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教皇の意向:子を失った親 (11月)

年間第三十四金曜日(12/1)

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天地は滅びるが、わたしの言葉は決して滅びない

ルカ21:33
集会祈願

🌸 第一朗読 (ダニエル7.)

2ある夜、わたしは幻を見た。見よ、天の四方から風が起こって、大海を波立たせた。 3すると、その海から四頭の大きな獣が現れた。それぞれ形が異なり、 4第一のものは獅子のようであったが、鷲の翼が生えていた。見ていると、翼は引き抜かれ、地面から起き上がらされて人間のようにその足で立ち、人間の心が与えられた。 5第二の獣は熊のようで、横ざまに寝て、三本の肋骨を口にくわえていた。これに向かって、「立て、多くの肉を食らえ」という声がした。 6次に見えたのはまた別の獣で、豹のようであった。背には鳥の翼が四つあり、頭も四つあって、権力がこの獣に与えられた。 7この夜の幻で更に続けて見たものは、第四の獣で、ものすごく、恐ろしく、非常に強く、巨大な鉄の歯を持ち、食らい、かみ砕き、残りを足で踏みにじった。他の獣と異なって、これには十本の角があった。 8その角を眺めていると、もう一本の小さな角が生えてきて、先の角のうち三本はそのために引き抜かれてしまった。この小さな角には人間のように目があり、また、口もあって尊大なことを語っていた。 9なお見ていると、
王座が据えられ
「日の老いたる者」がそこに座した。
その衣は雪のように白く
その白髪は清らかな羊の毛のようであった。
その王座は燃える炎
その車輪は燃える火
10その前から火の川が流れ出ていた。
幾千人が御前に仕え
幾万人が御前に立った。
裁き主は席に着き
巻物が繰り広げられた。
11さて、その間にもこの角は尊大なことを語り続けていたが、ついにその獣は殺され、死体は破壊されて燃え盛る火に投げ込まれた。 12他の獣は権力を奪われたが、それぞれの定めの時まで生かしておかれた。
13夜の幻をなお見ていると、
見よ、「人の子」のような者が天の雲に乗り
「日の老いたる者」の前に来て、そのもとに進み
14権威、威光、王権を受けた。
諸国、諸族、諸言語の民は皆、彼に仕え
彼の支配はとこしえに続き
その統治は滅びることがない。

🌸 答唱詩編 詩編148 典20 ⑥⑦

アレルヤ唱 典274 ⑥

🌸 福音朗読 (ルカ21.29-33)

ルカによる福音

 29〔そのとき、イエスは弟子たちに〕たとえを話された。「いちじくの木や、ほかのすべての木を見なさい。 30葉が出始めると、それを見て、既に夏の近づいたことがおのずと分かる。 31それと同じように、あなたがたは、これらのことが起こるのを見たら、神の国が近づいていると悟りなさい。 32はっきり言っておく。すべてのことが起こるまでは、この時代は決して滅びない。 33天地は滅びるが、わたしの言葉は決して滅びない。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 エルサレムの滅亡や世の終わりについての一連の説教は、イエスの有名なことで締めくくられている。「天地は滅びるが、わたしの言葉は滅びない」。すべてのものが変化し、滅んでゆく中で、唯一滅びないものがある。それは「わたしの言葉」だという発言。言葉があまりにも軽々しく飛び交い、言葉ほど軽いものはない、と思われる時代に、どのように受け取られるだろうか。

 聖書の中で、言葉は、決して、軽いものではなく、ついでに添えられるものでもない。むしろ、すべてのものの存在に先だつものとして神の言葉は考えられている。創世記は語る、「神が言われた。そのようになった」と。神の言葉はないものを生み出す、創造的な働きをするのもので、すべてのものは神の言葉によって造られた、と考えられている。だからこそ、存在するすべてのものに、神の刻印が刻まれているのだ。

 こうした考えを受け継いだヨハネ福音書は、冒頭で、「初めに言があった」と断言する。そして、「この言は、初めに神と共にあった。万物は言によって成った」という。さらに、彼の福音の中心は、「言が肉となって、わたしたちの間に宿られた」という神秘である。人となられた神の言である方が語る言葉は、人を生かし、支え、力づける、命の言葉である。すべての破壊に打ち勝つ力をもった創造的な言葉である。そんな言葉を聞いた幸いに感謝し、滅びることのない言葉への信頼を深めてゆこう。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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