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教皇の意向:子を失った親 (11月)

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年間第三十三金曜日(11/22)

『わたしの家は、祈りの家でなければならない。』
集会祈願

🌸 第一朗読 (黙示録10:8-11)

ヨハネの黙示

 8天から聞こえたあの声が、再びわたしに語りかけて、こう言った。「さあ行って、海と地の上に立っている天使の手にある、開かれた巻物を受け取れ。」 9そこで、天使のところへ行き、「その小さな巻物をください」と言った。すると、天使はわたしに言った。「受け取って、食べてしまえ。それは、あなたの腹には苦いが、口には蜜のように甘い。」 10わたしは、その小さな巻物を天使の手から受け取って、食べてしまった。それは、口には蜜のように甘かったが、食べると、わたしの腹は苦くなった。 11すると、わたしにこう語りかける声が聞こえた。「あなたは、多くの民族、国民、言葉の違う民、また、王たちについて、再び預言しなければならない。」

🌸 答唱詩編 詩編119 典125 ①②

:主よ、あなたは永遠のいのちのことば。

神よ、あなたはわたしのすべて。
あなたのことばをわたしは守る。
あなたの教えはすばらしい、
すべての金銀にまさる。【答】

あなたのさとしはとこしえにわたしの宝、
わたしの心の喜び。
わたしにいつくしみを現し、
おきてを授けてください。【答】

アレルヤ唱 典272 ㉖

アレルヤ、アレルヤ。羊はわたしの声を聞き分け、わたしもその羊を知り、羊はわたしに従う。アレルヤ、アレルヤ。

🌸 福音朗読 (ルカ19:45-48)

ルカによる福音

 45〔そのとき、〕イエスは神殿の境内に入り、そこで商売をしていた人々を追い出し始めて、 46彼らに言われた。「こう書いてある。
『わたしの家は、祈りの家でなければならない。』
ところが、あなたたちはそれを強盗の巣にした。」
 47毎日、イエスは境内で教えておられた。祭司長、律法学者、民の指導者たちは、イエスを殺そうと謀ったが、 48どうすることもできなかった。民衆が皆、夢中になってイエスの話に聞き入っていたからである。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 いよいよイエスが神殿に入る場面。かつて、少年イエスが留まった「父の家」、ヤコブが「神の家」と呼び、いま、イエスが預言者の言葉を借りて「わたしの家」、「祈りの家」と呼ばれる神殿。
 列王記が記すように、かつて、ダビデ王に建設の望みを抱かせ、息子ソロモンが莫大な資産を投じて建設した神殿。そこは神が「自らの名を置き」、そこに向かって祈る人々の願いを聞き届けると約束された神殿。
 しかし、預言者エレミヤが、イスラエルの民の不忠実ゆえに神殿の滅びを警告、預言したように、ソロモンの築いた神殿は、強国バビロニアの手によって一度滅ぼされた。そして、今、イエスの時代に、ヘロデ大王によって再建修復された神殿が、ローマによって滅ぼされそうになっているとき、イエスは、預言者の言葉を思い起こさせて言われる、「わたしの家は、祈りの家でなければならない。ところが、あなたたちはそれを強盗の巣にした、」と。
 古いエルサレム神殿に代わる、新しい神殿として、復活されたイエスの霊が宿る教会に、わたしたちは集められている。しかし、イエスは、同じ警告を教会にも向けられているのではないか。はたして、「あなたがたの家は祈りの家だろうか」と。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。