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教皇の意向:希望の巡礼者 (12月)

待降節第三火曜日(12月15)

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わたしは諸国の民に清い唇を与える

ゼファニヤ3:9
集会祈願

???? 第一朗読 (ゼフャニヤ3.1-2、9-13)

 1〔主は言われる。〕災いだ、反逆と汚れに満ちた暴虐の都は。2この都は神の声を聞かず戒めを受け入れなかった。主に信頼せず、神に近づこうとしなかった。
 9その後、わたしは諸国の民に清い唇を与える。彼らは皆、主の名を唱え一つとなって主に仕える。10クシュの川の向こうからわたしを礼拝する者かつてわたしが散らした民がわたしのもとに献げ物を携えて来る。11その日には、お前はもはやわたしに背いて行った、いかなる悪事のゆえにも辱められることはない。そのとき、わたしはお前のうちから勝ち誇る兵士を追い払う。お前は、再びわが聖なる山で驕り高ぶることはない。12わたしはお前の中に苦しめられ、卑しめられた民を残す。彼らは主の名を避け所とする。13イスラエルの残りの者は不正を行わず、偽りを語らない。その口に、欺く舌は見いだされない。彼らは養われて憩い彼らを脅かす者はない。

???? 答唱詩編 詩編34 典128 ①⑥

アレルヤ唱 典256 ⑧

???? 福音朗読 (マタイ21.28-32)

マタイによる福音
 28〔そのとき、イエスは祭司長や民の長老たちに言われた。〕「ところで、あなたたちはどう思うか。ある人に息子が二人いたが、彼は兄のところへ行き、『子よ、今日、ぶどう園へ行って働きなさい』と言った。 29兄は『いやです』と答えたが、後で考え直して出かけた。 30弟のところへも行って、同じことを言うと、弟は『お父さん、承知しました』と答えたが、出かけなかった。 31この二人のうち、どちらが父親の望みどおりにしたか。」彼らが「兄の方です」と言うと、イエスは言われた。「はっきり言っておく。徴税人や娼婦たちの方が、あなたたちより先に神の国に入るだろう。 32なぜなら、ヨハネが来て義の道を示したのに、あなたたちは彼を信ぜず、徴税人や娼婦たちは信じたからだ。あなたたちはそれを見ても、後で考え直して彼を信じようとしなかった。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana

???? 分かち合い

 受難が迫っている折に、イエスが祭司長や長老たちとされたやり取りの中での話です。今日この個所が読まれるのは、洗礼者ヨハネの名前が出るからでしょうか。
 父親の願いであっても、兄弟の間で対応が異なります。一人は行かないと言って、後で考え直して行き、他は、行くと言って、後で前言を翻します。同じイエスの言葉を聞いても、まさかと思うような人が、素直に聞き従い、当然受け入れるだろうと思われた人が、袖にすることがあります。徴税人や娼婦たちの方が、イスラエルの宗教指導者たちよりも、神の言葉を受け入れ、先に神の国に入るという不思議です。
 これは、イエスに始まったことではありません。はるか昔の旧約の文書の中でも、同様のことが語られています。神の言葉を聞いて従う人は祝福され、それを聞いても、すぐに忘れてしまったり、無視したりする人は呪われる、と厳しい言葉を申命記記者はモーセに語らせています。
 しかし、イエスは決して人々を二分するために、そうしたことを言われるのではありません。むしろ、神は人々が心を入れ替えること、たとえ、すぐに応じられなかった人にも、考えを変える機会を与えられることを教えておられるのです。待降節は、主の到来を待つ時ですが、実は、人間以上に、神が人々の回心を待っておられることも忘れてはならないのです。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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