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教皇の意向:希望の巡礼者 (12月)

四旬節第三水曜日(3/15)

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わたしが教える掟と法を忠実に行いなさい

申命記4:1
集会祈願

🌸 第一朗読 (申命記4:1、5-9)

申命記

 〔モーセは民に言った。〕1イスラエルよ。今、わたしが教える掟と法を忠実に行いなさい。そうすればあなたたちは命を得、あなたたちの先祖の神、主が与えられる土地に入って、それを得ることができるであろう。
 5見よ、わたしがわたしの神、主から命じられたとおり、あなたたちに掟と法を教えたのは、あなたたちがこれから入って行って得る土地でそれを行うためである。 6あなたたちはそれを忠実に守りなさい。そうすれば、諸国の民にあなたたちの知恵と良識が示され、彼らがこれらすべての掟を聞くとき、「この大いなる国民は確かに知恵があり、賢明な民である」と言うであろう。 7いつ呼び求めても、近くにおられる我々の神、主のような神を持つ大いなる国民がどこにあるだろうか。 8またわたしが今日あなたたちに授けるこのすべての律法のように、正しい掟と法を持つ大いなる国民がどこにいるだろうか。
 9ただひたすら注意してあなた自身に十分気をつけ、目で見たことを忘れず、生涯心から離すことなく、子や孫たちにも語り伝えなさい。

🌸 答唱詩編 詩編 典

アレルヤ唱 典

🌸 福音朗読 (マタイ5:17-19)

マタイによる福音

 17「わたしが来たのは律法や預言者を廃止するためだ、と思ってはならない。廃止するためではなく、完成するためである。 18はっきり言っておく。すべてのことが実現し、天地が消えうせるまで、律法の文字から一点一画も消え去ることはない。 19だから、これらの最も小さな掟を一つでも破り、そうするようにと人に教える者は、天の国で最も小さい者と呼ばれる。しかし、それを守り、そうするように教える者は、天の国で大いなる者と呼ばれる。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 3年間、人々の生活を縛り、不安をあおって来たコロナがようやく収束期を迎え、いよいよ、マスクや検温、手指の消毒、3密等の束縛から解放され、自由に生きる時が来たという、安堵感が漂う日々となった。
イエスがお出でになって新しい教えを説かれたとき、人々は解放感に浸ると共に、一種の不安を感じていたかもしれない。特に、保守的なユダヤ教徒の中には、はたしてこれでよいのだろうかと。後に、だれにも負けない熱心な福音宣教者となったパウロも、当初は、そのように感じていただろう。
 そこで、イエスは言われる、「わたしが来たのは律法や預言者を廃止するためだ、と思ってはならない。廃止するためではなく、完成するためである」と。「律法や預言者」と言えば、旧約聖書全体を指す言葉。それを廃止するのではない、と言うことは、旧約聖書全体を守り、無視しない、ということで、細かい律法の規則や命令は、もはや何の効力も持たなくなった、と考えた人がいたかもしれない。実際、初代教会には、旧約聖書を一切認めない異端(マルキオン派)も生じた。しかし、イエスは、「律法の文字から一点一画も消え去ることはない」とも言われる。つまり、旧約聖書、特に、律法に記された一切の掟がなくなったということではない、と断言される。つまり、掟の一つ一つに込められた意味―いのちを守り、真の命に与るーを大切にする、ということは少しも損なわれるものではない、ということではないか。
 旧約を通して準備され、イエスにおいて完成された、真のいのちへの道を一層深く悟る恵みを祈ろう。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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