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教皇の意向:子を失った親 (11月)

十二月二十一日 (降誕祭四日前)

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わたしの主のお母さまがわたしのところに来てくださるとは

ルカ1:43
集会祈願

???? 第一朗読 (雅歌2.8-14)

 8恋しい人の声が聞こえます。山を越え、丘を跳んでやって来ます。9恋しい人はかもしかのよう若い雄鹿のようです。ごらんなさい、もう家の外に立って窓からうかがい格子の外からのぞいています。10恋しい人は言います。「恋人よ、美しいひとよさあ、立って出ておいで。11ごらん、冬は去り、雨の季節は終った。12花は地に咲きいで、小鳥の歌うときが来た。この里にも山鳩の声が聞こえる。13いちじくの実は熟し、ぶどうの花は香る。恋人よ、美しいひとよさあ、立って出ておいで。14岩の裂け目、崖の穴にひそむわたしの鳩よ姿を見せ、声を聞かせておくれ。お前の声は快く、お前の姿は愛らしい。」

または (ゼフャニヤ3.14-17)
 14娘シオンよ、喜び叫べ。イスラエルよ、歓呼の声をあげよ。娘エルサレムよ、心の底から喜び躍れ。15主はお前に対する裁きを退けお前の敵を追い払われた。イスラエルの王なる主はお前の中におられる。お前はもはや、災いを恐れることはない。16その日、人々はエルサレムに向かって言う。「シオンよ、恐れるな力なく手を垂れるな。17お前の主なる神はお前のただ中におられ勇士であって勝利を与えられる。主はお前のゆえに喜び楽しみ愛によってお前を新たにしお前のゆえに喜びの歌をもって楽しまれる。」

???? 答唱詩編 詩編33 典46 ③⑤

アレルヤ唱 典257 (12月21日)

???? 福音朗読 (ルカ1.39-45)

ルカによる福音
 39そのころ、マリアは出かけて、急いで山里に向かい、ユダの町に行った。 40そして、ザカリアの家に入ってエリサベトに挨拶した。 41マリアの挨拶をエリサベトが聞いたとき、その胎内の子がおどった。エリサベトは聖霊に満たされて、 42声高らかに言った。「あなたは女の中で祝福された方です。胎内のお子さまも祝福されています。 43わたしの主のお母さまがわたしのところに来てくださるとは、どういうわけでしょう。 44あなたの挨拶のお声をわたしが耳にしたとき、胎内の子は喜んでおどりました。 45主がおっしゃったことは必ず実現すると信じた方は、なんと幸いでしょう。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana

???? 分かち合い

 クリスマスが近づくと、いろいろな方から、カードやプレゼントが送られてくる。数こそ少ないが、年賀状とは違う、特別な温かみを感じる。思いもよらない天使の告げを受けたマリアが、時を移さずエリザベトを訪問したのは、その喜びを自分一人のうちに留めておけない、そんな気持ちからだろうか。クリスマス・プレゼントの原点がそこにあるのかもしれない。
 しかし、考えてみれば、わたしたちが住んでいるこの世界、そして、わたしたちが日々出会う様々な人、それら創造の業は、すべて、神ご自身の喜びの分かち合いなのではないか。神は、御自分の持てる豊かさを、御自分の中に留めておくことができず、この世界をお造りになった。だから、造られたすべてのものの中に、神の喜びが潜み、また、表れている。人間相互の分かち合いも、実は、神のそうした善さの反映かもしれない。
 しかし、今、コロナの影響で、人間同士の出会い・分かち合いが極端に制限されている。コロナ禍が始まって間もない時期に、白浜司教は言われた、「コロナの得意技は、出会いや分かち合いを妨害することだ」、と。あらためて、その洞察の深さに感銘を受ける。
 こうした状況の中にあっても、日々与えられるみ言葉を味わい、その実りを人々と分かち合うことは、まさに、喜びをエリザベトと分かち合ったマリアの心に近づく手立ての一つではないだろうか。(S.T)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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