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教皇の意向:子を失った親 (11月)

四旬節第三木曜日(3/16)

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イエスは悪霊を追い出しておられた

ルカ11:14
集会祈願

🌸 第一朗読 (エレミヤ7:23-28)

エレミヤの預言

 〔主は言われる。〕わたしは次のことを〔わたしの民〕に命じた。「わたしの声に聞き従え。そうすれば、わたしはあなたたちの神となり、あなたたちはわたしの民となる。わたしが命じる道にのみ歩むならば、あなたたちは幸いを得る。」 24しかし、彼らは聞き従わず、耳を傾けず、彼らのかたくなで悪い心のたくらみに従って歩み、わたしに背を向け、顔を向けなかった。 25お前たちの先祖がエジプトの地から出たその日から、今日に至るまで、わたしの僕である預言者らを、常に繰り返しお前たちに遣わした。 26それでも、わたしに聞き従わず、耳を傾けず、かえって、うなじを固くし、先祖よりも悪い者となった。
 27あなたが彼らにこれらすべての言葉を語っても、彼らはあなたに聞き従わず、呼びかけても答えないであろう。 28それゆえあなたは彼らに言うがよい。「これは、その神、主の声に聞き従わず、懲らしめを受け入れず、その口から真実が失われ、断たれている民だ。」

🌸 答唱詩編 詩編 典

アレルヤ唱 典

🌸 福音朗読 (ルカ11:14-23)

ルカによる福音

 〔そのとき、〕14イエスは悪霊を追い出しておられたが、それは口を利けなくする悪霊であった。悪霊が出て行くと、口の利けない人がものを言い始めたので、群衆は驚嘆した。 15しかし、中には、「あの男は悪霊の頭ベルゼブルの力で悪霊を追い出している」と言う者や、 16イエスを試そうとして、天からのしるしを求める者がいた。 17しかし、イエスは彼らの心を見抜いて言われた。「内輪で争えば、どんな国でも荒れ果て、家は重なり合って倒れてしまう。 18あなたたちは、わたしがベルゼブルの力で悪霊を追い出していると言うけれども、サタンが内輪もめすれば、どうしてその国は成り立って行くだろうか。 19わたしがベルゼブルの力で悪霊を追い出すのなら、あなたたちの仲間は何の力で追い出すのか。だから、彼ら自身があなたたちを裁く者となる。 20しかし、わたしが神の指で悪霊を追い出しているのであれば、神の国はあなたたちのところに来ているのだ。 21強い人が武装して自分の屋敷を守っているときには、その持ち物は安全である。 22しかし、もっと強い者が襲って来てこの人に勝つと、頼みの武具をすべて奪い取り、分捕り品を分配する。 23わたしに味方しない者はわたしに敵対し、わたしと一緒に集めない者は散らしている。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 イエスが、多くの病気を癒されたことが聖書に記されている。目の不自由な人、耳の聞こえない人、足の不自由な人、そして、最も恐れられていた「重い皮膚病の人」等。そして、今日の福音にあるように、口の利けない人がものを言えるようにもされた。「群衆は驚嘆した」、と記されている。まさに、当時の人々にとって、それは、俄かには信じられない驚くべきことであったに違いない。イエスは、「わたしが神の指で悪霊を追い出しているのであれば、神の国はあなたたちのところに来ているのだ」と言われる。イエスは、神だけがおできになる創造的な力をもっていやしの業を行われ、神の国が近づいていることをお示しになるのだ。しかし、そうした神の働きを認めようとしない人は、いつの時代にもいる。
 3年間、世界を震撼させたコロナの感染は、今や収束に近づいている。しかし、人間を神から引き離そうとする悪霊の働きは、今も、これからも、人間が地上に生きる限り、無くならないであろう。人間は、繰り返し、巧妙な悪霊の誘惑に乗せられ、自ら自由を失ってゆく。神からいただいた素晴らしい賜物にもかかわらず、弱さ、思い上がり、自己中心等により、無意識のうちに、神よりも悪霊に仕える道を歩むものが少なくない。わたしたち自身も例外ではない。イエスは、そのような人間に真の自由と喜びをもたらすために、自ら弱く、小さな、蔑まれたものとなる十字架の道を選ばれ、悪霊の力を滅ぼしてくださった。生きる限り、悪霊に逆らう知恵と勇気、そして、主への大きな信頼をもって、イエスの歩まれた道を歩む恵みをお祈りしよう。(S.T. )

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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