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教皇の意向:希望の巡礼者 (12月)

復活節第六木曜日(5/9)

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あなたがたは悲しむが、その悲しみは喜びに変わる

ヨハネ16:20
集会祈願

🌸 第一朗読 (使徒言行録18.1-8)

 1〔その日、〕パウロはアテネを去ってコリントへ行った。 2ここで、ポントス州出身のアキラというユダヤ人とその妻プリスキラに出会った。クラウディウス帝が全ユダヤ人をローマから退去させるようにと命令したので、最近イタリアから来たのである。パウロはこの二人を訪ね、 3職業が同じであったので、彼らの家に住み込んで、一緒に仕事をした。その職業はテント造りであった。 4パウロは安息日ごとに会堂で論じ、ユダヤ人やギリシア人の説得に努めていた。
 5シラスとテモテがマケドニア州からやって来ると、パウロは御言葉を語ることに専念し、ユダヤ人に対してメシアはイエスであると力強く証しした。 6しかし、彼らが反抗し、口汚くののしったので、パウロは服の塵を振り払って言った。「あなたたちの血は、あなたたちの頭に降りかかれ。わたしには責任がない。今後、わたしは異邦人の方へ行く。」 7パウロはそこを去り、神をあがめるティティオ・ユストという人の家に移った。彼の家は会堂の隣にあった。 8会堂長のクリスポは、一家をあげて主を信じるようになった。また、コリントの多くの人々も、パウロの言葉を聞いて信じ、洗礼を受けた。

🌸 答唱詩編 詩編98 典149 ①③

アレルヤ唱 典267 ③

🌸 福音朗読 (ヨハネ16.16-20)

ヨハネによる福音

 16〔そのとき、イエスは弟子たちに言われた。〕「しばらくすると、あなたがたはもうわたしを見なくなるが、またしばらくすると、わたしを見るようになる。」 17そこで、弟子たちのある者は互いに言った。「『しばらくすると、あなたがたはわたしを見なくなるが、またしばらくすると、わたしを見るようになる』とか、『父のもとに行く』とか言っておられるのは、何のことだろう。」 18また、言った。「『しばらくすると』と言っておられるのは、何のことだろう。何を話しておられるのか分からない。」 19イエスは、彼らが尋ねたがっているのを知って言われた。「『しばらくすると、あなたがたはわたしを見なくなるが、またしばらくすると、わたしを見るようになる』と、わたしが言ったことについて、論じ合っているのか。 20はっきり言っておく。あなたがたは泣いて悲嘆に暮れるが、世は喜ぶ。あなたがたは悲しむが、その悲しみは喜びに変わる。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 「しばらくすると、あなたがたはもうわたしを見なくなるが、またしばらくすると、わたしを見るようになる」というのは、十字架上で亡くなられたイエスが、三日目に復活して、弟子たちの前に現れることを指すのだろう。たとえ、それが短い間であっても、先生が皆の前から姿を消し、まさにどん底に突き落とされる体験は、弟子たちにとって耐え難い経験であるに違いない。
 しかし、今日の箇所の最後に、イエスはこう言われる、「あなたがたは泣いて悲嘆に暮れるが、世は喜ぶ。あなたがたは悲しむが、その悲しみは喜びに変わる」と。「世」とは、神に敵対する力が支配する世界。イエスを非難し、裁き、死に追いやった人々の牛耳る領域。彼らは、厄介者が姿を消すことで、勝利をわがものにしたと錯覚する。しかし、それは一時的なこと。
 今日のすぐ後の箇所には、こんな言葉がある、「女は子どもを産むとき、苦しむものだ。自分の時が来たからである。しかし、子どもが生まれると、一人の人間が世に生まれ出た喜びのために、もはやその苦痛を思い出さない。」(21)また、「今はあなたがたも悲しんでいるが、しかし、わたしは再びあなたがたに会い、あなたがたは心から喜ぶことになる。その喜びをあなたがたから奪い去る者はいない。」(22)と。
 主がお与えになる喜びは、人間が自分の力で勝ち取ったときの喜びでなく、まさに、すべてを失い、無力の中に捨て置かれたとき、上から、他所から、神から与えられる無償の恵みであること、あらためて心に刻もう。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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