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教皇の意向:子を失った親 (11月)

待降節第二火曜日(12/7)

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ある人が羊を百匹持っていて、

マタイ18:12

聖アンブロジオ司教教会博士 記念日

集会祈願

🌸 第一朗読 (イザヤ40.1-11)

1慰めよ、わたしの民を慰めよと
あなたたちの神は言われる。
2エルサレムの心に語りかけ
彼女に呼びかけよ
苦役の時は今や満ち、彼女の咎は償われた、と。
罪のすべてに倍する報いを
主の御手から受けた、と。
3呼びかける声がある。
主のために、荒れ野に道を備え
わたしたちの神のために、荒れ地に広い道を通せ。
4谷はすべて身を起こし、山と丘は身を低くせよ。
険しい道は平らに、狭い道は広い谷となれ。
5主の栄光がこうして現れるのを
肉なる者は共に見る。
主の口がこう宣言される。
6呼びかけよ、と声は言う。
わたしは言う、何と呼びかけたらよいのか、と。
肉なる者は皆、草に等しい。
永らえても、すべては野の花のようなもの。
7草は枯れ、花はしぼむ。
主の風が吹きつけたのだ。
この民は草に等しい。
8草は枯れ、花はしぼむが
わたしたちの神の言葉はとこしえに立つ。
9高い山に登れ
良い知らせをシオンに伝える者よ。
力を振るって声をあげよ
良い知らせをエルサレムに伝える者よ。
声をあげよ、恐れるな
ユダの町々に告げよ。
見よ、あなたたちの神
10見よ、主なる神。
彼は力を帯びて来られ
御腕をもって統治される。
見よ、主のかち得られたものは御もとに従い
主の働きの実りは御前を進む。
11主は羊飼いとして群れを養い、御腕をもって集め
小羊をふところに抱き、その母を導いて行かれる。

🌸 答唱詩編 詩編96 典148 ①④

アレルヤ唱 典256 ⑫

🌸 福音朗読 (マタイ18.12-14)

マタイによる福音
 12〔そのとき、イエスは弟子たちに言われた。〕あなたがたはどう思うか。ある人が羊を百匹持っていて、その一匹が迷い出たとすれば、九十九匹を山に残しておいて、迷い出た一匹を捜しに行かないだろうか。 13はっきり言っておくが、もし、それを見つけたら、迷わずにいた九十九匹より、その一匹のことを喜ぶだろう。 14そのように、これらの小さな者が一人でも滅びることは、あなたがたの天の父の御心ではない。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 今日の福音書の後半は、主イエスが百匹のうちで迷い出た一匹をさがしに出かけたという話を語っています。「迷い出る」とは「横道へ逸れる」「道に迷う」などというニュアンスですが、イメージされる状況は、群を集めてみたら一匹見当たらないということでしょう。 羊飼いはそっくりな羊の微妙な違いを見分けることができ、それぞれに名前を付けていると言います。これは比喩的に、主イエスが一人一人の弟子を知り、見分け、その体調をよくご存知であることを表しているのです。そして、ここでは、一人の弟子が誘惑に遭い、罪を犯し、神のもとから離れてしまったことが想定されています。

 この話を文字通りに取るということではなく、その羊飼いが一匹に対して抱いている関心の強さ、愛の深さです。私たちが主イエス・キリストのからだの一部です。誰一人として、罪がなくなったからキリストのからだの一部とされたのではありません。赦された罪人として、キリストのからだの一部分となったのです。ですから、主イエスが迷い出た一人の信徒を探し求めるとは、ご自分のからだの一部がなくなり、痛み、どうしても取り戻したくて歩き回るということなのです。私たちは、靴に小石が入るだけで歩きにくく感じるのではないでしょうか。指の一本でも怪我をすれば、生活が困難になるのではありませんか。主イエスにとって、一人の信徒が迷い出たというのは、まさしくそういうことなのです。

 「そのように、これらの小さな者が一人でも滅びることは、あなた方の天の父のみ心ではない」という結論が述べられています。確かに、慈しみ深い父である神はすべての人を救おうと思って、主イエスを私たちのところに送ってくださいました。主イエスは絶えず私たち一人ひとりを捜しまわって、十字架まで私たちのためにご自分のいのちを捧げてくださいました。この限りない愛に対して、私たちは感謝深い心を持ちながら、他の迷い出た人、特に貧しい人や苦しんでいる人などを捜しに出かけて、主イエスの道、神の慈しみを示すという使命を果たす必要があります。それができるために、聖霊の導きを願い求めましょう。

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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