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教皇の意向:子を失った親 (11月)

年間第二十四火曜日(9/13)

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神はその民を心にかけてくださった。

ルカ7:16

聖ヨハネ・クリゾストモ司教教会博士 記念日

集会祈願

🌸 第一朗読 (一コリント12:12-14、27-31a)

使徒パウロのコリントの教会への手紙
 12体は一つでも、多くの部分から成り、体のすべての部分の数は多くても、体は一つであるように、キリストの場合も同様である。 13つまり、一つの霊によって、わたしたちは、ユダヤ人であろうとギリシア人であろうと、奴隷であろうと自由な身分の者であろうと、皆一つの体となるために洗礼を受け、皆一つの霊をのませてもらったのです。 14体は、一つの部分ではなく、多くの部分から成っています。
 27あなたがたはキリストの体であり、また、一人一人はその部分です。 28神は、教会の中にいろいろな人をお立てになりました。第一に使徒、第二に預言者、第三に教師、次に奇跡を行う者、その次に病気をいやす賜物を持つ者、援助する者、管理する者、異言を語る者などです。 29皆が使徒であろうか。皆が預言者であろうか。皆が教師であろうか。皆が奇跡を行う者であろうか。 30皆が病気をいやす賜物を持っているだろうか。皆が異言を語るだろうか。皆がそれを解釈するだろうか。 31あなたがたは、もっと大きな賜物を受けるよう熱心に努めなさい。

🌸 答唱詩編 詩編100 典172 ①④

アレルヤ唱 典271 ⑭

🌸 福音朗読 (ルカ7:11-17)

ルカによる福音
 11〔そのとき、〕イエスはナインという町に行かれた。弟子たちや大勢の群衆も一緒であった。 12イエスが町の門に近づかれると、ちょうど、ある母親の一人息子が死んで、棺が担ぎ出されるところだった。その母親はやもめであって、町の人が大勢そばに付き添っていた。 13主はこの母親を見て、憐れに思い、「もう泣かなくともよい」と言われた。 14そして、近づいて棺に手を触れられると、担いでいる人たちは立ち止まった。イエスは、「若者よ、あなたに言う。起きなさい」と言われた。 15すると、死人は起き上がってものを言い始めた。イエスは息子をその母親にお返しになった。 16人々は皆恐れを抱き、神を賛美して、「大預言者が我々の間に現れた」と言い、また、「神はその民を心にかけてくださった」と言った。 17イエスについてのこの話は、ユダヤの全土と周りの地方一帯に広まった。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 身内の方の死は、だれにでも、大きな痛みと悲しみを与えるものです。特に、それがご自分の胎を痛めたわが子であれば、それは自分の一部を奪われたような、容易に埋めることのできない喪失感をもたらすことでしょう。
 ナインのやもめのひとり息子が死んだ。「母親はやもめ」とあります。すでに、主人を失うという大きな痛みを担った婦人です。それに加えて一人息子が死にます。イエスは、「この母親を見て、憐れに思い、『もう泣かなくてもよい』と言われた」と、ルカは記します。イエスは、そうした人間の心、特に、悲しみ・悩みに沈む者に寄り添い、神のいつくしみの愛を示すことを自分の使命と考えられたのでしょう。「若者よ、あなたに言う。起きなさい」。非常に、単純でしかも、力ある言葉で、息子を蘇らせ、母親に返されます。
 しかし、イエスのわざがどれほど人々の驚き、さらには、感動を呼び覚ましたとしても、それは、あくまで、神御自身の愛の大きさを表すしるしであることを、忘れてはなりません。イエスは、多くの病人をいやし、不思議な業を行われました。しかし、イエスによって死から命へと呼び戻されたのは、ヤイロの娘、ラザロ、そして、今日のナインのやもめの息子だけです。死者のよみがえりは、それが、イエスご自身が経験する死と復活の先駆けであったことも忘れてはなりません。イエスに招かれ、それに応えていった弟子が、イエスの受難と死という、自分たちにとって、容易にいやすことできない痛みを経験してはじめて、福音を伝えるにふさわしいものとされたことを思い起こしましょう。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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