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教皇の意向:希望の巡礼者 (12月)

四旬節第一木曜日(2/25)

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求めなさい。そうすれば、与えられる

マタイ7:7
集会祈願

🌸 第一朗読 (エステル〔ギ〕C.12、14-16、23-25)

[12] 王妃エステルは死の苦悩に襲われて、主に寄りすがった。
[14] そして、イスラエルの神である主に祈った。
「主よ、わたしたちの王よ、
あなたは唯一なるお方、
あなたのほかに助け手を持たない
ただひとりでいるわたしを助けてください。
[15] 危険が身近に迫っています。
[16] わたしは生まれた時から、
わが先祖の部族の中で聞かされてきました。
主よ、あなたはイスラエルを万民の中から、
我らの先祖をすべての先祖の中から選んで
御自分の永久の遺産とし、
イスラエルに約束したことを実現されたと。
[23] 主よ、思い起こしてください。
この悩みの時、あなた御自身をお示しください。
神々を支配し、すべての主権を握る王よ、
わたしに勇気をお与えください。
[24] このわたしに獅子の前で雄弁な言葉を語らせ
その心を変えて我らに戦いを挑む者を憎ませ、
その仲間と共に葬り去ってください。
[25] 御手をもってわたしたちを救ってください。
主よ、あなたのほかに頼るもののない
ただひとりでいるわたしを助けてください。
あなたはすべてをご存じです。

🌸 答唱詩編 詩編138 典134 ①③

詠唱 典261 ①

🌸 福音朗読 (マタイ7.7-12)

マタイによる福音
 7〔そのとき、イエスは弟子たちに言われた。〕「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。 8だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる。 9あなたがたのだれが、パンを欲しがる自分の子供に、石を与えるだろうか。 10魚を欲しがるのに、蛇を与えるだろうか。 11このように、あなたがたは悪い者でありながらも、自分の子供には良い物を与えることを知っている。まして、あなたがたの天の父は、求める者に良い物をくださるにちがいない。 12だから、人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい。これこそ律法と預言者である。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 「求めなさい、そうすれば与えられる。探しなさい、そうすれば見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる」というふうに、主イエスが私たちに勧めてくださいます。この四旬節にあたり、回心あるいは悔い改めというテーマで祈っている機会が与えられたと思います。

 私たちが神様に向かっていく時に、自分自身にとって、自分の生活にとって、自分の信仰生活にとって、自分がいったい何を神様に求めて生きていくのか、どのような願いをもって生きていくのかということ、それを問いかけ、そしてそれを求めていくこと、これは非常に大事なことではないかと思います。

 日々生活の中で、求めても、捜しても、祈っても、なかなか与えて下さないという経験が何回も感じられていたと思いますが、ここでは、与えてくださるのは神様の自由です。私たちが信じている神様は慈しみ深い方であるし、この方はお父さまとして私たちに必要なものを必ず与えてくださるという風に主イエスが教えてくださいます。

 よく考えてみれば、生活の中で神様の恵みが一杯包まれているではないでしょうか。無限の神様の恵みがあるからこそ、私たちはどういう立場であったとしても、どういう時であっても、どういう困難があっても、私たちは求めていくことができるし、それは、求めなければならないものだと思います。

 マタイ6章33節にはこう書いてあります。「まず神の国と神の義とを求めなさい。そうすれば、これらのものはみな添えて与えられる。」

 求めるところから始まって、何をくださるかは、分からないでしょう。願った通りかもしれないし、願った通りではないかもしれません。でも、与えられるものは当然、自分が始め考えていた以上のものを主が準備してくださっています。そのために、私たちは回心や悔い改めや、気づきや、様々なことが必要かもしれません。

 求めるときには、自分と神様との関係を意識しながら、心から自分の動機や自分の感情などに気付くことができます。さらに、自分の感情を合わせて、神様が今ここ私たちに何を求めておられるかというみ旨を探し求めていくのは最もふさわしい信仰生活になるでしょう。神様の本当の御旨が、私たち自分自身の生活で実現していくように、心の底から私たちが恵みを願っていけるように祈りたいと思います。

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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