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教皇の意向:教育を受ける権利 (1月)

主の降誕第六日(12/30)

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幼子はたくましく育ち、知恵に満ち、神の恵みに包まれていた
集会祈願

🌸 第一朗読 (一ヨハネ2.12-17)

使徒ヨハネの手紙

 12子たちよ、わたしがあなたがたに書いているのは、イエスの名によってあなたがたの罪が赦されているからである。13父たちよ、わたしがあなたがたに書いているのは、あなたがたが、初めから存在なさる方を知っているからである。若者たちよ、わたしがあなたがたに書いているのは、あなたがたが悪い者に打ち勝ったからである。14子供たちよ、わたしがあなたがたに書いているのは、あなたがたが御父を知っているからである。父たちよ、わたしがあなたがたに書いているのは、あなたがたが、初めから存在なさる方を知っているからである。若者たちよ、わたしがあなたがたに書いているのは、あなたがたが強く、神の言葉があなたがたの内にいつもあり、あなたがたが悪い者に打ち勝ったからである。15世も世にあるものも、愛してはいけません。世を愛する人がいれば、御父への愛はその人の内にありません。 16なぜなら、すべて世にあるもの、肉の欲、目の欲、生活のおごりは、御父から出ないで、世から出るからです。 17世も世にある欲も、過ぎ去って行きます。しかし、神の御心を行う人は永遠に生き続けます。

🌸 答唱詩編 詩編96 典148 ③⑤

:遠く地の果てまで、すべての者が神の救いを見た。

諸国の民よ、神をほめ、
その力と栄えをほめたたえよ。
ささげものを携えて中庭に入り、
神の名をほめたたえよ。【答】

聖なるものが現れるとき、神を拝め。
世界よ、神をおそれよ。
神は来られる、世界をさばきに来られる。
正義とまことをもって、すべての民をさばかれる。【答】

アレルヤ唱 典258(主の降誕日中)

アレルヤ、アレルヤ。偉大な光がきょう地上に下り、聖なるこの日はわたしたちを照らした。諸国の民は来て主を礼拝せよ。アレルヤ、アレルヤ。

🌸 福音朗読 (ルカ2.36-40)

ルカによる福音

 36〔そのとき、〕アシェル族のファヌエルの娘で、アンナという女預言者がいた。非常に年をとっていて、若いとき嫁いでから七年間夫と共に暮らしたが、 37夫に死に別れ、八十四歳になっていた。彼女は神殿を離れず、断食したり祈ったりして、夜も昼も神に仕えていたが、 38そのとき、近づいて来て神を賛美し、エルサレムの救いを待ち望んでいる人々皆に幼子のことを話した。39親子は主の律法で定められたことをみな終えたので、自分たちの町であるガリラヤのナザレに帰った。 40幼子はたくましく育ち、知恵に満ち、神の恵みに包まれていた。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 福音はシメオンと共に神殿で幼児に出会った女預言者アンナの話だが、今日は第一朗読のヨハネの手紙に触れたい。特に、そこに度々出る「世」という言葉について。ヨハネは言う「世も世にあるものも愛してはいけません。・・・すべて世にあるもの、肉の欲、目の欲、生活のおごりは、御父から出ないで、世から出るからです」と。
 「世」(kosmos)、美しく調和のある世界、神の英知によって「よい」ものとして造られ、神が愛され、守られ、保持され、人が生きる場として存在する世界。そして、神の独り子が、人として生まれ、生きられた、人間の世界。しかし、パウロが「ローマの教会への手紙」の中で書くように、人はその美しさに目がくらみ、その造り手を忘れ、おのが利益と欲のために、「むなしい思いにふけり、心が鈍くなり」、神を求めることも、神への畏れをもつこともなくなった世界。
 ヨハネ福音書の著者は、そうした人の「世」に遣わされた神の子が、その生涯が終わりに近づいたとき、「この世から父のもとへ移る自分の時が来たことを悟り、世にいる弟子を愛して、この上なく愛し抜かれた(13章)と書く。
 さらに、晩餐の席での父への祈りの中で、「わたしは、もはや世にはいません。彼らは世に残ります。」そして、「わたしがお願いするのは、彼らを世から取り去ることではなく、悪い者から守ってくださることです」(17章)と。
 弟子たちと同じように、この「世」にあって、この「世に属していない」とされたわたしたちも、心を主に向け、世と妥協せず、賢明に生きることができるよう、聖霊の導きを祈りましょう。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。