とも穴に落ちてしまう。」

奉納祈願

拝領祈願

???? 分かち合い

 主イエスは外から口に入るものは問題にしていません。何を食べるか、器はきよめてあるか、手をきよめているか問題でもありません。問題は人から出るもの、心の中から出てくるもの、これが人を汚すということを主イエスが強調しておられます。言い換えようとすれば、心を養う必要があるということです。

 それでは、心の中に悪いことがないように、どうすれば・どう考えたらいいでしょうか。聖イグナチオが勧めてくださったことがあります。例えば、良い側面をよく見つめ、良いことをよく考えたら、心を養うことができます。あるいは、主イエスが何回も教えてくださったように、好きではない人に対して、まずその人のために祈ったらどうでしょう。それから、心を開いて積極的に考えようとするならば、心がよくなる可能性もあります。そうしないと、霊的な盲人になってしまうかもしれません。

 しかし、心を養うために、何よりも、一番大切なのは心に神のみ言葉を取り入れるべきだと思います。み言葉はこの世の光、私たちの光です。心にたくわえたみ言葉が、私たちを罪や悪いことから守り、主の道に生かすのです。私たちの心に積極的にみ言葉を納め、さらにたくわえていきましょう。

 どうか聖母マリア、主イエスのお助けによってもっと良い心を得ることができますよう、毎日のみ言葉を通して、神の導きを一緒に願い求めたいと思います。

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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