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教皇の意向:子を失った親 (11月)

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年間第十八金曜日(8/9)

たとえ全世界を手に入れても、自分の命を失ったら、何の得があろうか。
集会祈願

🌸 第一朗読 (ナホム2:1、3;3:1-3、6-7)

 1見よ、良い知らせを伝え
平和を告げる者の足は山の上を行く。
ユダよ、お前の祭りを祝い、誓願を果たせ。
二度と、よこしまな者が
お前の土地を侵すことはない。
彼らはすべて滅ぼされた。
 3主はヤコブの誇りを回復される
イスラエルの誇りも同じように。
略奪する者が彼らを略奪し
その枝を荒らしはしたが。
 1災いだ、流血の町は。
町のすべては偽りに覆われ、略奪に満ち
人を餌食にすることをやめない。
2鞭の音、車輪の響く音
突進する馬、跳び駆ける戦車。
3騎兵は突撃し
剣はきらめき、槍はひらめく。
倒れる者はおびただしく
しかばねは山をなし、死体は数えきれない。
人々は味方の死体につまずく。
 6わたしは、お前に憎むべきものを投げつけ
お前を辱め、見せ物にする。
7お前を見る者は皆、お前から逃げて言う。
「ニネベは破壊された
誰が彼女のために嘆くだろうか。」
お前を慰める者はどこを探してもいない。

🌸 答唱詩編 詩編50 典171①②

アレルヤ唱 典271⑧

🌸 福音朗読 (マタイ16:24-28)

マタイによる福音

 24そのとき、イエスは弟子たちに言われた。「わたしについて来たい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。 25自分の命を救いたいと思う者は、それを失うが、わたしのために命を失う者は、それを得る。 26人は、たとえ全世界を手に入れても、自分の命を失ったら、何の得があろうか。自分の命を買い戻すのに、どんな代価を支払えようか。 27人の子は、父の栄光に輝いて天使たちと共に来るが、そのとき、それぞれの行いに応じて報いるのである。 28はっきり言っておく。ここに一緒にいる人々の中には、人の子がその国と共に来るのを見るまでは、決して死なない者がいる。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 昨日の受難の予告に続く言葉。弟子たちにとって師であり、さらには、メシアである方が、苦しみを受け十字架に架けられるという、ショッキングな話し。しかし、それは、師であるイエスの身に起こるだけのことではない。イエスに従おうとする弟子たち、また、将来イエスの教えに魅かれ、その生き方に倣おうとするキリスト者皆の歩むべき道。
 「わたしについて来たい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい」 
 「自分の命を救いたいと思う者は、それを失うが、わたしのために命を失う者は、それを得る」
 「人は、たとえ全世界を手に入れても、自分の命を失ったら、何の得があろうか」
 一つ一つ、いわば格言のような重みをもった言葉だが、決して、別々のことではない。
 イエスは、人々が真の命を得るために人となってお出でになった。そのためには、これこそ自分のものと思っているものを断固捨てる覚悟がなければならない。また、これだけはあってほしくない、捨てたいと思う十字架を背負う勇気がなければならない。
 イグナチオが若い同室の青年、フランシスコに繰り返し聞かせたのは、最後の言葉、「たとえ全世界を手に入れても、自分の命を失った、何の得があろうか」。主が自らの生き方を通して教えられた、命への道をしっかり心に刻もう。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。