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教皇の意向:子を失った親 (11月)

年間第二土曜日(1/20)

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一同は食事をする暇もないほど

マルコ3:20

(聖ファビアノ教皇殉教者)、(聖セバスチアノ殉教者)

集会祈願

🌸 第一朗読 (サムエル下1.1-4、11-12、19、23-27)

 1サウルが死んだ後のことである。ダビデはアマレク人を討ってツィクラグに帰り、二日過ごした。 2三日目に、サウルの陣営から一人の男がたどりついた。衣服は裂け、頭に土をかぶっていた。男はダビデの前に出ると、地にひれ伏して礼をした。 3ダビデは尋ねた。「どこから来たのだ。」「イスラエルの陣営から逃れて参りました」と彼は答えた。 4「状況はどうか。話してくれ」とダビデは彼に言った。彼は言った。「兵士は戦場から逃げ去り、多くの兵士が倒れて死にました。サウル王と王子のヨナタンも亡くなられました。」
 11ダビデは自分の衣をつかんで引き裂いた。共にいた者は皆それに倣った。 12彼らは、剣に倒れたサウルとその子ヨナタン、そして主の民とイスラエルの家を悼んで泣き、夕暮れまで断食した。
19イスラエルよ、「麗しき者」は
お前の高い丘の上で刺し殺された。
ああ、勇士らは倒れた。
23サウルとヨナタン、愛され喜ばれた二人
鷲よりも速く、獅子よりも雄々しかった。
命ある時も死に臨んでも
二人が離れることはなかった。
24泣け、イスラエルの娘らよ、サウルのために。
紅の衣をお前たちに着せ
お前たちの衣の上に
金の飾りをおいたサウルのために。
25ああ、勇士らは戦いのさなかに倒れた。
ヨナタンはイスラエルの高い丘で刺し殺された。
26あなたを思ってわたしは悲しむ
兄弟ヨナタンよ、まことの喜び
女の愛にまさる驚くべきあなたの愛を。
27ああ、勇士らは倒れた。
戦いの器は失われた。

🌸 答唱詩編 詩編80 典80 ②③

アレルヤ唱 典509 ⑦

🌸 福音朗読 (マルコ3.20-21)

マルコによる福音

 20〔そのとき、〕イエスが家に帰られると、群衆がまた集まって来て、一同は食事をする暇もないほどであった。 21身内の人たちはイエスのことを聞いて取り押さえに来た。「あの男は気が変になっている」と言われていたからである。 

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 今日、私たちはイエスが「家に帰った」と言われた。しかし、また別の機会にイエスは「頭を横たえるところがない」と言うだろう。もちろん、どこでもイエスの家になることができる、あるいは、家とはイエスがおられる場所だと言うこともできる。私たちはすでに、イエスが弟子たち、イエスの言うことに熱心に耳を傾ける人たちとともに集まっている「家」や「うち」について言及しているのを見てきた。

 同時に、あまりに多くの人々がイエスを探しに来たため、イエスは食事をする暇さえなかった。これは、この後の展開とは対照的である。このような人気は、特に彼の家族に歓迎されるだろうと思うかもしれない──栄光の反映のようなものだ。

 それどころか、彼は家族にとって恥ずべき存在なのだ。彼は「気が狂ってしまった」と思われている。宗教指導者たち、ファリサイ派の人々や律法学者たちと対立しているのだから、彼は「気が狂っている」のだろうと。それは、癒し主であるイエスとの関係を理由に息子と関わりを持ちたがらなかった、生まれつきの盲人の両親を思い出させる。本物のラビが罪人、取税人、売春婦、らい病人、追放された者たちと楽しそうに一緒にいるところを見るはずがないからだ。

 同様に、エルサレムからはるばるやって来た律法の教師たち(イエスの知らせは今やそこまで届いているに違いない)は、イエスは悪霊の王子に取り憑かれているに違いない、彼が他の悪霊を追い出したのは悪霊の王子の力によるものだ、と言っていた。

 イエスが経験されたことから、イエスに従う者たちは、真理と兄弟愛に基づいて生活しているからといって、その見返りとして賞賛され、尊敬され、愛されることを期待してはならない。イエス以降、真のキリスト信者は誤解や反対、さらには言葉や身体による暴力に直面してきた。そしてそれは、時には自分たちのコミュニティ内部からである。

LivingSpaceより

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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