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教皇の意向:希望の巡礼者 (12月)

聖ルカ福音記者 祝日(10/18)

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『神の国はあなたがたに近づいた』

ルカ10:9
集会祈願

🌸 第一朗読 (二テモテ4.10-17a)

 10〔愛する者よ、〕デマスはこの世を愛し、わたしを見捨ててテサロニケに行ってしまい、クレスケンスはガラテヤに、テトスはダルマティアに行っているからです。 11ルカだけがわたしのところにいます。マルコを連れて来てください。彼はわたしの務めをよく助けてくれるからです。 12わたしはティキコをエフェソに遣わしました。 13あなたが来るときには、わたしがトロアスのカルポのところに置いてきた外套を持って来てください。また書物、特に羊皮紙のものを持って来てください。 14銅細工人アレクサンドロがわたしをひどく苦しめました。主は、その仕業に応じて彼にお報いになります。 15あなたも彼には用心しなさい。彼はわたしたちの語ることに激しく反対したからです。
 16わたしの最初の弁明のときには、だれも助けてくれず、皆わたしを見捨てました。彼らにその責めが負わされませんように。 17しかし、わたしを通して福音があまねく宣べ伝えられ、すべての民族がそれを聞くようになるために、主はわたしのそばにいて、力づけてくださいました。

🌸 答唱詩編 詩編145 典63 ②③

アレルヤ唱 典277(聖ルカ)

🌸 福音朗読 (ルカ10.1-9)

ルカによる福音

 1〔そのとき、〕主はほかに七十二人を任命し、御自分が行くつもりのすべての町や村に二人ずつ先に遣わされた。 2そして、彼らに言われた。「収穫は多いが、働き手が少ない。だから、収穫のために働き手を送ってくださるように、収穫の主に願いなさい。 3行きなさい。わたしはあなたがたを遣わす。それは、狼の群れに小羊を送り込むようなものだ。 4財布も袋も履物も持って行くな。途中でだれにも挨拶をするな。 5どこかの家に入ったら、まず、『この家に平和があるように』と言いなさい。 6平和の子がそこにいるなら、あなたがたの願う平和はその人にとどまる。もし、いなければ、その平和はあなたがたに戻ってくる。 7その家に泊まって、そこで出される物を食べ、また飲みなさい。働く者が報酬を受けるのは当然だからである。家から家へと渡り歩くな。 8どこかの町に入り、迎え入れられたら、出される物を食べ、 9その町の病人をいやし、また、『神の国はあなたがたに近づいた』と言いなさい。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 ルカ福音書は、福音のもつやさしさ、愛らしさといった人間的な側面を、どの福音書よりも強く打ち出しており、人々から最もよく読まれ、愛される福音書ではないか。今日読まれた個所は先日も連続個所として読まれたが、そこで、イエスが12人だけでなく、72人もの弟子たちに宣教の使命を与えたことは、宣教、そして、み言葉というものが、ルカにとってどれほど大きな意味をもっていたかを考えさせる。
 派遣に際してイエスが語る言葉は、12人の派遣の時とほぼ同じだが、あえて言えば、「ご自分が行くつもりのすべての町や村に二人ずつ先に遣わされた」という言葉に注目したい。「自分が行くつもり」ということは、イエスが自ら行く予定の地に、ということであり、全権委託ではなく、あくまで先遣隊としての使命をもたせてということだろう。しかも「二人ずつ」と書き添えていることは、同じ一つの福音を、独断的にならず、協力して告げるため、ということもあるだろう。
 そして、彼らが携えてゆくメッセージは、「神の国が近づいた」というもの。神の子が人となられ、その言葉と働きによって、神の支配、人々への愛があらわになること、これが、イエス自身の宣教の中心であり、派遣されるものに託された使命である。それは、「平和があるように」というあいさつの言葉にも表れる。平和(シャローム)はただあいさつの言葉ではなく、すべては神の恵みであり、賜物である。この福音を受け入れるか否かは、人間の自由であるが、同時に、それは、神の恵みであり、それなしに何も始まらないということ、あらためて思い起こそう。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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