集会祈願
🌸 第一朗読 (列王記上11.4-13)
24縁の下をひょうたん模様が取り巻いていた。すなわち、「海」の周囲には、「海」と共に鋳造されたひょうたん模様が、一アンマにつき十の割合で二列に並べられていた。 25「海」は十二頭の牛の像の上に据えられていた。三頭は北を向き、三頭は西を向き、三頭は南を向き、三頭は東を向いて「海」を背負い、牛の後部はすべて内側に向いていた。 26「海」は厚さが一トファ、その縁は、ゆりの花をかたどって、杯の縁のように作られた。その容量は二千バトもあった。
27彼はまた青銅で十台の台車を作った。各台車の長さは四アンマ、幅は四アンマ、高さは三アンマであった。 28その構造は次のとおりである。台車には枠の横木の間に鏡板があり、 29その横木の間の鏡板には獅子と牛とケルビムが描かれ、上の横木にもそうされていた。また獅子と牛の下には唐草模様が彫り込まれていた。 30一つの台車に四つの青銅の車輪が付いており、車軸も青銅であった。また四つの脚があり、支えがそれに付いていて、支えは唐草模様の傍らで洗盤の下に鋳込まれていた。
🌸 答唱詩編 詩編130 典117 ②④
アレルヤ唱 典269 17A
🌸 福音朗読 (マルコ7.24-30)
マルコによる福音
24〔その時、イエスは〕ティルスの地方に行かれた。ある家に入り、だれにも知られたくないと思っておられたが、人々に気づかれてしまった。 25汚れた霊に取りつかれた幼い娘を持つ女が、すぐにイエスのことを聞きつけ、来てその足もとにひれ伏した。 26女はギリシア人でシリア・フェニキアの生まれであったが、娘から悪霊を追い出してくださいと頼んだ。 27イエスは言われた。「まず、子供たちに十分食べさせなければならない。子供たちのパンを取って、小犬にやってはいけない。」 28ところが、女は答えて言った。「主よ、しかし、食卓の下の小犬も、子供のパン屑はいただきます。」 29そこで、イエスは言われた。「それほど言うなら、よろしい。家に帰りなさい。悪霊はあなたの娘からもう出てしまった。」 30女が家に帰ってみると、その子は床の上に寝ており、悪霊は出てしまっていた。
奉納祈願
拝領祈願
🌸 分かち合い
ティルスと言えば、地中海に面した港町、ガリラヤ湖の北西にあたり、明らかに異邦人の地。イエスはあえてその地方にまで足を伸ばされる。しかし、さすがに、「だれにも知られたくないと思っておられたが、人々に気づかれてしまった」とマルコは記す。そこは、かつて預言者エリヤが飢饉のときに、寡婦を救い、その息子をよみがえらせた(1列王17)地であることを意識しておられたのだろうか。
汚れた霊につかれた娘の母親がイエスのことを聞きつけ、近づいて懇願する。マルコは、「女はギリシャ人でシリア・フェニキアの生まれ」(マタイではカナン人)と断っている。わが子が病弱であれば、母親はどれだけその子に気遣い、健康を願うことか。まして、悪霊につかれ、早くから子どもらしさも、健常さも奪われた子に対して、どれほどの痛みと苦しみを抱えて生きてきたであろうか。それゆえに、ユダヤ人でない自らを省みず、すがる思いで、イエスに近づき、癒しを願う。イエスは、「子どもたちのパンを取って、小犬にやってはいけない」という。子どもはユダヤ人、小犬は異邦人のこと。女は、イエスの表向き冷たい言葉にひるむことなく、「主よ」、と呼びかける、その並外れた信仰に注目しよう。ユダヤ人の優越性を認めながら、なおも、神のあわれみの広さに期待する。そのような悩める人、神のあわれみ以外に頼るもののない人に、イエスは、心を開かれる。そして、「家に帰りなさい。悪霊はあなたの娘からもう出てしまった」と言い、悪霊を追い出された。
あらためて、自分の信仰がどのようなものか振り返ってみよう。(S.T.)
日本人も大国のポチを卒業し南米を旅する女にならいたい。
同志男女よ敵を撃て!
十字架の聖ヨハネかバルバロ神父が「子犬やパン屑に甘んじるな」と言っているし、パウロは「大胆に恵みの座に突進せよ」と言っている。
我々日本人も中国米国大国のポチを卒業し小舟で大海を旅したい!