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教皇の意向:子を失った親 (11月)

年間第二十金曜日(8/23)

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律法全体と預言者は、この二つの掟に基づいている
集会祈願

🌸 第一朗読 (エゼキエル37:1-14)

 1主の手がわたしの上に臨んだ。わたしは主の霊によって連れ出され、ある谷の真ん中に降ろされた。そこは骨でいっぱいであった。 2主はわたしに、その周囲を行き巡らせた。見ると、谷の上には非常に多くの骨があり、また見ると、それらは甚だしく枯れていた。 3そのとき、主はわたしに言われた。「人の子よ、これらの骨は生き返ることができるか。」わたしは答えた。「主なる神よ、あなたのみがご存じです。」 4そこで、主はわたしに言われた。「これらの骨に向かって預言し、彼らに言いなさい。枯れた骨よ、主の言葉を聞け。 5これらの骨に向かって、主なる神はこう言われる。見よ、わたしはお前たちの中に霊を吹き込む。すると、お前たちは生き返る。 6わたしは、お前たちの上に筋をおき、肉を付け、皮膚で覆い、霊を吹き込む。すると、お前たちは生き返る。そして、お前たちはわたしが主であることを知るようになる。」
 7わたしは命じられたように預言した。わたしが預言していると、音がした。見よ、カタカタと音を立てて、骨と骨とが近づいた。 8わたしが見ていると、見よ、それらの骨の上に筋と肉が生じ、皮膚がその上をすっかり覆った。しかし、その中に霊はなかった。 9主はわたしに言われた。「霊に預言せよ。人の子よ、預言して霊に言いなさい。主なる神はこう言われる。霊よ、四方から吹き来れ。霊よ、これらの殺されたものの上に吹きつけよ。そうすれば彼らは生き返る。」
10わたしは命じられたように預言した。すると、霊が彼らの中に入り、彼らは生き返って自分の足で立った。彼らは非常に大きな集団となった。
 11主はわたしに言われた。「人の子よ、これらの骨はイスラエルの全家である。彼らは言っている。『我々の骨は枯れた。我々の望みはうせ、我々は滅びる』と。 12それゆえ、預言して彼らに語りなさい。主なる神はこう言われる。わたしはお前たちの墓を開く。わが民よ、わたしはお前たちを墓から引き上げ、イスラエルの地へ連れて行く。 13わたしが墓を開いて、お前たちを墓から引き上げるとき、わが民よ、お前たちはわたしが主であることを知るようになる。 14また、わたしがお前たちの中に霊を吹き込むと、お前たちは生きる。わたしはお前たちを自分の土地に住まわせる。そのとき、お前たちは主であるわたしがこれを語り、行ったことを知るようになる」と主は言われる。

🌸 答唱詩編 詩編107 典40①②

 :神のいつくしみをとこしえに歌い、
   主のまことを代々につげよう。

「神に感謝せよう。
神はいつくしみふかく、
そのあわれみは永遠。」
神にあがなわれた者は叫べ。 【答】

東と西、北と南の
全ての地から集められた者は叫べ。
「人の子らよ、神のいつくしみと、
その不思議なわざに感謝せよう」と。 【答】

アレルヤ唱 典269 ㉛

アレルヤ、アレルヤ。神よ、あなたの道を示し、真理のうちにわたしを教え導いてください。アレルヤ、アレルヤ。

🌸 福音朗読 (マタイ22:34-40)

マタイによる福音

 34〔そのとき、〕ファリサイ派の人々は、イエスがサドカイ派の人々を言い込められたと聞いて、一緒に集まった。 35そのうちの一人、律法の専門家が、イエスを試そうとして尋ねた。 36「先生、律法の中で、どの掟が最も重要でしょうか。」 37イエスは言われた。「『心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』 38これが最も重要な第一の掟である。 39第二も、これと同じように重要である。『隣人を自分のように愛しなさい。』 40律法全体と預言者は、この二つの掟に基づいている。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 律法の中で何が第一であるかは、律法について学んだラビでなくても、イスラエルの人ならだれでも知っていたはずのこと。イエスにあえてそれを問うのは、イエスの教えの正当性を確かめるためだったのだろう。唯一の神を、何にもまして大事にする、それは、イスラエルの地に住み、先祖伝来の教えを受け継ぐものにとって、疑う余地のないこと。それは、出エジプト記の十戒にはっきりと謳われており、申命記の中ではさらに、覚えやすい形で教えられている。「聞け、イスラエルよ。我らの神、主は唯一の主である。あなたは心を尽くし、魂を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい」(6.4)。イスラエルの成年男子は、毎日朝晩唱えることが義務とされた。しかし、彼らの歴史は、この掟がどれほど実行の難しいことであるかを物語っている。
 イエスは、もう一つの大事な掟として、レビ記に記された掟、「自分自身を愛するように隣人を愛しなさい」(19.18)をあげる。この第二の掟は、レビ記の中で、他の掟の中に目立たない形で記されているが、イエスはそれに光を当てられた。「善いサマリア人のたとえ」を思い起こせば納得できるし、パウロも、ヤコブも、隣人愛の掟を強調する。しかし、イエスは、この二つの掟―神への愛と隣人への愛―が、別々のものではなく、表裏一体、不可分な関係にあることを、それとなく教えられた。
 隣人への愛、特に、貧しい人、弱い人、助けを必要としている人への配慮は、預言者たちが為政者に強く求めた点であり、神への愛が真実のものであるかの指標と言える。それは、わたしたち信仰者が繰り返し立ち戻り、反省すべき点である。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

1 comments

  1. 「分かち合い」の中で語られる(引用される)聖書の言葉には霊が吹き込まれている(ルカ4章21節)。

    自然や、人間がいる風景が好きだ。
    ぼくは命が好きだ。
    仮に沈黙であっても、そこに言葉があるから。

    ぼくは、あなたのプロパガンダが聴きたい。たとえ敗北のそれであっても。
    様々なプロパガンダにはあきた。

    「あなたを知りたい。愛の予感♪」
    松田聖子『白いパラソル』

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