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教皇の意向:子を失った親 (11月)

年間第六火曜日(2/13)

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ファリサイ派の人々のパン種によく気をつけなさい

マルコ8:15
集会祈願

🌸 第一朗読 (ヤコブ1.12-18)

 12試練を耐え忍ぶ人は幸いです。その人は適格者と認められ、神を愛する人々に約束された命の冠をいただくからです。 13誘惑に遭うとき、だれも、「神に誘惑されている」と言ってはなりません。神は、悪の誘惑を受けるような方ではなく、また、御自分でも人を誘惑したりなさらないからです。 14むしろ、人はそれぞれ、自分自身の欲望に引かれ、唆されて、誘惑に陥るのです。 15そして、欲望ははらんで罪を生み、罪が熟して死を生みます。16わたしの愛する兄弟たち、思い違いをしてはいけません。 17良い贈り物、完全な賜物はみな、上から、光の源である御父から来るのです。御父には、移り変わりも、天体の動きにつれて生ずる陰もありません。 18御父は、御心のままに、真理の言葉によってわたしたちを生んでくださいました。それは、わたしたちを、いわば造られたものの初穂となさるためです。

🌸 答唱詩編 詩編19 典44 ②④

アレルヤ唱 典273 ㊻

🌸 福音朗読 (マルコ8.14-21)

マルコによる福音

 14〔その時〕弟子たちはパンを持って来るのを忘れ、舟の中には一つのパンしか持ち合わせていなかった。 15そのとき、イエスは、「ファリサイ派の人々のパン種とヘロデのパン種によく気をつけなさい」と戒められた。 16弟子たちは、これは自分たちがパンを持っていないからなのだ、と論じ合っていた。 17イエスはそれに気づいて言われた。「なぜ、パンを持っていないことで議論するのか。まだ、分からないのか。悟らないのか。心がかたくなになっているのか。 18目があっても見えないのか。耳があっても聞こえないのか。覚えていないのか。 19わたしが五千人に五つのパンを裂いたとき、集めたパンの屑でいっぱいになった籠は、幾つあったか。」弟子たちは、「十二です」と言った。 20「七つのパンを四千人に裂いたときには、集めたパンの屑でいっぱいになった籠は、幾つあったか。」「七つです」と言うと、 21イエスは、「まだ悟らないのか」と言われた。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 パンを増やすという大きな出来事の後、ファリサイ派の人々がイエスに「天からのしるし」を求めたことを受けての話。弟子たちは、パンを持ってくるのを忘れて舟の中には一つのパンしかなかった。そうした自分たちの落ち度に意識が向かい、イエスの言葉が、素直に頭に入らない。イエスは、「ファリサイ派の人々のパン種やヘロデのパン種によく気をつけなさい」と言われる。ファリサイ派の人々の不信仰やヘロデ派の人々のイエスに対する敵意について語っておられたのだろう。
 そこで、イエスは言われる、「まだ、分からないのか。悟らないのか。心がかたくなになっているのか。目があっても見えないのか。耳があっても聞こえないのか。」マルコによる強調と思われるが、実に厳しい言葉。そして、イエスは、二回にも及ぶパンを増やされた時のことを思い出させて言われる、「覚えていないのか」と。わずかのパンで、おびただしい人々を養われた時のパンについて語られる。そして、最後に「まだ悟らないのか」と。
 これは、弟子たちだけだろうか。自分の思い込み、こだわりによって、他人の言葉を素直に聞いていないことはないだろうか。ましてや、直接、感じることのできない神の思い、神の呼びかけにどれだけ気づいているだろうか。自分が見たいものだけを見、聞きたいことだけを聞いていないだろうか。イエスの厳しい言葉を、自分に向けられたものとして受け止めてみよう。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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