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教皇の意向:子を失った親 (11月)

聖ヨハネ使徒福音記者(12/27)

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もう一人の弟子も入って来て、見て、信じた

ヨハネ20:8
集会祈願

🌸 第一朗読 (一ヨハネ1.1-4)

1〔愛する皆さん、〕初めからあったもの、わたしたちが聞いたもの、目で見たもの、よく見て、手で触れたものを伝えます。すなわち、命の言について。―― 2この命は現れました。御父と共にあったが、わたしたちに現れたこの永遠の命を、わたしたちは見て、あなたがたに証しし、伝えるのです。―― 3わたしたちが見、また聞いたことを、あなたがたにも伝えるのは、あなたがたもわたしたちとの交わりを持つようになるためです。わたしたちの交わりは、御父と御子イエス・キリストとの交わりです。 4わたしたちがこれらのことを書くのは、わたしたちの喜びが満ちあふれるようになるためです。

🌸 答唱詩編 詩編97 典25 ①③

アレルヤ唱 典258 聖ヨハネ使徒

🌸 福音朗読 (ヨハネ20.2-8)

ヨハネによる福音
  2〔週の初めの日、マグダラのマリアは、〕シモン・ペトロのところへ、また、イエスが愛しておられたもう一人の弟子のところへ走って行って彼らに告げた。「主が墓から取り去られました。どこに置かれているのか、わたしたちには分かりません。」 3そこで、ペトロとそのもう一人の弟子は、外に出て墓へ行った。 4二人は一緒に走ったが、もう一人の弟子の方が、ペトロより速く走って、先に墓に着いた。 5身をかがめて中をのぞくと、亜麻布が置いてあった。しかし、彼は中には入らなかった。 6続いて、シモン・ペトロも着いた。彼は墓に入り、亜麻布が置いてあるのを見た。 7イエスの頭を包んでいた覆いは、亜麻布と同じ所には置いてなく、離れた所に丸めてあった。 8それから、先に墓に着いたもう一人の弟子も入って来て、見て、信じた。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 もし、ヨハネ福音書というものがなかったら、どれだけキリスト教信仰は貧しいもの、味気ない、奥行きのないものになっただろうか、と時々思う。共観福音書は、イエスについてたくさんの情報を提供し、イエスの語った言葉、イエスのなさった不思議を伝えてくれる。そして、何よりも、教会の土台となる、あの十字架で亡くなったイエスを救い主と信じる信仰を後世に伝えてくれた。しかし、ヨハネ福音は、それ以上の何かをもたらす不思議な文書である。それは、まさに、現場に居合わせた人だけが語ることのできる、生の、生きた情報、それを体験した人の心の動きを伝える何かがある。
 第一朗読で読まれた、ヨハネの手紙の冒頭の言葉にそれは現れている。「わたしたちが聞いたもの、目で見たもの、よく見て、手で触れたもの」を伝えるのがまさにヨハネの特徴。単なる言葉、教えではなく、イエスの存在そのものがそこにあることを感じさせる、血の通った経験がそこにあり、それゆえに、読む者に不思議な感動を与える。
 もう一つのヨハネの著しい特徴は、イエスの言葉に大きな力点が置かれている点。時に、冗長な印象を受けることもあるが、それを聞かなければ、だれも知ることのできないイエスの心の内、さらには、イエスと父なる神との間柄、まさに神のいのちの交わりを開示し、その交わりに、わたしたちを招いていてくださる点である。それがなければ、わたしたちは、はたしてどこまで神のいのちについて、聖霊について、三位一体の神秘について識ることができたであろうか。
 この貴重なヨハネ福音書が残されたこと、その背景に使徒ヨハネの存在があること、あらためて感謝しよう。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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