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教皇の意向:希望の巡礼者 (12月)

降誕二日前(12/23)

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主がエリサベトを大いに慈しまれた。

ルカ1:58
集会祈願

🌸 第一朗読 (マラキ3:1-4、23-24)

マラキの預言
1見よ、わたしは使者を送る。
彼はわが前に道を備える。
あなたたちが待望している主は
突如、その聖所に来られる。
あなたたちが喜びとしている契約の使者
見よ、彼が来る、と万軍の主は言われる。
2だが、彼の来る日に誰が身を支えうるか。
彼の現れるとき、誰が耐えうるか。
彼は精錬する者の火、洗う者の灰汁のようだ。
3彼は精錬する者、銀を清める者として座し
レビの子らを清め
金や銀のように彼らの汚れを除く。
彼らが主に献げ物を
正しくささげる者となるためである。
4そのとき、ユダとエルサレムの献げ物は
遠い昔の日々に
過ぎ去った年月にそうであったように
主にとって好ましいものとなる。
23見よ、わたしは
大いなる恐るべき主の日が来る前に
預言者エリヤをあなたたちに遣わす。
24彼は父の心を子に
子の心を父に向けさせる。
わたしが来て、破滅をもって
この地を撃つことがないように。

🌸 答唱詩編 詩編25  典137 ①③

アレルヤ唱 典257(12月23日)

🌸 福音朗読 (ルカ1:57-66)

ルカによる福音
 57さて、月が満ちて、エリサベトは男の子を産んだ。 58近所の人々や親類は、主がエリサベトを大いに慈しまれたと聞いて喜び合った。 59八日目に、その子に割礼を施すために来た人々は、父の名を取ってザカリアと名付けようとした。 60ところが、母は、「いいえ、名はヨハネとしなければなりません」と言った。 61しかし人々は、「あなたの親類には、そういう名の付いた人はだれもいない」と言い、 62父親に、「この子に何と名を付けたいか」と手振りで尋ねた。 63父親は字を書く板を出させて、「この子の名はヨハネ」と書いたので、人々は皆驚いた。 64すると、たちまちザカリアは口が開き、舌がほどけ、神を賛美し始めた。 65近所の人々は皆恐れを感じた。そして、このことすべてが、ユダヤの山里中で話題になった。 66聞いた人々は皆これを心に留め、「いったい、この子はどんな人になるのだろうか」と言った。この子には主の力が及んでいたのである。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 クリスマスがいよいよ二日後に迫っているが、福音は、洗礼者ヨハネの誕生の模様を伝える。「月が満ちて、エリサベトは男の子を生んだ。近所の人々や親類は、主がエリサベトを大いに慈しまれたと聞いて喜び合った」と。年老いて、子どもをあきらめかけていた夫婦が子どもを授かれば、喜ばない人はいないはず。それだけでも、奇跡と言ってもおかしくないが、喜びは、子どもの命名を巡ってさらに大きくなる。
 子どもの名は、当時、父親の名をつけるのが普通だったようだが、エリサベトは、人々の予想に反して、「ヨハネ」と主張する。ヨハネは、ヘブライ語でヨハナン、すなわち、神は憐れみ深い、という意味である。年老いて授かった子が、まさに、神のあわれみを体現するものだということ、しかも、口の利けなくなった夫ザカリアも申し合わせたように、その名―ヨハネに同意することで、人々は一層驚き、神を賛美する。
 神の歴史への介入は、そのようなもの。神の独り子は、人々を驚かす方法で人間の世界にかかわってこられるが、それは、決して、人間世界の秩序を破壊するような形ではなく、静かに、それを受け入れようとする人に示されるが、無関心の人、無視しようとする人には、見ることのできないような方法で入って来られるのだ。
わたしたちの人生にも、同じことが起きるのではないか。静かな心、開かれた心、待ち受ける心のあるところに、神はそっとやって来られる。そんな心で主の降誕を迎えよう。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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