途中でその人と仲直りするように努めなさい
集会祈願
🌸 第一朗読 (エフェソ4:1-6)
使徒パウロのエフェソの教会への手紙
1〔皆さん、〕主に結ばれて囚人となっているわたしはあなたがたに勧めます。神から招かれたのですから、その招きにふさわしく歩み、 2一切高ぶることなく、柔和で、寛容の心を持ちなさい。愛をもって互いに忍耐し、 3平和のきずなで結ばれて、霊による一致を保つように努めなさい。 4体は一つ、霊は一つです。それは、あなたがたが、一つの希望にあずかるようにと招かれているのと同じです。 5主は一人、信仰は一つ、洗礼は一つ、 6すべてのものの父である神は唯一であって、すべてのものの上にあり、すべてのものを通して働き、すべてのものの内におられます。
🌸 答唱詩編 詩編24 典158 ②③
アレルヤ唱 典269 17A
🌸 福音朗読 (ルカ12:54-59)
ルカによる福音
54そのとき、イエスは群衆に言われた。〕「あなたがたは、雲が西に出るのを見るとすぐに、『にわか雨になる』と言う。実際そのとおりになる。 55また、南風が吹いているのを見ると、『暑くなる』と言う。事実そうなる。 56偽善者よ、このように空や地の模様を見分けることは知っているのに、どうして今の時を見分けることを知らないのか。」
57「あなたがたは、何が正しいかを、どうして自分で判断しないのか。 58あなたを訴える人と一緒に役人のところに行くときには、途中でその人と仲直りするように努めなさい。さもないと、その人はあなたを裁判官のもとに連れて行き、裁判官は看守に引き渡し、看守は牢に投げ込む。 59言っておくが、最後の一レプトンを返すまで、決してそこから出ることはできない。」
奉納祈願
拝領祈願
🌸 分かち合い
「雲が西に出るのを見るとすぐに、『にわか雨になる』という。事実そうなる。」「このように空や地の模様を見分けることは知っているのに、どうして今の時を見分けることを知らないのか」とイエスは言われる。
「今の時」、マタイでは、「時のしるし」(マタイ16.3)という。ヨハネ23世が60年近く前に、第二バチカン公会議を招集するときに使われた言葉である。イエスが「今の時」と言われた時の「しるし」とは何か。イエスが行った不思議な業一つ一つがしるしだったが、それ以前に、イエス自身がしるしだったことを、人々は意識しただろうか。イエスはそれを嘆かれる。しるしを見分けるためには、信仰が求められる。信仰がなければ、いくら、しるしを見せられても、しるしはしるしのままでしかない。
今の時代のしるしは何か。ヨハネ23世が公会議で目指そうとされたのは、まさに、現代におけるしるしに目を向けること。公会議は、見事にそれを成し遂げた。憲章や教令にまとめられた新しい教会の姿は、神が現代の教会に求めておられるしるしの言語化なのだ。はたして、それがどれだけ具体化されただろうか。
あれから、60年、今また、新しい「今の時代のしるし」が、教皇フランシスコによって、教会に示されている。女性・子ども・そして、難民移住者等の人権を守ること、テロや紛争の背景にある根深い経済格差、そして、地球環境の問題。そうした現実の中に、神が示す時のしるしがある。しるしを読み取るためには、祈りと信仰が必要。そして、様々な選択肢の中から、神が望む道を見出そうとする深い識別。そうした真の知恵が、全世界の教会に、また、各地の教会に、そして、人類世界の未来を決定づける各国の為政者のうちに根付き実を結ぶよう祈ろう。(S.T.)
人は裏切る。自然は裏切らない。
べんごしやいせいしゃたちがかいししんし、こくないこくがいのらちひがいしゃをかえしてくれるよう、おいのりください。
はなばながうつくしい。ひとびとより、しぜんをもはんとすべきかも。あきもふかまる。
とはいえ、いまのぱぱさまとおなじく、よはね23はよいおじいちゃん。
いつのよりも、文字がはっきりと見やすくなりました。ありがとうございます。感謝!