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教皇の意向:子を失った親 (11月)

年間第二十三月曜日(9/11)

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「手を伸ばしなさい」

ルカ6:10
集会祈願

🌸 第一朗読 (コロサイ1.24~2.3)

 24〔皆さん、〕今やわたしは、あなたがたのために苦しむことを喜びとし、キリストの体である教会のために、キリストの苦しみの欠けたところを身をもって満たしています。 25神は御言葉をあなたがたに余すところなく伝えるという務めをわたしにお与えになり、この務めのために、わたしは教会に仕える者となりました。 26世の初めから代々にわたって隠されていた、秘められた計画が、今や、神の聖なる者たちに明らかにされたのです。 27この秘められた計画が異邦人にとってどれほど栄光に満ちたものであるかを、神は彼らに知らせようとされました。その計画とは、あなたがたの内におられるキリスト、栄光の希望です。 28このキリストを、わたしたちは宣べ伝えており、すべての人がキリストに結ばれて完全な者となるように、知恵を尽くしてすべての人を諭し、教えています。 29このために、わたしは労苦しており、わたしの内に力強く働く、キリストの力によって闘っています。
 1わたしが、あなたがたとラオディキアにいる人々のために、また、わたしとまだ直接顔を合わせたことのないすべての人のために、どれほど労苦して闘っているか、分かってほしい。 2それは、この人々が心を励まされ、愛によって結び合わされ、理解力を豊かに与えられ、神の秘められた計画であるキリストを悟るようになるためです。 3知恵と知識の宝はすべて、キリストの内に隠れています。

🌸 答唱詩編 詩編62 典121 ②③

アレルヤ唱 典272 ㉖

🌸 福音朗読 (ルカ6.6-11)

ルカによる福音

 6〔ある〕安息日に、イエスは会堂に入って教えておられた。そこに一人の人がいて、その右手が萎えていた。 7律法学者たちやファリサイ派の人々は、訴える口実を見つけようとして、イエスが安息日に病気をいやされるかどうか、注目していた。 8イエスは彼らの考えを見抜いて、手の萎えた人に、「立って、真ん中に出なさい」と言われた。その人は身を起こして立った。 9そこで、イエスは言われた。「あなたたちに尋ねたい。安息日に律法で許されているのは、善を行うことか、悪を行うことか。命を救うことか、滅ぼすことか。」 10そして、彼ら一同を見回して、その人に、「手を伸ばしなさい」と言われた。言われたようにすると、手は元どおりになった。 11ところが、彼らは怒り狂って、イエスを何とかしようと話し合った。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 先日に続いて安息日に関する話し。今日の直前の箇所では、安息日に麦の穂を摘んで食べたことをとがめたファリサイ派の人々へのイエスの対応だったが、今日は、病気のいやしも安息日の掟に反するとする律法学者やファリサイ派の人々の考えに対するイエスの挑戦がテーマである。
 安息日の掟によれば、安息日には一切の仕事を控える、ということで、病人の治療行為さえも、それが命にかかわることでなければ禁止されていた。イエスは、敢えて、そうした考え方に挑戦される。手の萎えた人、と言えば、直ちにいのちにかかわる病人ではなく、翌日に延ばすこともできる。しかし、イエスは敢えてその人に「手を伸ばしなさい」と言い、その人の承諾をもって、いやしの業を行われた。イエスの行いを見て、彼らは怒り狂い、イエスを何とかしようと話し合った、とある。
 いやしの業に先立ってイエスは言われる、「安息日に律法で許されているのは、善を行うことか、悪を行うことか。命を救うことか、滅ぼすことか」。安息日の掟は、十戒に定められた大事な掟。しかし、律法の根本にある、神への愛と隣人への愛は、掟に勝るものであることを、わたしたちに思いださせるのではないか。
 一度定められた規則を、つい絶対視しようとする人間のあやまち、かたくなさを退け、その根本にあるもの、命の尊厳、人格の尊重を、命を懸けて守ろうとされたイエスの思いにしばし心を向けよう。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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