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教皇の意向:子を失った親 (11月)

年間第三火曜日(1/23)

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神の御心を行う人こそ、わたしの兄弟、

マルコ3:35
集会祈願

🌸 第一朗読 (サムエル下6・12b-15、17-19)

 12ダビデ王は直ちに出かけ、喜び祝って神の箱をオベド・エドムの家からダビデの町に運び上げた。 13主の箱を担ぐ者が六歩進んだとき、ダビデは肥えた雄牛をいけにえとしてささげた。 14主の御前でダビデは力のかぎり踊った。彼は麻のエフォドを着けていた。 15ダビデとイスラエルの家はこぞって喜びの叫びをあげ、角笛を吹き鳴らして、主の箱を運び上げた。
 17人々が主の箱を運び入れ、ダビデの張った天幕の中に安置すると、ダビデは主の御前に焼き尽くす献げ物と和解の献げ物をささげた。 18焼き尽くす献げ物と和解の献げ物をささげ終わると、ダビデは万軍の主の御名によって民を祝福し、 19兵士全員、イスラエルの群衆のすべてに、男にも女にも、輪形のパン、なつめやしの菓子、干しぶどうの菓子を一つずつ分け与えた。民は皆、自分の家に帰って行った。

🌸 答唱詩編 詩編 典

アレルヤ唱 典

🌸 福音朗読 (マルコ3・31-35)

マルコによる福音

 31イエスの母と兄弟たちが来て外に立ち、人をやってイエスを呼ばせた。 32大勢の人が、イエスの周りに座っていた。「御覧なさい。母上と兄弟姉妹がたが外であなたを捜しておられます」と知らされると、 33イエスは、「わたしの母、わたしの兄弟とはだれか」と答え、 34周りに座っている人々を見回して言われた。「見なさい。ここにわたしの母、わたしの兄弟がいる。 35神の御心を行う人こそ、わたしの兄弟、姉妹、また母なのだ。」

奉納祈願

拝領祈願

🌸 分かち合い

 先週、身内の人々がイエスが気が変になったと思って、イエスを取り押さえに来た話が読まれた。今日は、お身内の方々が外に立って、イエスを呼びに人を送って来られたとき、イエスは、「わたしの母、わたしの兄弟とはだれか」と問われる。いよいよ、イエスはおかしい、と思われても仕方がないような応対の仕方である。
 身内、あるいは、血のつながりが何にもまさる強い縁であることは、ユダヤ人に限らず、どの民族にも言えること。日本でも、いざという時、いのちにかかわるような状態になった時、呼ばれるのは家族。修道者のように、家を出た人、家族を持たない生き方をする人は、なかなか理解されない。また、だれかが財産を残して死んだ場合、相続権のあるのは、配偶者、子、親、そして、兄弟。生前の関係がどのようなものであっても、血のつながりが、最優先される。そうした人間社会の常識に挑戦するかのように、イエスは「わたしの母、わたしの兄弟とはだれか」と言われる。
 そして、イエスは、そうした人間の常識に代わる、新しい人間関係の形を提唱する。「神の御心を行う人こそ、わたしの兄弟、姉妹、また母なのである。」だれにでも開かれた、ただ一つの条件で結ばれた新しい絆、それは、神の御心を第一にして生きる人。神は家族の絆を超えたより普遍的な愛をもって、すべての人を受け入れられるからではないか。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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