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教皇の意向:子を失った親 (11月)

復活節第六土曜日(5/11)

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願いなさい。そうすれば与えられ

ヨハネ16:24
集会祈願

🌸 第一朗読 (使徒言行録18.23-28)

  23パウロはしばらくここで過ごした後、また旅に出て、ガラテヤやフリギアの地方を次々に巡回し、すべての弟子たちを力づけた。
 24さて、アレクサンドリア生まれのユダヤ人で、聖書に詳しいアポロという雄弁家が、エフェソに来た。 25彼は主の道を受け入れており、イエスのことについて熱心に語り、正確に教えていたが、ヨハネの洗礼しか知らなかった。 26このアポロが会堂で大胆に教え始めた。これを聞いたプリスキラとアキラは、彼を招いて、もっと正確に神の道を説明した。 27それから、アポロがアカイア州に渡ることを望んでいたので、兄弟たちはアポロを励まし、かの地の弟子たちに彼を歓迎してくれるようにと手紙を書いた。アポロはそこへ着くと、既に恵みによって信じていた人々を大いに助けた。 28彼が聖書に基づいて、メシアはイエスであると公然と立証し、激しい語調でユダヤ人たちを説き伏せたからである。

🌸 答唱詩編 詩編47 典33 ③④

アレルヤ唱 典267 ⑥

🌸 福音朗読 (ヨハネ16.23b-28)

ヨハネによる福音
  23〔そのとき、イエスは弟子たちに言われた。〕はっきり言っておく。あなたがたがわたしの名によって何かを父に願うならば、父はお与えになる。 24今までは、あなたがたはわたしの名によっては何も願わなかった。願いなさい。そうすれば与えられ、あなたがたは喜びで満たされる。」
 25「わたしはこれらのことを、たとえを用いて話してきた。もはやたとえによらず、はっきり父について知らせる時が来る。 26その日には、あなたがたはわたしの名によって願うことになる。わたしがあなたがたのために父に願ってあげる、とは言わない。 27父御自身が、あなたがたを愛しておられるのである。あなたがたが、わたしを愛し、わたしが神のもとから出て来たことを信じたからである。 28わたしは父のもとから出て、世に来たが、今、世を去って、父のもとに行く。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 晩餐の説教も終わりの部分に入る。今日の箇所の中心には「祈り」がある。イエスは、「山上の説教」でも祈りについて教えられた。「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる」とある。あまりにも有名な言葉。自分の力に頼って、自信を失い、挫折し、無力感に打ちのめされる時、あらためて立ち返るべき原点と言えるかもしれない。
 ヨハネが記す晩餐の説教の中で、イエスは何を付け加えようとされたのだろうか。イエスは言われる、「願いなさい。そうすれば与えられ、あなたがたは喜びで満たされる」と。さらに、「あなたがたがわたしの名によって何かを願うならば、父はお与えになる」と。わたしたちは、毎日、祈るときに十字架のしるしをし、「父と子と聖霊のみ名によって」と祈る。さらに、典礼の祈りは、必ず、「主イエス・キリストによって」と結ぶ。
 それこそ、わたしたちキリスト者の祈りの特徴であり、いただいた大きな恵みである。「イエスの名によって祈る」とは、父から遣わされ、人となってわたしたち人間が経験する喜びと苦しみのすべてをご自分のものとされ、最後に、愛する父にすべてをお返しになった、父と一体であり、神の子であるイエスによって祈ることである。神と人との架け橋となられたこの方に向けられた人間の祈りが、父なる神に聞き入れられないはずはないことを、イエスは苦しみの前に、弟子たちに教えられたのだ。
 あらためて、わたしたちの祈りの奥深さを悟る恵みを願い、心をこめて祈りを捧げよう。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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