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教皇の意向:子を失った親 (11月)

降誕前日(12/24)

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恐れなく主に仕える。

ルカ1:74
集会祈願

🌸 第一朗読 (サムエル下7:1-5、8b-12、14a、16)

サムエル記
 1王は王宮に住むようになり、主は周囲の敵をすべて退けて彼に安らぎをお与えになった。 2王は預言者ナタンに言った。「見なさい。わたしはレバノン杉の家に住んでいるが、神の箱は天幕を張った中に置いたままだ。」 3ナタンは王に言った。「心にあることは何でも実行なさるとよいでしょう。主はあなたと共におられます。」 4しかし、その夜、ナタンに臨んだ主の言葉は次のとおりであった。
 5「わたしの僕ダビデのもとに行って告げよ。主はこう言われる。あなたがわたしのために住むべき家を建てようというのか。
 8わたしは牧場の羊の群れの後ろからあなたを取って、わたしの民イスラエルの指導者にした。 9あなたがどこに行こうとも、わたしは共にいて、あなたの行く手から敵をことごとく断ち、地上の大いなる者に並ぶ名声を与えよう。 10わたしの民イスラエルには一つの所を定め、彼らをそこに植え付ける。民はそこに住み着いて、もはや、おののくことはなく、昔のように不正を行う者に圧迫されることもない。 11わたしの民イスラエルの上に士師を立てたころからの敵をわたしがすべて退けて、あなたに安らぎを与える。主はあなたに告げる。主があなたのために家を興す。 12あなたが生涯を終え、先祖と共に眠るとき、あなたの身から出る子孫に跡を継がせ、その王国を揺るぎないものとする。
14わたしは彼の父となり、彼はわたしの子となる。
16あなたの家、あなたの王国は、あなたの行く手にとこしえに続き、あなたの王座はとこしえに堅く据えられる。」

🌸 答唱詩編 詩編89 典38 ①④

アレルヤ唱 典257(12月24日)

🌸 福音朗読 (ルカ1:67-79)

ルカによる福音
67父ザカリアは聖霊に満たされ、こう預言した。
68「ほめたたえよ、イスラエルの神である主を。
主はその民を訪れて解放し、
69我らのために救いの角を、
僕ダビデの家から起こされた。
70昔から聖なる預言者たちの口を通して
語られたとおりに。
71それは、我らの敵、
すべて我らを憎む者の手からの救い。
72主は我らの先祖を憐れみ、
その聖なる契約を覚えていてくださる。
73これは我らの父アブラハムに立てられた誓い。
こうして我らは、
74敵の手から救われ、
恐れなく主に仕える、
75生涯、主の御前に清く正しく。
76幼子よ、お前はいと高き方の預言者と呼ばれる。
主に先立って行き、その道を整え、
77主の民に罪の赦しによる救いを
知らせるからである。
78これは我らの神の憐れみの心による。
この憐れみによって、
高い所からあけぼのの光が我らを訪れ、
79暗闇と死の陰に座している者たちを照らし、
我らの歩みを平和の道に導く。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 ザカリアの賛歌。聖書の見出しには、「ザカリアの預言」とも銘打たれている。これも、「教会の祈り」の中で、毎日朝の祈りの結びに必ず歌われる賛美の歌。
 イエスの誕生、それに先立つ洗礼者ヨハネの誕生にあたって、主を賛美する人たちが登場する。ザカリア、エリサベト、シメオン、アンナ、いずれも老人。老人であると言うことは、単に年齢が進んでいるということではない。過去を、現在と結びつけることのできる人。旧約を新約に橋渡しする人。「ダビデの家」、「預言者たち」、「われらの先祖」、「われらの父アブラハム」、すべて旧約聖書に登場する主役たち。かつて、そうした先祖たちに働きかけた主が、今、新しい時を開こうとしておられる。それを察知するのは、権力の座についている指導者たちではない。律法に詳しい学者たちでもない。むしろ、信仰深い庶民、イスラエルの救いを、救い主についての預言の成就をひたすら待ち望んでいた貧しい人々、彼らに啓示の光があらわにされる。
 賛歌の前半は、旧約時代に神がなされた救いの御業を想起しながら、来たるべき時代に神があらたに示される救いへの待望を語る。後半は、新たな時代の先駆けとなる洗礼者ヨハネに対する期待、そして、救い主イエスの登場への希望を伝えている。
 そんな神ご自身の周到なはからいによって準備された救い主の誕生に向けて、今、静かに心を整える時を過ごそう。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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